今では大学生でもブラインドタッチができない人が多いらしい。GIGAスクール構想で小中学生の一人にPC等の端末を持たせる状況になるとブラインドタッチができないのは非常にまずい。そこでブラインドタッチ取得の必要性や方法について言及する。
(1)ブラインドタッチ(タッチタイピング)の必要性
ブラインドタッチはPCを扱うためにほとんど必須の技能です。レポートなどの文章やプレゼン資料などの作製などでブラインドタッチができないと非常に非効率的です。高校生以下の人たちはスマホで足りるのでPCを必要ないと考えている人も多いようですが、仕事や日常生活でキーボードを使わない事は余りありません。最低限の技能としてできる限り必ずはやく身につけましょう。
(2)目標と注意
e-typingのスコアで200を超えられれば良いと思います。これくらいの実力なら余り困ることはないでしょう。
逆にやたらと速く入力するための努力は時間、労力の無駄です。ブラインドタッチは最低限度のスキルであり、できないとまずいですが、逆にいくら速く入力できても有能と評価されません。文字を速く入力する事は例えば研究や小説を書くこととは全く違います。みなさんの多くは本業を抱えているはずです。やたらと速く入力できる努力をする人たちもいますが、ブラインドタッチは補助技能であり、やり過ぎず他に必要な努力をした方がいいです。
一通りできるようになればある程度速度は自然と向上します。私は速度を上げる努力は全くした事はありませんが、ビジネスで困らない速度を自然と身に着けました。
(3)必要なお金と時間
my Typingやe-typingというネットサイトや無料のタイピング練習ソフトを使えば無料です。有料のタイピングソフトも販売されているので、それを買ってもいいでしょう。取得時間は人によりますが、1日のスキマ時間に30分くらいやって数週間から1ヶ月くらいではないかと思います。もっとかかる人もいるかもしれませんが、せいぜい2,3ヵ月とかそんなくらいだと思います。重要なのはスキマ時間に少しだけやるが継続するという事です。みなさんにとって本業は別な事のはずです。また継続しないと身に付きません。
(4)ホームポジションと単一アルファベットの入力を練習する
ブラインドタッチの基本中の基本はホームポジションです。例えばmy Typingで基本を学習してください。最初は単一アルファベット入力から学習を開始してください。
(5)短文の入力を練習する
単一アルファベットの入力に慣れてきたらe-typingなどのサイトで短文の入力練習を反復継続してください。ある程度のスコアがとれるまでがんばってください。
(6)長文の入力練習をする
短文入力ができてきたらe-typingなどのサイトで長文の入力練習を反復継続してください。これもある程度のスコアがとれるまでがんばりましょう。
(7)検定を受けてみる(やらなくてもよい)
(6)までできれば十分だと思いますが、検定を受けたい方はやってみてもよいでしょう。e-typingの模試で3級に合格できればよいのではないかと思います。3級は「正確さ・速さともに非常に高い技能です。パソコンを頻繁に利用するオフィスワークでは充分な技能レベルです。」(リンク先より)
ブラインドタッチをマスターした人は2級までは自然に合格できると思います。
解説動画や他文献などは調べればいくらでもでてくるので、わからないときはそれらを参照してください。それではみなさんがんばってください。