世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

論文撤回ランキング - 2015年6月30日

2015-06-30 22:38:07 | 社会

リトラクションウォッチによると2015年6月30日現在の論文撤回ランキングは次のとおり(写し)。

  1. Yoshitaka Fujii (total retractions: 183) Sources: Final report of investigating committee, our reporting
  2. Joachim Boldt (89) Sources: Editors in chief statement, additional coverage
  3. Peter Chen (60) Source: SAGE
  4. Diederik Stapel (54) Source: Our cataloging
  5. Hua Zhong (41) Source: Journal
  6. Adrian Maxim (38) Source: IEEE database
  7. Shigeaki Kato (36) Source: Our cataloging
  8. Hendrik Schön (36) Sources: PubMed and Thomson Scientific
  9. Hyung-In Moon (35) Source: Our cataloging
  10. Naoki Mori (32) Source: PubMed, our cataloging
  11. James Hunton (31.5, counting partial retraction as half) Source: Our cataloging
  12. Tao Liu: (29) Source: Journal
  13. Gideon Goldstein (26)
  14. Gilson Khang (22) Sources: WebCitation.org, WebCitation.org, journal
  15. Scott Reuben (22)
  16. Friedhelm Herrmann (21)
  17. John Darsee (17)
  18. Wataru Matsuyama (17)
  19. Alirio Melendez (17)
  20. Robert Slutsky (17)
  21. Ulrich Lichtenthaler (16)
  22. Maryka Quik (16)
  23. Khalid Zaman (16)
  24. Pattium Chiranjeevi (15)
  25. Marion A. Brach (14)
  26. Silvia Bulfone-Paus (13)
  27. Suresh Radhakrishnan (13)
  28. Jon Sudbø (12)
  29. Jesus Angel Lemus (12)
  30. Anil Potti (11.5, counting a partial retraction as a half)

O 30代女性研究者の論文作成法

2015-06-30 00:09:28 | 社会

O 30代女性研究者の論文は不正があり博士論文からテラトーマの画像を流用した件は捏造と認定された。捏造の科学者を読むと、驚いた事にリジェクトされた投稿論文には他にも博士論文から流用画像があったという。

いったいどのように論文を作成したのか。O 30代女性研究者は取違による単純ミスを主張しているが、そういうものではない。

前にヘンドリック・シェーンの不正事件についてのNHKスペシャルによると、調査委員が「シェーンは由来を確認せず論文のストーリーや結論にあうデータを適当にファイルからいくつか選んで論文に載せた。」と供述。故意又は著しい注意義務違反で捏造となった。

O 30代女性研究者もこんな論文作成法か。異常な作成法だったのだろう。


O 30代女性研究者がW研山梨大移転後にES細胞を混入した可能性について

2015-06-28 20:18:51 | 社会


O 30代女性研究者がW研山梨大移転後にES細胞を混入した可能性について詫摩雅子氏に質問し、遠藤高穂氏からもコメントを頂きました。参考になるので、記録しておきます。

いろいろ情報を集めると、単にES細胞を何度も混ぜたというだけではなく、STAP細胞でもFI幹細胞でも正体が複数あって、いろいろな細胞を扱ったのです。それで多くの整合的で都合のいいデータを論文に掲載したのだから、過失ではなく計画的だと思いますが、公式にはO 30代女性研究者の混入や故意性は認定されていません。

私は世間で思われているより計画的な事件だったと感じています。

O 30代女性研究者は未熟で実力が乏しかったと評価されていますが、よくこれだけ悪知恵がはたらいたなあと思います。欲しいデータを作り上げる事に関しては能力が高いのでしょうか。

O 30代女性研究者の事件は全容解明には遠い状況だと思います。解明される事を期待しています。


さんまの名探偵 推理とヒント - 端的解説2

2015-06-26 09:06:52 | スポーツ・芸能・文芸

情報を整理すると、くるよがダイヤを盗むためにパーティの晩にホールを抜け出して金庫室に忍び込み、コンタクトレンズを金庫室に落とした可能性が高いという事。

有力な証拠がないため、くるよは否定したが、ここまで証言が出ると、死体発見現場にあったコンタクトレンズはくるよのものである可能性が非常に高い。

現時点ではくるよが一番怪しいといえる。


さんまの名探偵 推理とヒント - 端的解説1

2015-06-26 09:02:33 | スポーツ・芸能・文芸

(1-3)であやこはくるよがパーティの途中から片目がかすむと言っていたと証言。くるよが金庫室に忍び込んでコンタクトレンズを落した可能性があるという事。事実なら、くるよがダイヤを盗むために金庫室に忍び込み、ダイヤを盗んでいるところを文珍に見られたので殺してしまったという可能性がある。


さんまの名探偵 推理とヒント - その1

2015-06-26 03:52:05 | スポーツ・芸能・文芸

さんまの名探偵とは?

1987年4月2日にナムコ(現在のバンダイナムコエンターテイメント)から発売されたファミコン用ソフトで、推理ゲームです。プレイヤーは探偵の明石家さんまと共に桂文珍殺人事件の捜査を行い事件を解決する事を目指します。登場人物は当時吉本興業で人気だった芸人です。舞台は主に大阪で、東京も少し登場します。

桂文珍殺人事件の概要

吉本興業の社長、吉本高行の新築別荘の完成パーティーがあった日に別荘の金庫室で桂文珍が何者かに殺害された。プレイヤーと明石家さんまは吉本高行の娘、吉本あやこの依頼を受け文珍殺人事件の捜査を開始した。

記事のスタンス

攻略サイトや動画は他にいくつか存在し、解答を得るためだけの内容だとつまらないので、事件を整理し、プレイヤーの推理の助けや面白さに役立つ事を目的に執筆したいと思います。ですから、最後まで、できるかぎり真犯人や真相については端的に語らず、読者の推理に委ねる内容にしたいと思います。また攻略的な要素を含んでも、できるだけヒントにとどめ、プレイヤーができるだけ独力で事件を解決できる楽しさを味わえるようにしたいと思います。端的な解説が欲しい方には別にリンクを張る形で紹介します。

1度に全てを作成するのは大変なので少しずつ連載したいと思います。

ゲームの楽しさ

このゲームは各場面でコマンドを網羅的に実行していけば、何とか進め、最終的に真犯人や真相がわかります。しかし、多くの証言や証拠品を集めると、ゲームの中盤あたりでも真犯人や真相がある程度推理できる作りになっています。各場面でコマンドを網羅的に実行していくだけでなく、捜査がある程度進んだら、情報を整理して推理を働かせてみるのもこのゲームの楽しさだと思います。本連載の読者の方はぜひ終盤で真相が確定的になる前に真犯人と真相を解明してほしいと思います。

ゲームのヒント

このゲームは子供向けなので、調べるべき点があからさまに示されている事が多いです。そこを調べていけば、有利にゲームを進めていけるでしょう。

記事の読み方

記事を番号の順に読んで進み必要な事をやっていけば、クリアーできます。各項目に注意すべき点が太字赤太字赤紫太字で示されています。

これらを攻略や推理に役立ててください。記事のスタンスで述べたように、解答・解説より推理や攻略の手助けが趣旨ですが、推理の端的解説を要望する方はリンク先の記事を読んでください。解答・解説を要望される方は、他のページを参照してください。

画像の著作権

全てバンダイナムコエンターテイメントに帰属します。

コマンドの説明

リンク先参照写し

(1-1)捜査開始!

まずは外へ出て墓地へ向かいましょう。

(1-2)墓地

墓地では単に金田七耕助の試練をクリアすればよいです。

真ん中で落ちている時計は一定時間落下物を止める効果があります。これを利用すれば簡単です。クリアーすると捜査メモがとれるようになりコンティニューが可能になります。

墓地はこれだけです。

☆方針1 事件の容疑者やアリバイ等の情報を得ていません。しばらくは人に関する情報を中心に集めましょう。

(1-2)吉本別荘

まずは依頼者である、あやこの部屋へ行ってみましょう。

(1-3)あやこの部屋

あやこは事件の概要を説明し、死体発見時の文珍の写真をくれます。これは必ずもちもので調べましょう。

これがその写真です。ある部分に重大なヒントがあります。それを必ず見つけてください。怪しいところはすぐわかると思います。

この重大なヒントがあった事を考えると、文珍が致命傷を負ってから少し生きていた事がわかります。

その後はあやこに事件について聞いてみましょう。

あやこによると「殺人だけではなかった。金庫にあったダイヤが盗まれてしまった。ホールから金庫室へは誰でも行けた。犯人はパーティーの出席者の中にいるはずです。」との事。

そして出席者について尋ねると「文珍、阪神、巨人、サブロー、シロー、のりお、紳助、いくよ、くるよ」と教えてくれます。

これで容疑者が判明しました。文珍は被害者ですから、現時点ではそれ以外の誰かが犯人という事になります。容疑者たちのアリバイや事件時の様子がわかりませんから、各人についてあやこに聞きましょう。

すると次の事がわかります。

阪神 パーティー時変わった様子はなかった。
巨人 文珍の死体の第一発見者
サブロー パーティー時に特に変わった様子はなかった。
シロー パーティー時はのりおとこそこそ話していた。
のりお パーティー時はシローとこそこそ話していた。
紳助  パーティー時はそわそわしていた。だいぶ酔っていた。
いくよ パーティー時は変わった様子はなかった。
くるよ パーティー時は途中から片目がかすむと言っていた。

明言はありませんが、これらの証言からもわかるとおり、あやこもパーティーに出席していた事になります。出席していなければ上の人たちの様子を知る事はできないからです。

ですから、あやこも容疑者の一人になります。しかし、あやこのアリバイについて彼女に聞くことはできません。ゲームがそういう作りになっているのです。それはなぜか?といえば、最後までやればきっとわかるでしょう。あやこのアリバイは不明とせざるを得ません。

話を聞ける人物がまだ3人いるので聞いてみましょう。

あやこ ぴっかり女子大の1年生
たかゆき パーティー時は仕事で社長室にいたので金庫室へは行っていない。なぜならパーティー会場のホールの前を通らないと金庫室へは行けないからだ
文珍 あやこは文珍の事が好きで、結婚まで考えていた。要するに文珍はあやこの婚約者。千里が丘に文珍の家がある

重要な証言が出てきました。あやこの父たかゆきはパーティー時に社長室にいて、ホール前を通らないと金庫室へは行けず、誰も金庫室へ向かうたかゆきを見ていないから、たかゆきは金庫室へ行っていないという事です。要するにこれはたかゆきのアリバイです。証言者は娘のあやこですから、信憑性は低いと思うかもしれませんが、パーティー会場には他に多くの人たちがいました。誰にも見られないようにホール前を通るのは難しいと考えられます。現時点ではたかゆきのアリバイは成立です。

あやこの証言をマップで確認してみましょう。確かにたかゆきの部屋からはホール前を通らないと金庫室へは行けません。

気づくでしょうが、あやこの部屋の前も通らないと金庫室へは行けません。では、パーティー出席者にもアリバイがあるんじゃないの? と思った方。

そこは明確な言及はありませんが、上で述べたとおり、あやこは出席者の様子を知っていましたから、あやこも出席者でホールにいたので部屋には誰にもいなかったという事でしょう。これは私の推測ですが、ゲーム内容を合理的に考えるとそういう事だと思います。この点は誤解しないように注意してください。

ですから、現時点ではパーティー出席者には誰もアリバイがないという事です。今後の聞き込みでアリバイが確認される人が出てくるかもしれません。

あやこは部屋を調べさせてくれます。さんまの男の側面が表れる事も・・・。

調べるとあやこを調べられるファンサービスやベットにあれが・・・。また話すぬいぐるみがありヒントをもらえます。ヒント以外は余り重要ではないと思います。

それにしてもあやこは部屋をくまなく調べさせてくれます。調べられても困らないという証拠ですね。凶器や重要な証拠物等、隠しているものはなさそうです

重要な証言が聞けました。整理しておきましょう。

容疑者はあやこ、たかゆき、阪神、巨人、サブロー、シロー、のりお、紳助、いくよ、くるよ。
たかゆきはホールの前を通らないと金庫室へ行けないのでアリバイ成立。
殺人だけでなくダイヤ(アフリカの星)が金庫から盗まれた。

次は死体発見現場の金庫室へ行ってみましょう。

(1-4)金庫室

ここで文珍の死体が発見されました。いろいろ調べてみましょう。事件後金庫は使われておらず、開いていて、中に何も無い事がわかります。

あやこの部屋の話すぬいぐるみがヒントをくれました。ヒントを参考にしてもいいでしょうが、ヒントがなくてもあからさまに怪しいところがわかります。そこを調べてみましょう。例えばポートピア連続殺人事件だと虫眼鏡(カーソル)を動かして証拠物を見つけなければいけない事がありますが、ノーヒントだとなかなか難しく手間です。その点、このゲームは親切だと思います。

さて調べるとコンタクトレンズが見つかります。調べてみると近眼用だとわかります。犯人の遺留品でしょうか?

必ず取っておきましょう。当たり前ですが、コンタクトレンズを落した人物は金庫室へ入ったという事です。

ここでピンとくる人もいると思います。(1-3)のあやこの証言で「片目がかすむ」と言っていた人がいました。”あの人”がコンタクトレンズの落とし主の可能性があります。(端的に言ってほしい人は端的解説1

金庫室はこれだけです。

次は吉本のホールへ行きましょう。

(1-5)吉本のホール

事件時はここでパーティーが行われていました。この部屋はあまり重要なものはなく、あるアイテムを取るだけです。

そのあるアイテムとは?

画面を見れば、何が怪しいかすぐ分かりますよね。ヒントも画像のさんまが言っています。

必ずあるアイテムを取りましょう

(1-6)たかゆきの部屋

たかゆきにも事件とアリバイについて聞くとあやこの情報と同じ事が得られます。

たかゆきは「文珍は金庫室で殺されていた。金庫室にはアフリカの星というダイヤがあった。多分犯人はダイヤが目的で、盗んでいるところを文珍に見られたので逆上のあまり殺してしまった。」と述べます。これが文珍殺害の動機候補です。ダイヤ盗難説とします。この説ではパーティ出席者全員に疑いがかかり、たかゆき一人だけが強いアリバイを持ちます。

金庫室にアフリカの星があった事も証言します。

特にアリバイはあやこが証言したとおり、パーティー時は仕事のため社長室にいて、ホール前を通らないと金庫室へは行けないと主張します。みんなに聞いて確認してくれとも。やけに自信があります。(1-3)で述べたとおり、たかゆきのアリバイは裏付けありと考えてよいと思います。

アフリカの星について聞くと、最近手に入れた200カラットのダイヤだそうです。当たり前ですが、ダイヤの所有者はたかゆきと判明します。

他にも方針1のとおり、人について聞いていきましょう。いくよやくるよについて聞くと「あいつらはダイヤの事を聞いていた。怪しいかもしれない。今日は千里が丘の毎朝テレビに出演しているはずだ。」と教えてくれます。後で訪問していくよ、くるよに話を聞いてみましょう。阪神、巨人について聞くと最近スランプと答えます

たかゆきの部屋にはトロフィーやロッカーなどがありますが、全く調べさせてもらえません。(1-3)で述べたとおり、あやこは部屋を調べさせてくれて、ベットであーんなものも見つけてしまいました。あやこが部屋を調べさせてくれたのは隠すものが無いからですが、たかゆきは対照的です

たかゆきの部屋は以上です。犯行動機候補やくるよらがダイヤに関心を示していた点は重要ですので押さえておきましょう。

(1-7)文珍の家

パソコン、扇風機、額縁、本などがあります。パソコンを調べると画面が変わります。情報が入っているかもしれないので、調べてみましょう。情報が得られるかもしれないし、得られないかもしれません。まあ、パソコン専用画面に変わるくらいですから、現時点で入手できるかは別として情報が入っているかどうかは察しが付くのではないでしょうか。どこまで調べるかはプレイヤー次第です。

他にも扇風機、額縁、本を調べたり使ったりしてみましょう。扇風機を使うにはどうしたらいいのでしょうか。コマンドをみると・・・。

額縁は単に調べるだけでなく、隠れた部分も探りましょう。結果はまあ・・・。

ここまでやるとある物を入手できるはずです。必ずある物を入手しましょう

それを入手するとすみえのボートレース場へ行けます。

(1-8)すみえのボートレース場

すみえのボートレース場へ行くとやすしがいます。やすしはパーティーに出席していませんから、容疑者から外れています。でも登場人物ですから、必ず情報を知っているはずです。できれば情報を聞きたいものです。

やすしはボートを愛しているようです。情報を聞きたい人がそういう人で、「ボートは好きか?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?

やすしにもいろいろ聞いてみましょう。聞くと事件について重要な情報を知っていて、ボートレースで勝ったら教えてくれると言います。

挑戦を受けましょう。

このボートレースはボタンを連打するだけですが、少し難しいです。しかも勝たないとクリアーできません。どうしても勝てない人は連射機能を使いましょう。それが無い人は勝てるまで何度も挑戦し一生懸命ボタンを叩いてください。実は、これがゲームで最難関という話もあります。

勝つと次の情報をくれます。

文珍が必ずうけるという世に一冊しかないネタ本を所有しており、事件以降それが行方不明。この本のネタを阪神、巨人が使っており、スランプから脱出したらしい。

(1-6)でたかゆきが確かに阪神、巨人は最近スランプと言っていました。それは間違いないでしょう。事件後に文珍所有のネタ本が行方不明になり、スランプの2人が事件後に急にいいネタを仕入れ、スランプから脱出した。これは怪しいです。素直に考えると、阪神、巨人が文珍のネタ本を奪って、そのネタを使ってスランプから脱出したと考えるのが相当です。2人がスランプから脱出するために、文珍を殺してネタ本を奪ったのでしょうか。上の赤太字の件は文珍の殺害動機候補です。この説が正しいなら、犯人はこの2人のどちらかという可能性が高くなります。この犯行動機候補をネタ本説とします。

この点は重要なので必ず把握し、後で阪神、巨人に問いただしましょう。ただ、ネタ本説が正しいなら、なぜダイヤが盗まれたのでしょうか

次は毎朝テレビでいくよ、くるよに会ってみましょう。

(1-9)毎朝テレビ

毎朝テレビにつくと、いかにも怪しいものが2つ目につきます。わかりますね?このゲームは親切です。主な対象者が子供だから、わかりやすく作ったのでしょう。

文珍の家のパソコン同様にいろいろ調べましょう。どこまで調べるかはプレイヤー次第です。

次にここに着た目的である、いくよ、くるよを呼んで、いろいろ聞いたり、物を見せたりしましょう。特に(1-4)の金庫室で見つけたコンタクトレンズ、たかゆきが2人はダイヤの事に関心を示していたという点は必ず確認しましょう。

くるよを呼んで事件について聞くと「文珍が可哀想だ。よしもとのようなやつこそ殺されれば・・・」と答えます。パーティーについて聞いても「本当は出たくなかった。よしもとの事が好きでない。」と回答。アフリカの星について聞くと「でかいダイヤだ。よしもとは私たちをこき使ってダイヤを買っている。頭にくる」と回答。くるよは高行を恨んでいるようです

アリバイについて聞くと「アリバイといってもごちゃごちゃしていたから。」と回答。くるよのアリバイはありません

各人について聞きます。

巨人について聞くと「事件以来見違えるようないい舞台をしている。あんな良いネタをどこから見つけてくるのか?」と回答。これは(1-8)でやすしが言っていたネタ本の件が関係している可能性が高いです。

阪神について聞くと「気の弱い人物だ。」と回答。

シローについては「よくのりおと一緒にいる。何か変なことをやっているのかも。今日は難波花月に出ている。」と回答。(1-3)のあやこの証言だとパーティーの時ものりおとシローはこそこそしていました。この2人は何かあるのでしょうか?

のりおについては「何かおかしな事をしているという噂がある。」
紳助については「お金に困っているという噂だ。でも昨日会った時は近いうちに大金が手に入ると言ってた。」
いくよについては「本当にまじめだ。」

と回答。

肝心のコンタクトレンズを見せると、「さあ、誰のだろう?私もコンタクトしてるけど、そんなの知らない。」と述べます。

くるよはこのくらいにしていくよを呼んでみましょう。各人について聞きましょう。

たかゆき パーティの最中、ずっと部屋にこもっていた。ホールを通らないと金庫室へはいけない。
文珍    文珍はいい人だった。
阪神    あの人は悪い事はできないと思う。パーティの晩も酔っぱらっているだけだった
巨人    文珍他殺体の第一発見者は巨人。血相を変えてホールに飛び込んできた。
サブロー  ずっとホールにいたと思う
シロー   のりおにくっついていた。ずっと一緒にいた。
のりお   ずっとホールにいて、いつものようにしょうもない事を言っていた。
紳助    パーティの晩、ギャラのことでよしもとに直談判すると息巻いていた。途中でたかゆきの部屋へ行ったようだ。
くるよ    くるよが殺人なんてとんでもない。

アリバイ  ずっとホールから離れていない。(現時点で裏付けなし)
アフリカの星 すごいダイヤだとくるよから聞いた。くるよはえらく羨ましがっていた。

コンタクトレンズを見せると、「さあ、誰のやろ。くるよちゃんも近眼やけど・・・。」と回答。

以上です。重要な情報がいくつも得られたと思います。

まず、何人かのアリバイが立証されました。たかゆきに関してはあやこの証言だけでなく、いくよの証言も合致。第三者ですから、信憑性が増しました。たかゆきが「みんなに聞いてくれ。」と自信を見せたように、ホールの前を通っていないのは確かのようです。

次に、サブロー、シロー、のりおはずっとホールにいたといくよが証言したと言えるでしょう。シローはのりおとずっと一緒にいたという事ですから、のりおがずっとホールにいたならシローもずっとホールにいたことになります。阪神もずっと酔っていただけといくよが証言しました。

ここで明らかになったアリバイ成立者はたかゆき、サブロー、シロー、のりお、阪神の5人です。

次に死体発見現場にあったコンタクトレンズですが、

(1-3)のあやこの「くるよはパーティ時は途中から片目がかすむと言っていた。」という証言。
くるよがコンタクトをしていると自認。
遺留物のコンタクトレンズは近眼用。
くるよは近眼であるといういくよの証言。
くるよにアリバイはない。

という事がわかりました。さらにたかゆきの「くるよらはダイヤの事を聞いていた。」、いくよの「くるよがすごいダイヤだと言っていた。くるよはえらく羨ましがっていた。」という証言を考えると、くるよはダイヤにとても関心を示していたと言えます。

ここまで情報がそろうと、どういう事か自然と推理がはたらくはずです。ダイヤ窃盗を文珍に見られたから逆上して殺したという動機が正しいなら・・・。(端的に言ってほしい人は端的解説2

今回はこの辺で。

※画像の著作権はバンダイナムコエンターテイメントに帰属します。


サザエさんに登場するマドンナ

2015-06-25 19:55:21 | スポーツ・芸能・文芸


あこがれの浮江さん - サザエさん

サザエさん一家の隣に住む伊佐坂家の長女、伊佐坂浮江は上の動画をみるとマドンナだ。公式ページの紹介だと

伊佐坂家の長女で、高校生。
美人でやさしくてしっかりもの。成績優秀なうえ、スポーツも万能でテニスが得意です。
おしゃれでお茶目な現代っ子タイプで、カツオやワカメのあこがれの的です。

いわゆる優等生で万能タイプ。今の子供は知らないだろうが、1980年代の放送では浜さんが隣で、浜ミツコという人が浮江と似た人だったと思う。さらにその前の隣が旧伊佐坂家だった。動画を見るとサブローが浮江に好意を持っているのか。そういえばこの人は確証のない資料では10代だった。見た目からは浮江と年齢は近いのだろう。これはネットのデマだと思うが、一橋大学を卒業!一橋大学は東大、京大に匹敵する超難関大学。無論、10代で卒業する事はできないので、リンク先の少なくとも一方の資料は間違いという事に。サブローが本当に一橋大学卒業ならかなりの優等生だったのだろう。

進展は描かれないと思いますが、サブローが浮江の事を好きならぜひ恋が成就してほしいと思います。上の動画を見た限り、恋というより憧れですね。タイトルもそうだし。


研究不正の故意性の判断

2015-06-23 00:30:55 | 社会

研究不正が疑われ、間違いを否定できない時、被告発者はほぼ必ず過失を主張する。現実には大事にしないため、この主張を鵜呑みにして不正なしと結論する調査もあるが、公正ではなく、もっと詳しい調査が必要となる。

研究不正の調査では故意性の判断がよく問題になる。研究不正に限った事ではないが主観面は自白以外に直接証拠がないから、なかなか判断が難しい。日本学術会議が調査判断の例を示すと報道されたが、未だに公開されない。本稿では過去の例を紹介する。

(1)小保方晴子の画像流用

小保方晴子は全く異なる研究だった博士論文からテラトーマの画像をSTAP論文に流用した。小保方晴子らは真正な画像があり、それと取り違えたと主張した。笹井芳樹も重要な問題と調査委員会に伝えなかった。

しかし、若山照彦が撤回を呼びかけた当時のインタビューで回答したのは「うっかりミスでは済まされない。」という事。STAP事件の書籍にも 「単純ミスでは済まされない。」という見解が示された。この画像はSTAP論文において多能性を示す有力証拠として示され、核心の一つだった。共著者の若山照彦が論文撤回を他の共著者に呼びかけたのは、この流用が発覚した事が一つの理由だった。当時のネットの様子は、3年も前の全く関係ない博士論文の画像から流用したのは過失では考え難いという意見が多かった。


「STAP細胞」は捏造なのか 2014.3.18 - 緑慎也氏のテラトーマ取違いの説明は15:50頃

動画の緑慎也氏の説明だとテラトーマ画像が核心的なデータだったので言い逃れできないと述べられた[1]。

要するに、論文の重要な画像を何の関係もない研究の画像と取り違える事は通常起らないので、うっかりミス、単純ミスではないという事だ

故意性を判断する際にデータの重要性を基準にするのは適切か。確かに重要なデータ程、きちんと確認して論文を作成するし、間違いだと重大な影響が出るので単純ミスで済まされないかもしれない。特にSTAP細胞のテラトーマ画像は新型万能細胞の有力な証拠だから、普通の研究者ならテラトーマが確認できた時に非常に嬉しく、強く印象に残るので、そういうデータを全く関係ないものと間違える事はないだろう。

しかし、小保方晴子らは不正を否定するために、あくまで過失だったと主張した。「重要な画像だし、3年前の博士論文の画像と取り違えるのは過失ではまず考えられないから、故意だ。」と指摘しても、彼女たちは納得しなかった。研究者の常識としては、そんな過失はまずないので故意の流用と見抜いた人が多かったが、もしこれだけしか証拠がなかったら理研調査委は裁判での敗訴を恐れて不正を否定したかもしれない。

第一次調査委員会がテラトーマの流用を故意の捏造と判断した重要な要因は上の説明画像で示したように、テラトーマ画像がスキャン画像を切り貼りし、文字に黒塗りを加え、隠した文字と同じ文字を上書きして画像を提示した客観面から故意性が明白である事や小保方晴子の実験ノートが断片的で訂正用画像の正しさを追跡できなかった事だった。第一次調査委員会は裁判で耐えられる明白な証拠がある場合に限って不正を認定したので、第一次調査委員会はこれらの根拠を決定的要因と考えたのだろう。

要するに、外形的、客観的な故意性の証拠がある場合や実験ノート等からデータや結果の正しさを立証できない場合は故意の不正の有力な証拠となる

おそらく、学術会議が指針を示す時は切り貼りや黒塗り等の加工の痕跡がある場合は故意の不正と見なすべきだという内容を含めるだろう。

(2)ディオバン事件

ディオバン事件は統計解析の元データがディオバンにとって有利な方向ばかりに変わっていて、京都府立医大や慈恵会医大は操作、千葉大学と滋賀医大は操作の可能性を認め論文撤回を勧告、京都府立医大と滋賀医大の責任者は引責辞任した。平成27年版科学技術白書でも本件は研究不正事件として紹介された。一般には研究不正と認識されているが、驚いた事に各大学の調査で故意性が認められたものは一つもない。公式認定はあくまで操作であって改ざんではない。

責任者等はデータの入力ミスを主張した。結論が正しければ論文を撤回する必要はないと反論し、撤回を拒む責任者もいた撤回せず修正論文を公表したが学術誌が論文を強制撤回し、責任者は引責辞任した写し撤回公告参考)。

小保方晴子同様、被告発者は不正を否定するために、ほぼ必ず過失を主張する。それを鵜呑みにした調査をしてはいけないのは前に述べたとおりだが、京都府立医大の最初の予備調査は本当にそういう調査をやってしまったお手盛り予備調査と報道された

画像の不正ではないから、一般には上の説明画像のような外形的、客観的に故意だとわかる証拠はない。しかし、各大学の調査委員会は有利な方向にデータが変わっている様を故意の改ざんに準じて扱った。公式には故意の改ざんと認定されなかったが、論文が撤回された事や責任者が辞職した事を考えると、実質的には改ざんと同様に扱われたといえる。科学技術白書も不正と扱った。

要するに、有利な方向ばかりにデータや結果を扱うと不正の有力な証拠になる

過失で有利な方向ばかりに間違えて偶然都合のいい結果を出したと考えるの非常に困難だからだ。データや結果の取り扱い方がまさに「意図的」だ。

学術会議はSTAP細胞事件やディオバン事件を先例に調査判断の方針を作るだろうから、おそらく上の事が例として含まれるかもしれない。

参考
[1]発言通りに書くと「STAP細胞である事の証拠に使う画像なので、これはもう言い逃れできない」


小保方晴子がES細胞を故意に混入させてSTAP細胞を捏造したのか?

2015-06-22 02:38:55 | 社会

STAP細胞はES細胞の混入による捏造と公式に断定された。しかし、誰が混入したのか、故意かどうか不明というのが公式見解だ。現在は騒動が収まったように見えるが、ES細胞窃盗容疑での刑事捜査が続いている。STAP細胞事件最大の不正は解明されぬままだ。

私は前に小保方晴子がES細胞を故意に混入させてSTAP細胞を捏造したと考えられると述べた。その根拠は異なる細胞を使い分けて都合のよいデータを作ったことやES細胞が何度も混入された事だ。これらの点から小保方晴子が故意に何度もES細胞を混入させたとしか考えられない。

[1]によると『ここで1つ疑問が湧く。両者(ES細胞とTS細胞)が混合されたのはいつだろうか?・・・資料では培養時に混ざった可能性は低く、遺伝子解析サンプルの調整時かその直前に混合された可能性があると指摘されている。

 CDBの自己点検検証委員会は6月12日の記者会見で、一連の遺伝子解析は論文投稿後の2013年5月から8月に行われたと語った。若山氏は山梨大に移った後のことだ。「FI幹細胞はES細胞とTS細胞の性質を併せ持つ、STAP幹細胞よりTS細胞に近い細胞」という論文の主張は固まっていただろう。論文の査読者や、実質的に論文を執筆していた笹井氏とのやりとりの中で、主張を補強する追加データを取りたいという思いもあったかもしれない。

 図2iの樹形図は、まさにその主張を完成させるデータである。小保方氏はこのデータを得るためにES細胞とTS細胞を混ぜ、遺伝子解析チームに依頼したのではないだろうか。』([1]、p60)

第二次調査委員会の調査だと若山研が理研にあった時に何者かが何度もES細胞を混入させた事が判明。リンク先で記載したとおり、外部の人物は小保方晴子の実験スケジュールや目的、どの容器でSTAP細胞を培養しているのか等の詳細な情報は知り得ないので、外部者混入の現実的可能性はない。混入者は内部者で小保方晴子の実験スケジュールや目的等の情報を詳細に知り得た人物だ。

その事と若山照彦氏が山梨大学に移った後にES細胞が混入されて遺伝子解析が行われた事を考えると、小保方晴子しか混入させられる人物がいない[2][3]。

ハーバード大学の調査がどうなったのか不明で、はやく調査結果を公表して欲しいと思っているが、そちらでもES細胞混入が判明すれば小保方晴子の混入がさらに濃くなる。状況からいって小保方晴子が名声等のために自分でES細胞を故意に混入させてSTAP細胞を捏造したと考えてほぼ間違いないが、第二次調査委員会は裁判での敗訴を恐れて非常に明白な証拠がある場合に限って研究不正を認定するというスタンスだったので、そもそも自白や目撃証言のない本件の不正認定は難しかった。

その事は裁判の問題なので、井上明久氏の名誉棄損裁判の最高裁判決でオネストエラーの立証責任を被告発者にかす等の規範を判例で示してほしいと思っている。第二次調査委員会のように小保方晴子が生データ等を故意に示さないケースまで裁判での敗訴を恐れて不正認定を避けるようでは、およそ被告発者は生データ等を提示せず不正を否定して責任から逃れるに違いない。それでは公正さや正義の点で非常にまずい。



とくダネより

小保方晴子はずっと逃げ続けていて説明しない。


ミヤネ屋より

小保方晴子が会見を開いたり説明する事はないのだろうか。

参考
[1]日経サイエンス2014年8月号 「STAP細胞の正体」
[2]現在刑事捜査中の若山研から盗まれ、小保方研で発見されたES細胞は例えば本文で述べた遺伝子解析に使われたのだろう。
[3]若山研は2013年3月に理研から山梨大に移転した。若山照彦は2012年3月頃に山梨大学へ異動した。


Hakim Saibi 九州大学准教授らの環境地球工学系の論文が解決できない著作権の問題で撤回!

2015-06-21 02:06:28 | 社会

Hakim Saibiサキム サイビ-写し、筆頭・責任著者) 九州大学准教授らの環境地球工学系の論文が解決できない著作権の問題で撤回された写し)。

撤回公告によると「The article has been retracted due to copyright issues that cannot be resolved.」とだけ記載された。

著作権問題のオリジナル論文が表示されればさらに詳しくわかるが、シュプリンガーは表示しなかった。

リトラクションウォッチでも紹介された

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(2015.6.27追加)

リトラクションウォッチでHakim Saibiの弁明が公表された。

Update 6/24/15 7:06 p.m. eastern: We heard from Saibi, who had this statement:

..the problem was about misunderstanding/miscommunication between me and the Algerian Research institute where I did a part of my master research between 2000 and 2002, and it is not related to copyright issue.

Recently, I contacted the Algerian Research Institute and we could easily solve the misunderstanding between us and now we can publish the paper as it is.