世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

小沢は無罪か?

2012-09-29 00:00:27 | 社会

小沢民主党元代表の刑事裁判は高裁での審理だが、これも無罪になりそうだ。有力な証拠がなく、検察役の弁護士が申し立てた証拠も棄却され非常に苦しい。裁判所も権力者に弱いということなのか本当に有力な証拠がないのかよくわからないが、小沢が無罪になりそうだということは多くの人の統一見解だろう。

 


矢内理絵子で検索してみると

2012-09-28 02:17:18 | 囲碁・将棋

google、yahooで「矢内理絵子」を検索してみると、私のブログはどちらも上位3番に表示される。


図1 「矢内理絵子」での検索結果 - google 2012.9.28

図2 「矢内理絵子」での検索結果 - yahoo 2012.9.28

なんと本人のツイッターや将棋連盟の公式紹介よりも上だ。Wikipedia等が上位になるのはわかるとしても、なんで私のページがこんなに上なんだ?「NHK杯戦司会は矢内理絵子が異例の続投!将棋連盟とNHKとの交渉に難点があったのか?[1]」という記事は今年度3年交代の慣例を破ってNHK杯戦の司会を矢内が続投したのはなぜかという考察を書いたもので、正鵠を射ていたのか一部で注目を集めたが、どうして上位表示されるのだろう?

なぜ上位表示されるか全くわからないが、この位置だと矢内ファンだけでなく棋士や矢内本人も見たことがあるかもしれない。特に棋士は見てる可能性が非常に高いと思う。「矢内理絵子」で調べてる棋士は絶対いるでしょ?

私のブログが棋士にどれだけ認知されているかわからないが、認知度が高いなら棋士にとって宣伝になるだろう。

参考
[1]世界変動展望 著者:"NHK杯戦司会は矢内理絵子が異例の続投!将棋連盟とNHKとの交渉に難点があったのか?" 世界変動展望 2012.4.8


東北大、3月の告発を握りつぶすつもりか? - 井上明久事件

2012-09-26 21:03:25 | 社会

井上明久のAPL論文に応力ひずみ曲線から導出できないデータが記載されていた問題に対して東北大は審査中であることがわかった。また金属学会はこの問題が東北大に告発されていることから告発を受理しないことを決めた[1]。

『現在この告発は、JST で受理され、JST は規程に従い東北大学に調査と確認を依頼していて、東北大学は新体制の下で鋭意審査中と聞く。日本金属学会からは、告発がJSTや東北大学に出されていることを理由に「受け付けない」、との返答があった。[1]』

この問題に対する調査委員会が発足したという報道はいまだにないので、おそらく東北大学は調査委員会を開いておらず、以前と同じように受理の段階で審査しているのだろう。こういう対応をみると、里見新総長になっても以前と変らない悪い体質のままだと感じる。

なぜなら、東北大の対応は規則や通常の研究機関の対応と比べてあまりに不可解だからだ。東北大の規則によれば告発があれば原則受理し、予備・本調査することになっている[2]。告発の受理の段階で審査をするような規定はない。受理しなければならないのに審査しているのはおかしい。

また通常の研究機関なら告発があれば原則速やかに受理され、予備調査が行われる。受理は即日、予備調査は約1週間以内に終わることが多い。上の告発は3月に行われたのに、9月になってもいまだに受理を審査しているのはあまりに遅すぎるし、規則で定められた対応に反している。

東北大学は規則を守るつもりは全くないようだ。いくら規則をつくっても今の制度では実効性がなくただの紙切れにすぎない。こんなことでは研究不正は防げない。

また東北大学のこのような対応をみると、たとえ調査をやってもまた不十分・不適切な結果になるだけだろう。井上の不正を認めないための、結論ありきのでたらめな調査をやって不正を握りつぶすに決まっている。そもそも前段階の告発を不受理にする可能性も高い。

3月の告発に対する対応も以前と同じ事の繰り返しだ。結局東北大学や金属学会に自浄作用が全くない以上、不正の改善のためにこれらの機関に任せざるを得ない現状の制度では埒が明かない。これは何年も前からわかっていることだ。文科省は一刻もはやく第三者調査機関を作り、この問題の徹底解明をせよ!なんだかこの言葉をいうのも嫌になってきた。

参考
[1]日野秀逸 他 :"井上明久東北大学前総長の研究不正疑惑に関する2012 年4 月以後の経過について" 科学・社会・人間 122号 2012.9
[2]東北大学の研究不の対応ガイドライン


井上明久の新たな不正告発本が11月末に出版!

2012-09-25 22:08:55 | 社会

[1]によると「東北大総長おやめください―研究不正と大学の私物化」(2011.3)の続編「研究不正と国立大学法人化の影――東北大学再生への 提言と前総長の罪――[2]」(社会評論社)が11月末に発売されるという。[1]によると、

「ここでは、国立大学法人化の悪弊が、総長の研究不正や大学私物化となって最も典型的に現れた東北大学の事例を、詳細かつ具体的に解明し、その再生の可能性と方向性について、本年希望を抱いて東北大学に入学した学生、院生諸君の声を紹介しながら明らかにする。[1]」

上の"おやめください"だけでも東北大当局から「発行を中止せよ。発行したらあらゆる法的措置をとる。」という激烈な警告がされた。また同様の告発本を出版するのだから、日野氏らの追及は徹底している。私はこのような本の出版の目的は井上が不正をしたと世間に訴え、改善を促す世論を形成することにあると思っている。その意味ではもう十分だと思うが、徹底するのもいいかもしれない。

日野氏らには警告文が送られてきたが現在までこの件で訴えられていない。この問題ははやく第三者調査委員会を作って調査すればよい。なぜ文科省や資金分配機関は、世間でこれほどそうするように求められてもそれをしないのか。やる気のない様も大概にしてほしい。

参考
[1]日野秀逸 他 :"井上明久東北大学前総長の研究不正疑惑に関する2012 年4 月以後の経過について" 科学・社会・人間 122号 2012.9

これによると「研究不正と国立大学法人化の影――東北大学再生への 提言と前総長の罪――」は2012年11月15日に発行されると記載されているが、調査によると11月末に発行されることがわかった。

[2][1]には"井上前総長の罪と東北大学の再生"というタイトルで載っていますが、実際に発行された書籍のタイトルは"研究不正と国立大学法人化の影――東北大学再生への 提言と前総長の罪――"です。


井上明久のERATOプロジェクトの成果に新たに改ざん疑惑!

2012-09-24 21:51:20 | 社会

1月に御園生誠チーム長らが報告した「井上過冷金属プロジェクト研究成果確認調査報告書」に再検討の必要性があると日野秀逸氏、大村泉氏らが「科学・社会・人間 122号」で主張した[1]。[1]によると

「委員会は本年1 月にプロジェクトの核心的成果に影響はない、と結論した。理由は、プロジェクトの代表的成果と目される27 編の論文に不正疑惑は生じていない、そのうち1 編は二重投稿で取り下げ処分を受けたが、その元論文も27 編の1 つであって、この元論文は無傷だ(この論文の学術的内容が否定されたわけではない)から、というものであった。

当時我々の調査はJST のいうこの27 編の論文に及んでいなかったが、その後、これらを本格的に検討した結果、論文に図として掲載されている生データを解析すると、上記APL 論文と同じく、学術的に極めて不適切で、原点が示されない圧縮応力‐ひずみ曲線と、それから求めた機械的性質の改ざんが多数浮かび上がった。疑義が生じた論文は総計9 編あり、うち6 編は上記27 編に含まれ、その1 編は、JSTが無傷とした上記の元論文であった。

この結果、我々は、本年7 月12 日、JST に対してこれら9 編の論文を研究不正告発し、第三者委員会の調査結果を再検討することを要求した。」

要するに御園生委員会が調査した論文には不正疑惑があり、井上のERATOプロジェクトが適切か再検討を要するということ。どんな不正疑惑かは近いうちにフォーラムのHPにアップされるだろう。不正疑惑論文数が9編だから、この疑惑も分量が多い。井上は本当に不正をたくさんやったと思う。御園生委員会もこういう問題を発見できずに井上の研究成果を基本的に問題なしと判断したのだから、いかに論文を読んでいないか露見してしまった。

所詮評価はこの様にいいかげんに行われるということだろう。こういう不適切な評価は今まで山のようにあった。必ず改善する必要がある。

参考
[1]日野秀逸 他 :"井上明久東北大学前総長の研究不正疑惑に関する2012 年4 月以後の経過について" 科学・社会・人間 122号 2012.9


日馬富士は不知火型、史上初の不知火型2横綱!!

2012-09-24 03:32:33 | スポーツ・芸能・文芸

報道によると日馬富士は不知火型になるようだ。予想はしていたが、やはり不知火型[1]。日馬富士が所属する伊勢ケ浜部屋は立浪一門で伝統的に不知火型。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も不知火型だった。立浪一門は不知火型完成者の太刀山や羽黒山の系統なのでこの型を継承しているのだろう。

不知火型は短命と言われるが、白鵬の活躍でイメージが払拭されつつある。もともと型と横綱継続との因果関係はないので気にする必要はないと思うので、その力士にあった型を選べばよいと思う。正直いって、私は不知火型の方が好きなので同時期に不知火型横綱が2人も現れたのはとてもよかったと思っている。これまで不知火型横綱が同時期に2名以上存在したことはない。上述のように短命のジンクスがありこの型を選ぶ横綱がほとんどいなかったためだ。しかしこれからは不知火型もよく選ばれ、同時期に2人以上存在するのも珍しくないということになってほしい。

これまでの不知火型横綱は吉葉山、玉の海、琴櫻、隆の里、双羽黒、旭富士、若乃花勝など短命で終わったり、あまり活躍しなかった人が多かった。吉葉山、若乃花のように横綱に昇進してから1度も優勝せず活躍した印象がない人もいれば、玉の海のように虫垂炎で現役死など不吉な人もいたし、双羽黒のように不祥事で8場所で引退という人もいた。ただ、短命だったりあまり活躍した印象がない横綱が多い理由には約30歳で横綱昇進など高齢になってから横綱になった人がある程度いたこともあるだろう。琴櫻、隆の里、旭富士はそうだ。それは別に不吉ということではない。必然的な結果だ。

それに不知火型は縁起が良いと思える事もある。不知火型の完成者である太刀山は無敵横綱で史上最強とよぶ人も少なくない。横綱在位約7年、優勝11回、56連勝、横綱勝率96.6%(陣幕を除けば歴代1位)、金星配給ゼロ、全勝優勝5回、横綱時代の負け数がたったの3など輝かしい記録が残っている。

昭和の戦前戦後にかけて活躍した羽黒山は鉄人横綱とよばれた名横綱で横綱在位は約11年8ヶ月で歴代横綱最長、優勝7回、32連勝、デビューからわずか7場所で幕内に昇進し、序ノ口から十両をすべて一場所で通過し、しかもすべて優勝だった。照國と並びわずか16場所で横綱に昇進した超スピード昇進記録の持ち主で、37歳2ヶ月で15戦全勝優勝した。これは最年長全勝優勝の記録としていまだに破られていない。短命のジンクスのある不知火型でも最も長く務め、最年長で全勝優勝した横綱は不知火型である。

白鵬は言うまでもない。現在横綱として約5年務めており、優勝22回、63連勝、最近まで横綱勝率9割という驚異的な記録、2年連続86勝、4場所連続15戦全勝優勝など大横綱として申し分ない成績を残しており今後も伸びていくだろう。

不知火型横綱は完成者の太刀山から白鵬まで10人しかいないが、10人中3人も大活躍した横綱がいるのは縁起が良いのではないか。雲竜型で彼らほど活躍した横綱は3割もいない。

思えば、不知火型は第22代横綱太刀山が完成したのだが、実際は雲竜の型をもとにしたという。現在不知火型と雲竜型は本来の型が入れ替わったものであり、現在の不知火型は本来雲竜型とよぶべきだろうが、訂正される様子はないようだ。

日馬富士は長く活躍してほしいと思う。

参考
[1]世界変動展望 著者:"日馬富士は不知火型?" 世界変動展望 2012.7.26


日馬富士、2場所連続全勝優勝!第70代横綱へ!! - 平成24年秋場所

2012-09-23 17:51:53 | スポーツ・芸能・文芸

平成24年秋場所は大関日馬富士が2場所連続の全勝優勝を達成し、横綱昇進を確定させた。2場所連続の全勝優勝は双葉山、貴乃花以来3人目で、横綱昇進成績として非の打ち所のないもの。非常にハイレベルでの昇進といえる。自身の連勝も31まで伸ばした。これは昭和以降で歴代8位で、貴乃花を抜いた。来場所は第70代横綱日馬富士公平が誕生する。

千秋楽開始前で14勝し鏡山審判部長は昇進を検討する理事会の開催を北の湖理事長に要請していたが、同理事長は「千秋楽の取り組みが終わってから決める。」と対応を留保する異例の発言をした。しかし、2場所連続の全勝優勝を受けて文句なしだ。北の湖も昇進の理事会の開催を決定した。

今後理事長が横審に昇進を諮問、「昇進させる」という横審の答申、番付編成会議後の理事会での承認を経て正式に横綱昇進が決定する。約1週間後には第70代横綱日馬富士公平となる。

千秋楽の白鵬との対決は本当にすばらしいものだった。死力を尽くした相撲内容で横綱昇進文句なしの実力を示した。今後もいい相撲を期待している。おめでとう日馬富士!


シュールな絵

2012-09-21 23:13:30 | 絵画

シュールとはシュールレアリスムのこと。非日常的、超現実的な様をいう。代表的なシュールな絵はサルバドール・ダリの記憶の固執だろう。

図1 記憶の固執 [1]

時計が溶けたように描かれている。こんなことは現実ではあり得ない。それがシュールということ。これは記憶の中の無秩序な世界を描いたものだからこんな様に描かれた。私は原画を見たことがあり、結構小さい絵だ。ニューヨーク近代美術館(MoMA)が所蔵している。

世間ではシュールを「理解不可能な」「奇抜な」「難解な」というような意味で使うことがあるが、正しくは非日常的、超現実的という意味。例えば「シュールなギャグ」なんていう言葉を聞くが、本来の意味とは違った意味で使われている。シュールとは本来は[1]のような様をいう。

そのうちシュールも本来と異なる意味が定着するだろう。そういうのはあまり好きではない。

参考
[1]サルバドール・ダリ(1904~1988)作、記憶の固執


日野氏ら、井上事件に対する三島良直次期学長の説明を東工大に要求!

2012-09-19 00:57:00 | 社会

日野秀逸(東北大名誉教授)らが、東工大に対し三島良直次期学長・現副学長の井上事件に対する説明を求めた[1]。三島良直氏は日野氏らが井上の不正を金属学会に告発したとき会長で、彼の責任のもとで告発を不受理にした。日野氏らは「黒を白にするような不正の隠蔽ととられても仕方のない行為をした。明確な説明を果す必要がある」と主張している。

この申し入れ書の狙いは3つある。一つは不正行為の隠蔽をはかった三島氏に次期学長を辞退させることで、事実上井上の不正を認めさせることだ。申し入れは井上の不正が公式に認定されたときに、隠蔽をはかった東工大がより大きなダメージを受けるようにする効果がある。一言でいうと、これは脅しだ。

不正を認めず、井上と心中しますか?嫌なら三島氏に学長就任を辞退させて、事実上不正を認めなさいよ。

露骨にいえばこういうこと。当然のことながら、申し入れを受けて次期学長を辞退することは、井上事件が不正でないこと及び三島氏の行為が不正の隠蔽でないことの合理的な説明ができないことを意味する。事実上井上の不正とその隠蔽を認めることになる。周知のとおり、不正経理で次期学長が立て続けに辞退した東工大にとって、不正行為者を学長にすることには執行部からの強い反発が予想される。井上の不正が確実視される現状では、日野氏らの圧力に屈する可能性はそれなりにあるだろう。

ただ、この狙いは三島氏が井上事件を不正でないと扱ったことを考えると、成功する可能性は低い。それは日野氏らもわかっているだろう。だから主な狙いは次の2つ。

一つは、東工大が申し入れを無視したときに、井上事件や三島氏の行動に有効な説明ができないことをアピールし、より井上事件の不正や三島氏の隠蔽を世間に印象付けることだ。

もう一つの狙いは三島氏や東工大の隠蔽に対する弁明を困難にすることだ。将来井上の不正が認定されたときに三島氏又は東工大は必ず次のような言い訳をするだろう。

三島氏が告発を受理しなかったのは東北大が不正でないと調査結果を出したからだ。三島氏の行為は結果的に不正を隠すことになったが、決して悪意があるものではなく、やむを得ないものだった。学長の選考も問題ない。

こういう不条理な言い訳をしたときに日野氏らの申し入れは効果が出る。

不正の隠蔽であることはきちんと通知した。きちんと改善も促した。どうしてそれをしなかった?注意されてても改善しなかったんだから、そんな言い訳は通じないよ。

そういう反論が必ずある。将来予想される不条理な弁明を困難にするために日野氏らは申し入れで先手を打ったわけだ。

このように東工大が申し入れに応じても応じなくても利点があるように図られている。日野氏らもこういう手を打ってきた。三島氏をターゲットにすることで東工大まで巻き込んでの不正追及になった。確かに有効な点はあるが、東工大が敵にまわるというデメリットもある。東工大は今頃こう思っているだろう。

こんな面倒なことをいってきやがって。申し入れで非常に迷惑している。嫌がらせだな!

こう思うだろうから余計に日野氏らの申し入れを拒否するだろう。今後東工大は日野氏らの敵にまわるだろう。日野氏らの申し入れは正当だと思うものの、研究機関なんてどこも似たような体質で、自分たちにとって都合の悪いことは認めようとせず、不条理で勝手な運営をするものなのだ。だから正直いって、不正行為者を次期学長にしたくないという考えはあるものの、日野氏らの申し入れを拒否する可能性がかなり高いと思う。こういう研究機関の腐った体質を改善しない限り、日本の学術界に健全な発展はない。井上事件や藤井善隆事件のような事件は今後も永久に続くことになるだろう。

[1]を見ると9月上旬までの回答を要求しているから、おそらくそれまでに回答がなかったので日野氏らはウェブ上で申し入れ書を公開したのだろう。東工大側は予想通り申し入れを無視する方向のようだ。井上の不正が公式に認定されても上のような不条理な言い訳をするつもりかもしれないが、そうは問屋が卸さない。東北大と同罪の三島氏も大きな責任をとらされることになる。

昨年から不祥事で2度も次期学長が辞退した異常事態の東工大にとって、今回の対応は自分たちの学長すらまともに選べないという大変な醜態をさらすだけでなく、東北大学や筑波大学と同じように不正行為には目を背けるという組織ぐるみの腐った体質を世間に認知させるだろう。三島氏の隠蔽が明白な現在において、学長に選ばないのは当然のこと。上の責任転嫁の言い訳は全く通じない。日野氏らにはこの問題についても徹底的に追究し、研究機関の腐った体質の改善をはかってほしい。

井上事件は第三者調査機関に調査させ、一刻もはやく井上のクビを切ることで決着させればよいと思う。いつまでも不正の握りつぶしをしていると、関係する人たちがみんな損失を被る。とっとと井上のクビを切ることが最善の策だ。国はなぜそうしないのか?みんなで不正を握りつぶしてまで井上を庇って何の益がある?そもそもこういう問題は最初に不正行為者をばっさり切れば大事にならずに済む。せいぜいボヤ程度で済む。火事が起こってるのに見ぬふりをするから大火事になるのだ。

不正行為を隠蔽せず、きちんと改善する。こういう当たり前のことができない組織は致命傷を負うのが道理である。

参考
[1]日野秀逸、他:三島元金属学会長宛申し入れ書 2012.9.16


反日運動について

2012-09-18 18:19:50 | 準備

日本国内で行われた先鋭的な反中国デモの様子が、中国国内のネット上で写真付きで伝えられている。それを見た中国人が、反発する書き込みをし、さらに怒りを膨らませている。

 「日本人70人が『中国を殺せ』と反中デモ」。中国版ツイッターの「微博」に投稿されたのは、東京・新宿で15日、「愛国」を唱える市民グループが旭日(きょくじつ)旗などを手に行進したデモの様子だ。

 竹島問題などを背景に韓国側に抗議する目的のデモだったが、尖閣問題が注目される中、「Kill China」(中国を殺せ)などと書かれたプラカードを手にした参加者もいた。


本物のミュージシャンについて

2012-09-18 02:56:23 | 合唱・音楽

本物のミュージシャンについて考えた。まず、国語辞書では次の通り。

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ミュージシャン【musician】
音楽家。特に、ジャズやロックなどの演奏家をいうことが多い。
(大辞泉より)
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本物のミュージシャンは人によって違うものだから、明確に決めることはできない。辞書的な意味では音楽を専門とする人だから、具体的にはビートルズやプレスリーなど。彼らは典型的なミュージシャンだ。

では、AKB48はミュージシャンだろうか?辞書的な意味ではミュージシャンだろう。なぜなら、音楽で商売しているのだから。しかし、AKB48とビートルズでは全然違う。決定的な違いは音楽に重点を置いているかどうかだ。

ビートルズはパフォーマンスやルックスも重要だが、一番重要なのは音楽で、それで人の人気を集め絶大な支持を得た。彼らはミュージシャンとしての誇りを強く持っていただろう。ではAKB48はどうかといえば、明らかに音楽以外の要素に重点を置いている。正確には彼女達はアイドル兼ミュージシャンだからミュージシャン以外の要素を持つのは当然だが、それ以外の要素の方が明らかに強い。

AKB48の歌は、こういうのも失礼だがそんなに優れていないと思う。音程はあっていないこともあるし、歌声もそれほどよいと思わない。リズムもプロのレベルとしては正確でない印象を受ける。あくまで私はだが、彼女たちの歌を聴いてあまり満足しない。

AKB48がなぜ人気かといえば、ルックス、衣装、アイドル的なパフォーマンス、ミニスカート・水着・パンチラといった性的アピールでオタッキーな男性たちの大きな支持を得ているからだ。音楽能力はそれほど買われておらず、こういった要素で商売している。AKB48は形式的にはミュージシャンでも、実質的にはミュージシャンでないと思う。

少なくとも本物のミュージシャンなら、自分たちの音楽に誇りを持っているから、劣等な音楽を提供したいと思わないだろう。テレビ等でそんな様を公表したら、「自分達は劣等な音楽しか提供できない無能な団体だ。」といっているようなもので、そういうことをやったらプライドが許さないだろう。例えば大工が人の住めない不十分な家を建てて提供するのは、大工としての仕事を果しておらず大工とよべない。それと同じで、プロとして劣等な仕事しかできないのは本物とよべない。ただのアイドルだ。

AKB48に限らずこの手のアイドルは実質的にミュージシャンでないことが多い。80年代後半に活躍したおニャン子クラブも同じで、Youtubeで演奏を聞くと、失礼だが、とても酷い。音程もあってないし、歌声もきれいでないし、リズムもハーモニーも劣等。聴いてもちっとも満足しない。素人の女子がカラオケで歌を歌ったのに近い。AKB48と同じでルックスやパフォーマンス等で人気を得ていたのだろう。

以上、本物のミュージシャンが何かについて考えたが、少なくとも私はミュージシャンという以上音楽を最重要項目として活動し、いい演奏で客を満足させるスキルを持つ人たちだと思う。

上では「AKB48は本物のミュージシャンではない。」と言っているが、こんなことを彼女達にいったら怒られるだろう。彼女達なりに音楽が好きで、最善を尽くし、プライドを持っているかもしれないし。

ただ、こういうことを言われたくないなら、ミュージシャンなんて辞めた方がいい。こういう仕事は様々な批評に晒されるのは宿命で、多様な価値観がある以上全く悪い意見を言われないのは不可能だ。歌謡界の巨人と言われた美空ひばりだって、悪く言う人は確実に存在する。

「人の陰で人の悪口をいうべきではない。」
「ネットの匿名性を隠れ蓑にして、人の悪口をいうべきではない。」
「"本物のミュージシャンではない"なんていうべきではない。」

と批判されるかもしれないが、ネット社会はそんなものじゃないか?むしろ、

「確かに私は悪くいったかもしれないが、一方で良く評価する人もたくさんいる。音楽を公表するのならそれで十分ではないか。」

と思う。それに次の考えは重要。

図1 公表された作品に対する作者の考えと表現の自由 [1]

公表された作品については見る人全部が自由に批評する権利を持つ。どんなにこきおろされても妨げることはできないんだ。それが嫌なら誰にも見せないことだ。

いい事をいうのは許されて、悪い事をいうのは許されないということはない。基本的にどんな意見も自由に言える。これを表現の自由といい、重要な人権として憲法で保障されている。これは民主主義の基本であることは広く知られている。

AKB48が本物のミュージシャンとよばれたければ、もっと音楽スキルを上げてよい演奏をすればよい。もっとも、音楽スキルはそこそこで、アイドル的な立ち振る舞いで商売するスタンスなのだから、AKB48にいる以上本物のミュージシャンを目指すのは難しい。そもそもAKB48に入ったのが間違いだったといえる。どうしても音楽で勝負したいなら、AKB48を辞めた方がいいと思う。

考えてみると、こういう意見は彼女達にとってとても辛いものだろうか?「こんなことをいうべきじゃない!」と言われると、そんな気がしないでもない。基本的には上の考えのとおりなので、問題ないと思っているが、この問題については改めて考えたい。

参考
[1]藤子・F・不二雄:"くたばれ評論家" エスパー魔美


日馬富士、なるか横綱昇進?

2012-09-17 22:05:51 | スポーツ・芸能・文芸

綱とりの日馬富士はここまで9戦全勝。横綱昇進がだんだん現実味をおびてきている。先場所は全勝優勝、今場所もここまで全勝、成績はかなり良い。13勝以上で優勝すれば文句なく昇進するだろう。たとえ準優勝や優勝同点だったとしても、一横綱六大関のアンバラスさや興行上の理由から昇進する可能性はあるだろう。先場所全勝優勝だったのも大きいと思う。今場所は琴欧州や把瑠都、琴奨菊が途中休場し、日馬富士にとってはチャンスが広がった。この幸運をいかしてぜひ横綱に昇進してほしい。


10月からの将棋講座、また女流棋士を使わない

2012-09-16 23:50:50 | 囲碁・将棋

10月からの将棋講座のテキストを見たが、岩崎らタレントが聞き手役を務めるようで、また女流棋士の採用はなかった。連盟とLPSAの関係でNHKは女流棋士を採用しない。いつまでこういう状態が続くのか。この調子だとまた来年度も矢内理絵子がNHK杯戦の司会を続投しそうじゃないですか?


なるか、渡辺-山崎対決! - 第25期竜王戦挑戦者決定戦

2012-09-10 01:35:56 | 囲碁・将棋

明日は竜王戦の挑戦者決定戦最終局。勝った方が挑戦者となる。山崎隆之と丸山忠久の対決だが、山崎に勝ってほしいと思っている。かつてはライバル同士といわれた山崎と渡辺。しかし、実績は非常に大きくひらいた。渡辺は竜王8連覇、現在王座との2冠、永世竜王、A級棋士、通算タイトル獲得数は9期。天才棋士とよばれ、将棋界を代表する棋士の一人。対して山崎は無冠でB級1組、これといって特筆すべき実績はない。実績と実力の差は歴然だ。

ただ、私は羽生世代等のベテランが渡辺に挑んでも竜王奪取はあまり期待できないと思う。特に丸山が挑戦しても、昨年の二の舞になるだけだと思う。羽生、森内、佐藤(康)などこれまで何度もトップ棋士のベテランたちが挑んだが渡辺の牙城を崩すことはできなかった。竜王戦の渡辺の強さは特筆に値する。おそらく、ベテランでは年齢のため渡辺のスピードに勝てない。

山崎のように渡辺とあまり年齢が離れていない棋士の方がまだ竜王奪取を期待できると思う。山崎と渡辺がライバルだとは、渡辺を含めて多くの人が思っていないだろうが、彼らの対決をタイトル戦で一度見たいという気はある。

山崎は渡辺から竜王を奪取し、初のタイトル獲得、渡辺のライバルの地位返り咲きを実現してほしい。そして、矢内理絵子に「竜王になりました。結婚してください!」と申し出て、結婚してほしい(笑)。

最後のは冗談ですが(笑)

矢内は山崎隆之竜王が相手では嫌か?


三角形の各辺の垂直二等分線はなぜ一点で交わるか?- 三角形の外心

2012-09-09 00:35:50 | 物理学・数学

昔アインシュタインの伝記でアインシュタインと少女の会話を見た。正確には覚えていないが、次のような内容。

アインシュタイン「三角形の各辺の垂直二等分線を引くと、一点で交わるんだ。面白いと思うかい?」
少女「はい。とっても。」

科学の面白さを子供に伝えようとしたのだろう。一見すると確かに不思議に思える。2辺の垂直二等分線がどこかで交わるのは、平行線でないのだから当たり前。しかし、その交点を残り1辺の垂直二等分線も通るのは驚く。無論、これは偶然ではなく必然的な結果。説明すると次のようなもの。

[説明]

△ABCの辺BC,CAの垂直二等分線を引く。この2線は平行ではないから交わり、交点をOとする。

Oは辺BCの垂直二等分線上にあるから、

BO = CO ・・・ ①

Oは辺ACの垂直二等分線上にあるから、

AO = CO ・・・ ②

①、②より

AO = BO

よって、Oは辺ABの垂直二等分線上に存在するため、各辺の垂直二等分線は一点で交わる。

[説明終了]

結構簡単でしょ?この点Oはいわゆる三角形の外心。AO=BO=COということは、Oからこの長さで円を描けばA,B,Cは同じ円周上に存在する。即ち、△ABCの外接円だ。このようにして、どのような三角形でも必ず外接円が描けることが示された。

中学校だと他に内心と重心を学ぶ。「各角の二等分線を引くと一点で交わる。」「各頂点とその向いあう辺の中点を結ぶと一点で交わる。」いずれも垂直二等分線の話と同じように3つの線が一点で交わるのは不思議に感じるが、どれも必然的な結果で、簡単に証明可能。

こういう証明を見てしまうと、簡単なので一点で交わるのは当たり前じゃないかと感じる人もいるだろうが、こういう簡単な事例でも不思議さを感じられる心は科学に取り組む上で大切なのではないかと思う。

そもそも科学者がその職に就こうと思ったのは、誰しも少なからずこうした心を持ったからであろう。