世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

言葉とその心理的影響について

2010-06-29 00:00:00 | Weblog
昔友人がドラクエをプレイする理由として「町の人を助けると感謝されて嬉しいから。」というのを述べたことがある。ゲームはバーチャルな世界だから、ゲーム中で人を助けてゲームの人物から感謝されても無意味に思える。

しかし、言葉は不思議なもので一度外に出ると何か心理的な影響を与える性質があると思う。上述の友人もたとえ虚構の出来事とはいえ、ゲーム中の人物から「ありがとう。」と言われ嬉しいと思ったのだろう。

上述のような事は、危険な感じも受けるが、私が言いたいのは言葉は伝わると何らかの心理的な影響を与える不思議な力があるということだ。たとえそれが虚構であったとしても、人に何らかの影響が出る。

思えばゲームとはそうした虚構を楽しむものなのかもしれない。スナックやホストクラブなど虚構を楽しむのはゲームに限ったことではなく、いろいろな世界で見られることだ。虚構の言葉はそうした世界でいろいろと役立っているようである。

羽生、棋聖位防衛!- 第81期棋聖戦第3局

2010-06-27 00:00:00 | 囲碁・将棋
第81期棋聖戦第3局は羽生が勝利し、ストレートで棋聖位を防衛した。羽生はタイトル登場回数が丁度100回目。うち77期を防衛・奪取した。大山康晴のタイトル獲得通算80期を更新するのも時間の問題だが、どこまでタイトル獲得数を伸ばすのか将棋ファンはみな注目している。案外100期を超えるかもしれない。

日本、決勝リーグ進出! - サッカーW カップ

2010-06-26 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸
サッカーワールドカップで、日本はデンマークを3-1で降して決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント進出は2002年の日韓共同開催以来2大会ぶり2度目。正直日本が決勝トーナメントに進出するとは思わなかった。なぜなら、事前の練習試合の成績が悪く評判が悪かったからだ。しかし、本戦でよい成績なら全く関係ない。

日本の次の対戦相手はパラグアイ。ぜひ勝利して、2002年のワールドカップの成績を超えてほしい。

硫酸銅の青さの美しさについて

2010-06-25 00:00:00 | 科学技術

硫酸銅の結晶はきれいな青色で理科室で見たとき、ほしいと思ったことがある。水溶液もきれいな青色だ。硫酸銅は劇物なので一般には売られていないが、もし危ないものでなければ、美しい結晶なので装飾用として売られていたかもしれない。用途としては銅の電解精錬の電解液、エッチング等に使われる。私にとっては、危ないものでなければ、装飾用として飾っておきたいものの一つだった。

[硫酸銅(Ⅱ)五水和物の結晶-Wikipedia "硫酸銅(Ⅱ)"-2010.6.25 より]


動画 硫酸銅(Ⅱ)五水和物をLEDでライトアップ


公開している記事の影響について

2010-06-24 00:00:00 | Weblog
私のブログでも残念ながらほとんど読まれていない記事がある。しかし、最近のコメントを見るとそんなページでも意外と影響があることがわかった。わずかな人に読まれているだけでも意外な効果があったりする。そういう意味で公開している記事の影響力は侮れないのだと思った。

次期参議院選挙で民主党へ投票しないことについて

2010-06-23 00:00:00 | 政治・行政
次の参議院選挙では民主党へ投票しない。なぜなら、実現可能性が乏しくて政策に期待が持てないからだ。政権交代してまだ1年も経っていないが、ガソリン税の暫定税率廃止や日本郵政の官僚天下り等、民主党が掲げてきたマニフェストに反する政策が数多く実行されてきた。昨年の衆議院選挙では消費税増税はせず無駄遣い廃止でなんとか財源を確保する等と調子のいい事を言っていたが、結局それでは非現実的なので10%に増税などといっている。民主党の政策など悪く言ってしまえば詐欺である。

今は首相が代わり脱小沢色を打ち立てることで支持率をどうにか保っているが、はっきりいって今の菅内閣も期待が持てないし、私は不支持だ。不正を行っている人や疑いのある人を排除し、どれだけクリーンで人格的に立派な人物を閣僚にしようとも肝心の政策がよくなくては落第というしかない。

確かに人柄やクリーンさは重要だが、それ以上に重要なのはよい政策を立てきちんと実行していくことだ。それができなければ政治家や政党としては落第である。それは別な例で言えば、非常に人格的に立派な人物だが料理ができない人が料理人として失格なのと同じ事だ。

1年前の衆議院選で民主党が掲げてきた政策は次々実現困難な事が発覚し、国民を裏切り続けてきた。その性質は鳩山前首相や小沢前幹事長が職を退こうと変わっていない。結局、民主党のマニフェストは政権奪取や維持に都合のよいことを言っているだけで、実現可能性が乏しく期待できない。

だから私は菅内閣を支持しないし、次期参議院選も民主党に投票しない。

パーフェクトなキャラクターについて

2010-06-22 00:00:00 | Weblog
頭脳明晰、運動抜群、容姿端麗、品行方正、人格も優れている、完璧な学歴や職歴、恋人や結婚相手にも恵まれ、幸せな家庭や仕事でも非常に優秀、非常にお金持ち。そんな完璧な人間がこの世にいるのだろうか?

なんでもパーフェクトにこなすスーパーマン。そんなのは漫画やゲームの中だけだ。
人間誰しも得手不得手がある。

ニュートンは科学の世界では史上最大の天才と言われるけれど、人格的には問題がある人物だ。モンゴメリは仕事では大成功したが、家庭では幸福に恵まれなかった。総理大臣や大統領になった人でも若いとき恋愛に恵まれなかった人もいるだろう。

人間なんてそんなもんですよ。

生徒会について

2010-06-20 00:00:00 | Weblog
友人から生徒会役員に立候補すべきか相談された。生徒会は学校生活の改善やクラブ活動・学級活動などの連絡調整を行う機関だ。具体的には文化祭の企画や準備、会議の司会等を行う。

生徒会役員に立候補したい人は少なくとも上述の生徒会の仕事をやってみたい人でなければならないだろう。そうでもないのに立候補するのは間違っているし、おそらくやってもつまらないだけである。よく生徒会役員の地位が偉いからとか、内申点稼ぎのために生徒会役員や級長などに立候補する人物がいるが、そういうのは間違った立候補だ。

小、中、高の生徒会は所詮子供がやるものだからいい加減な動機で立候補するものも多いだろう。自治といっても教師に操られて活動し、遊びでやってるにすぎない感がある。生徒会の役員や学級委員というと概して成績や品行が特に優れた優等生タイプの人物が務める事が多いが、優等生タイプの人はそういう仕事が好きなんだろうか。

動機は人それぞれだが、意見調整やリーダシップの発揮などにチャレンジしてみたい人には適切な仕事かもしれない。

合唱・音楽のカテゴリー人気!

2010-06-19 00:00:00 | Weblog
ここ2週間のカテゴリー別アクセス数を調べたら一番アクセス数が高かったのはなんと合唱・音楽のカテゴリーだった。私としては意外だ。合唱はあまり多くの人に人気がある分野とはいえないので合唱曲の紹介はたいして人気が得られないとばかり思っていたが、最近は物理・数学や囲碁・将棋をこえて人気のようだ。

合唱・音楽のカテゴリーでは主に私の好みの曲を紹介している。簡単な紹介が多いが、中には歌詞について私なりの考察を紹介したものもある。どういう理由で人気なのかはよくわからないが、記事の内容と関係あるのだろうか。Nコンや朝コンの予選ももう少し先だろうし、なぜ今の時期に合唱・音楽のカテゴリーが人気なのか疑問だ。

合唱部の人とかに定期的にアクセスされてるのかしら?

金色の小さき鳥のかたちして銀杏散るなり夕日の岡に

2010-06-18 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸
金色の小さき鳥のかたちして銀杏散るなり夕日の岡に

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これは与謝野晶子の短歌である。とても美しい歌だ。想像してみると、とても美しい秋の夕暮れと黄色い銀杏の木がある光景が思い浮かぶ。銀杏の葉が小さな鳥の形のようにみえると歌っているわけだが、夕日に照らされた金色の銀杏の葉がひらひらと夕日の丘に散る様は、あまりにも美しくて、思わずうっとりと甘美な気分に陶酔してしまう。ロマンチックですね。それくらいこの歌が描く情景は美しい。

与謝野晶子の歌は結構好きだ。

いのちなき砂のかなしさよさらさらと握れば指の間より落つ

2010-06-17 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと握れば指の間より落つ

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これは石川啄木の有名な短歌である。意味は「しっかりと掴(つか)まえていないと砂は指の間からさらさらと落ちる。悲しい事に、それが命のない砂というものだ。主体性のない砂のように、社会の流れに押し流されるこの自分の悲しさよ。掴まえた幸福も、気を緩めると砂と同じように逃げていく。[1]」というものらしい。

私はこの歌が好きで、歌の場面を想像するとなんとも言えない気持ちになる。いかにも無常という感じだ。きっと誰もいない寂寞とした砂浜に一人立っている啄木が、そっと砂を握ったときにさらさらと無常に砂が落ちていったのだろう。石川啄木の辛い境遇や悲しさが伝わってくる。

石川啄木といえば子供の頃は神童といわれるほど優秀な人物だったが、成人になってからは大変貧しく苦労し、26歳という若さでこの世を去った苦労人のイメージが強い。おそらくそうした境遇を持った石川啄木だからこそ作れた歌だと思う。

命のないものの無常さをこれほど短い文章で表現するとは、さすが石川啄木。日本にはこういうよい文化がある。それを味わえるのも日本人だからだろうか。

参考
[1]心に残る名言、和歌・俳句観賞 2009.10.19