世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

西村京太郎トラベルミステリー67 箱根紅葉・登山鉄道の殺意の違和感

2017-04-09 02:58:00 | 絵画

西村京太郎トラベルミステリー67 箱根紅葉・登山鉄道の殺意」を見た時に絵の値段について話が出て違和感を感じた。十津川警部が素人目にもいい絵だといっていた絵は画商が約500万円くらいといっていた。鑑定でもそれくらいの値段だった。しかし同じ画家が描いた他の絵は大した値段にならないものもあったという。

これに違和感を感じる。私は絵が好きでたまに見るのですが、画家は号単価というのがあって、だいたいそれと絵の大きさで値段が決まっている。もちろん人気のものとそうでないもので値段が違う事がある。しかし、同じ画家の絵で一つは500万円もするのに、他のものは大した値段にならないという事はないのではないか。

例えば文化勲章作家の片岡球子の絵は下絵で粗い感じのものでも鑑定で、なかなか高い値段だったと思う。本画はとても高い。巨匠 平山郁夫の絵は号単価500万円で、本画は一般人では買えない値段。彼らの絵なら下絵でも高い値がつくだろう。

トラベルミステリーに出てきた500万円の絵は20号くらいの油彩だろうか。だとすると号単価は約25万円だ。その号単価ならなかなか人気の画家だ。

私は商業的な絵の方が好きで、そういうものを多く見るのですが、いい絵は飾ってみたいものです。


光と街並みの美しさ

2012-12-27 00:30:00 | 絵画

図1 笹倉鉄平の絵画1

笹倉鉄平は以前も紹介した人気画家で、この間百貨店で絵を見たが、本画ではなかったがとてもよかった。こういう絵をみるのはよいですね。笹倉といえば夜の港町の絵が人気があります。

図2 笹倉鉄平の絵画2

光の描き方がとてもよいと思いますね。私は幻想的な感じを受け、そこが気に入ってます。

みなさんはどう思いますか?


東山魁夷の絵は高い!

2012-10-23 23:20:19 | 絵画

「緑響く」 (東山魁夷 作) - 長野県信濃美術館 東山魁夷館所蔵

デパートに行くと東山魁夷の版画が売られていることがあり、復刻版版画([1])でも約10号で50万円強で売られていた。完全な第三者の複写作品で、あれだけ刷っていても約10号で50万円強。すごい人気だ。人気抜群だからこその値段だ。

東山魁夷というと緑と群青、そして白馬。上の「緑響く」は特に人気が高い作品で、複製版画は何枚も刷られている。本画は素晴らしいですよ。私は東京国立近代美術館所蔵の冬華などの本画も見たことがあるが、本当に素晴らしい。こういう表現は複製版画ではとても無理。見るならやっぱり本画だ。

いいですねー、東山魁夷作品は。

参考
[1]復刻版版画:作家の没後に著作権者が監修となって作られる複製版画。東山魁夷の複製版画は彼の奥さんが監修。作家の没後に作られるため、完全な第三者の複写作品。


シュールな絵

2012-09-21 23:13:30 | 絵画

シュールとはシュールレアリスムのこと。非日常的、超現実的な様をいう。代表的なシュールな絵はサルバドール・ダリの記憶の固執だろう。

図1 記憶の固執 [1]

時計が溶けたように描かれている。こんなことは現実ではあり得ない。それがシュールということ。これは記憶の中の無秩序な世界を描いたものだからこんな様に描かれた。私は原画を見たことがあり、結構小さい絵だ。ニューヨーク近代美術館(MoMA)が所蔵している。

世間ではシュールを「理解不可能な」「奇抜な」「難解な」というような意味で使うことがあるが、正しくは非日常的、超現実的という意味。例えば「シュールなギャグ」なんていう言葉を聞くが、本来の意味とは違った意味で使われている。シュールとは本来は[1]のような様をいう。

そのうちシュールも本来と異なる意味が定着するだろう。そういうのはあまり好きではない。

参考
[1]サルバドール・ダリ(1904~1988)作、記憶の固執


本画と原画の違い

2012-08-28 23:33:00 | 絵画

ネットで本画と原画の違いを尋ねる文章を見た。説明すると次のようになる。

本画: 完成した絵画作品のこと。日本画の用語で下絵に対していう。油彩でいうところのタブローと同義。通常は筆で描いた完成絵画をいう。

原画: 複製に対してもとになる絵のこと。

なぜネットでは本画と原画の違いに疑問が持たれたのか?推測だが、それは本画と原画の区別がしばしば曖昧になるからだろう。

画家が最初に描く絵は通常本画で、新しく、一つしかないから本画は通常原画である。版画家には怒られるかもしれないが、多くの購買者は質の良さから本画を求める。しかし、東山魁夷、平山郁夫など人気作家の本画は非常に高額で一般人は購入できない。そこで本画をもとに版画(正確には複製版画)をつくり大量に刷って廉価な絵画を販売する。これが人気作家の通常の絵の売られ方だ。

だから、購買者が接する多くのケースで「本画=原画」であり「版画=複製画」だ。そのため、本画と原画を同じ意味で使っているのをよく見る。無論本画を原画としない版画もたくさんあり、そのケースでは「本画≠原画」である。そのケースの原画は刷られた版画だ。オリジナル版画とよばれる。

オリジナル版画とは過去にもとになった絵がなく、純粋に版画をつくることを目的に作られた作品のこと。平山郁夫などの版画のように本画を複製した版画は複製版画(エスタンプともいう)という。オリジナル版画と複製版画の最大の違いは作家の労力だ。オリジナルは版の作成や刷りなど、すべての過程が作家によるもの、当然作家のサインもある。それに対して複製版画は作家は名目上監修というだけで、実態的に作るのは工房スタッフだ。彼らが作家の原画を忠実に再現し複製版画を刷る。実態的には作家は最後にサイン等を記載するだけ。複製版画に作家のサインをしたものをオリジナル版画と見なしたことも過去にあったらしいが、現在こういう版画はオリジナルとはいわない。あくまで複製版画。平山郁夫監修の複製版画は10号で約100万円で売られており「平山郁夫」という作家名から本当に平山郁夫が版画を作成したと勘違いする購買者はいるが、実際は上に書いたとおりである。正確には「平山郁夫作」ではなく「平山郁夫監修」である。誤解を招く記載だと思う。言葉は悪いが、複製版画の売り方は知らない人には詐欺的だ。

そういう話はいいとして、とにかく本画というのは筆で描いた完成品のことで、原画は複製画のもとになる絵のこと。場合によって同じものを指したり、指さなかったりする。

本画と版画の見分け方を尋ねる文章も見たが、形式的にはエディション番号([1])の記載の有無で見分ける。版画にはエディション番号があり、本画にはない。質で見分けるのは素人には難しいと思う。少なくとも確実に見分けるのは専門家でないと無理だと思う。私が平山郁夫などの人気作家の本画と版画を見た限りでは版画は刷って作るため、絵がぺたっとしている。まさに印刷されたという感じ。版画家には申し訳ないが、版画は本画に比べて表現が浅く、少し味気ない感じがする。それに対して本画は一言でいうと熱い感じがする。熱いというのは作者の心や熱意がこもっている感じがするという意味。版画は機械的に作られるものだが、本画は完全な手作業で作られるものだから当然といえば当然という気もする。本画は温かい感じがするし、時に重厚だったりする。それが私の感じる本画と版画の質の違いだ。購買者ができれば版画でなく本画を求めるのは当然という気がする。当然のことながら値段は版画より本画の方がずっと高い。版画はたくさんあるが本画は一つしかなく、作るのに手間もかかるし、質もいいから当然だ。

ただ、版画が本画より絶対的に悪いといっているわけではなく、版画は本画にはできない表現ができるし、その点でよいものだと思う。そうでなければ版画家という職業はないだろう。版画には版画のよさがある。

本画と版画の区別としてもう一点ある。数だ。本画は一つしかないが版画は複数あるのが通常だ。そのため上でも書いたが本画が原画でないなら、版画は一つしかない原画を入手するというのは無理だ。厳密にいえば、複製版画は刷って作るのだから絵というより印刷物で、たくさん同じ作品があるため経済的評価は低くなるし、本画に比べ手間をかけずに作られるといった理由でその他の評価も低くなることがある。

複製版画は限定した数しか作らないことでオリジナル性を出そうとしているが、本画のような正真正銘のオリジナルとオリジナルライクな版画では評価が変るのは仕方ないかもしれない。画商と話をすると無制限にたくさん刷られるものが印刷物で、版画は限定数しか作らないから印刷物ではないという主張を見ることがある。先にもいったように限定数しか作らないことでオリジナルであるかのような気分を出しているのだ。しかし、刷って作る以上厳密には印刷物だし、中にはジクレー([2])のように極めて機械的な方法で印刷する版画もあり、限定数作ったとしても、とてもオリジナルという感じではない。ジクレーの場合は絵というより印刷物といった方が適確だ。

以上、本画、原画の違いを説明した。参考になればと思う。

参考
[1]エディション番号:版画で該当する作品の番号と刷った総数を記載したもの。例えば10枚刷って、そのうちの5番目なら 5 / 10 のように記載される。番号は通し番号であり、1番が1番価値が高いわけではないし、必ずしも最初に作られたわけでもない。すべての番号で価値は同じ。
[2]ジクレー:版画の作成法の一つ。原画をスキャナーやデジタルカメラで撮影し、インクジェットプリンターで印刷する手法。原画を精巧に複写できる点はいいが、極めて機械的な作成法であり、絵というよりまさに印刷物という印象が強い。当然他の作成法で作られた作品に比べて廉価。


フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が2012年6月東京都美術館で公開!

2011-11-10 23:16:25 | 絵画

フェルメールの代表作で最高傑作とも言われる「真珠の耳飾りの少女[1]」が2012年6月に東京都美術館で公開されることが発表された。2012年6月頃から「マウリッツハイス美術館展」を開催し、そこで「真珠の耳飾りの少女」が公開される。

こういう有名な絵はたくさんの人が見にきてたいへんだろう。私はモナ・リザが日本に来たとき見たが、確か大変客が多く3時間くらい並んでようやくモナリザの展示場までたどり着き、多くの人の後ろから遠くに見えるモナ・リザをわずか5分程度見て帰ってきた。これだけ長時間並んで遠くからちょっとしか絵が見れず、かなり不満だった。当時はまだ30代だったが、かなり疲れた。もうこんな大変な思いをしてまで見たくないなと思ってしまった。真珠の耳飾りの少女はモナ・リザほど高名でないのでモナ・リザほど客はこないだろうが、かなり客は訪問するだろうから、見るのは大変な気がする。

でも見たいので東京都美術館に行くかもしれない。

参考
[1]フェルメール:"真珠の耳飾の少女" Wikipedia


中島千波の作品

2009-05-19 01:12:33 | 絵画
中島千波は花を描く有名な日本画家である。中島千波の描く花は派手ではないが、素朴な花の美しさがよいと感じる。以前見た作品の中に緑色の背景で描かれる花や葉があったが、その色彩表現がとてもよいと思った。

中島千波が描く花の絵は日本画のよさがあふれた作品である。

参考
[1]中島千波の

東郷青児の作品

2009-05-13 00:20:13 | 絵画
東郷青児の絵は独特の女性像が不思議な魅力を持っているので惹きつけられる。東郷青児の絵というと、奥に城が見え、目をつむった長いまつげの女性が描かれているものをよく目にする。それが典型的な東郷青児の作品だと思う。

目をつむった長いまつげの女性はアニメ・銀河鉄道999のメーテルに似ている気がするのは私だけだろうか。私から見た東郷の絵は、そのような女性像が非常に印象的である。しかし、私は東郷の描く女性像が不気味で怖いので嫌いだ。

私は以前に東郷の絵について不相当な値段で取引されているのを2度見たことがある。

一つはある絵画販売会で東郷青児の版画が5万円という破格の安さで売られていたことである[1]。はっきりいってあり得ない値段である。果たして本物か?値段を考えると偽物の可能性が高いだろう。

二つ目は競売で本物かどうか不明だが、東郷の絵と思われる物が約12万円程度で売られていたことである。これはテレビで放送されたもので、税金を払えない人の財産を公務員が差し押さえてネットオークションで競売したところ、東郷の絵と思われる絵が約12万円くらいで落札され、公務員が「意外と高い値段で売れた。差し押さえた財産の中で最も売却額が高かった。」と述べていた。テレビ放送では公務員も番組側も売却した絵が東郷青児の絵である可能性があることに全く気がついていなかった。

そのネットオークションで売られた絵は上記で述べた目をつむった長いまつげを持つ東郷独特の女性画であった。この女性像は東郷の特徴だから、知っている人が見れば「売られている絵は東郷青児の作品かもしれない。」と思うだろう。

ネットオークションで売られていたのが本物の東郷青児の作品かどうか不明だが、もし本物だったとすれば版画とはいえ約12万円で売るのは破格の安さでの売却といえよう。本画だったらなおさらである。ベンツを1万円くらいで売るようなものである。ひょっとすると公務員は大損しているかもしれない。つくづく知らないとは恐ろしいことだと思った。

それはさておき、東郷青児の作品は不思議な魅力があるので一見の価値がある。

参考
[1]東郷青児の
[2]世界変動展望 著者:"東郷青児の版画が5万円?" 世界変動展望 2008.12.1

藤田嗣治の作品

2009-05-12 00:03:10 | 絵画
藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品はとても有名だ。藤田の作品はいくつか見たことがあるが、乳白色の肌が独特で高い評価を受けている。私も藤田が描く人物画を見たことがあるが、特に女性の絵は独特の光をはなっているように感じた。

藤田嗣治は独特の髪型と猫が印象的で、明治以降の近代画家で最も国際的に成功した世界的画家であり、代表的なエコール・ド・パリである。東山魁夷や平山郁夫は日本国内では有名だが、海外ではそれほど知名度はない。世界で最も有名な日本人の近代画家は藤田嗣治である。

私は主に日本画家が好きで、洋画は好まないことが多いので、残念ながら藤田嗣治の絵は自分の好みではないが、藤田の作品はパリ派の絵が好きな人はきっと気に入るだろう。

参考
[1]藤田嗣治の

笹倉鉄平の作品

2009-05-06 16:05:28 | 絵画
笹倉鉄平の絵は気に入っている。彼は光の演出がとてもうまいと思う。また、彼が絵の中でつくる世界はとても素敵だと思う。

彼の作品は街を歩いているとき偶然入った絵の販売店で見かけた。その店では笹倉鉄平の絵がたくさん置かれていて、どれも気に入った。

絵画関係の仕事をしている人に話を聞くと「笹倉鉄平を批判するつもりじゃないが、彼は画家というより印刷物製造家だ。」といっていた。

それだけ笹倉鉄平は本画よりも版画やポスターをたくさん出版しているということだろう。絵はとても人気があるのでできるだけ多くの人に自分の作品を届けるというのは一つの形としてよいと思う。

どうしても絵は高額だし、人気画家だとなおさらだ。大衆的な料金で絵が楽しめるというのは美術普及の観点で重要だと思う。

参考
[1]笹倉鉄平の

千住博の作品

2009-05-06 15:57:47 | 絵画
千住博の作品は心象風景的な絵で印象的だった。私の見た千住博の作品は黒の背景に滝の流れのように青が描かれているものだった。同じような絵は他にもあった。

その絵は結構シンプルな感じだが、とてもきれいに映った。誰かが「あれは心象風景だ」と言っていた。

そこそこによい絵だと思う。

参考
[1]千住博のHP

岩波昭彦の作品

2009-05-05 17:27:46 | 絵画
若手の日本画家で有名な一人は岩波明彦である。彼は1966年生まれなので、今年43歳である。

岩波昭彦の作品で最初に見た作品はニューヨークの摩天楼の絵だった。ニューヨークの摩天楼が題材だったので日本画家ではないと思ったのだが、プロフィールを見ると日本画家であった。

岩波は若手の人気画家で、私は題材をクールに見せるところがとても気に入っている。私は宮北千織の作品より岩波昭彦の絵の方が好きだ。

若手は将来の新しい芸術を作り出していかなくてはいけないので、若手作品は高齢の画家にはない新しい表現が感じられる。岩波の作品も60、70代の日本画家とは違って新しい日本画表現を探求している感じが、なんとなくする。

参考
[1]岩波昭彦のプロフィールと作品

宮北千織の作品

2009-05-05 17:15:15 | 絵画
若手の画家で活躍し有名なのは宮北千織である。彼女は1967年生まれで、今年42歳だが、画家は40代でも若手なのである。彼女は日本美術院で最も栄誉ある日本美術院賞(大観賞)を「うたたね-再興87回(2002年)」、「うつろふ-再興89回(2004年)」で受賞し、日本美術院の最高ランク・同人に2007年推挙された。

絵画関係の仕事をしている人の話を聞くと、宮北千織は上述のように実績がある画家で美人なので宮北千織の個展を開くと絵がたくさん売れるという[1]。

宮北千織の絵は一度しか見たことがないので、どういうところがよいかよくわからない。少なくとも私の好みの絵ではないことはわかる。

興味のある人は一度作品を見るとよい。

参考
[1]宮北千織のプロフィール
[2]宮北千織の作品

片岡球子の作品

2009-05-05 17:03:36 | 絵画
2008年1月に亡くなった日本画の巨匠・片岡球子の作品は東山魁夷や平山郁夫の作品のように優美で静寂な感じの絵とは違ってかなり個性的で強烈な印象がある絵である[1]。

日本画で片岡球子のような作品はあまり見ない。つまり、片岡球子の絵はそれだけ個性的で他に類をみない絵なのである。現代の日本画の王道的な絵とは違い、また片岡の師匠の画風とは違うこともあって、若いときはいろいろともめたり作品が理解されなかったらしい。

しかし、自分の意思を貫き通して片岡球子の作品は広く理解され高く評価されるようになった。文化勲章を受賞し、日本美術院の重鎮として活躍した。

私は好みの絵ではないので片岡球子の絵はそれほど好きではないが、片岡と波長のあう人はきっと気に入った作品となるだろう。

参考
[1]片岡球子の作品

平山郁夫の作品

2009-05-05 16:54:01 | 絵画
現役の日本画家の頂点は平山郁夫である。平山郁夫は日本美術院の理事長で東京藝術大学の学長も務めた。現役の日本画家の中では1号あたりの値段が500万円と飛びぬけて高い。ゆえに、一般人はまず彼の本画を買うことはできない。8号くらいの版画ですら、約100万円である。

平山郁夫の絵はシルクロード関係の絵が人気があるように思う[1]。もう画風は固まっている画家なので、作品には共通な感じがするが、作品の優美さは「さすが人気画家」と感じさせる。

平山は東山と同じ日本画家の代表格で、多くの日本画家の目標でもある巨匠であるため、現在の院展の画家には平山郁夫の影響を受けた画家の作品がいくつかある。そういう作品をみると「平山郁夫の影響だ」とわかるだろう。

日本画ファンで平山郁夫を知らない人はおそらくモグリといえるくらい有名人なので、今更紹介するまでもない人だがまだ知らない人は彼の絵は一見の価値ある作品である。

参考
[1]平山郁夫の絵