就職活動開始しましたね。実にくだらない茶番ばかりが展開されるこのクソ過ぎる活動。しかし、クソなのは学生と企業が一体となって作っているという側面があります。どいつもこいつもウソばっかりついて、結局自分を出すことなく不本意な内定先を獲得しては「就職浪人するかな」と思ったり「今年もロクな学生が取れなかった」なんて思ったりする。
互いに嘘をつきあっているというのが問題なワケですよ。実際に働き始めたら絶対に言わないような会話がそこら中で展開される。オレ自身、就活はクソだと思うが、働くことは素晴らしいことだと思っている、と言っておこう。
オレがこの度書いた『内定童貞』は、こうしたバカげたことはやめて、お前ら全員本音でやれよ、ということを書いています。もちろん、ここでは学生の側に立っております。惰性で志望動機を聞くバカ面接官。お前だってそんな質問されて困ったろ? 志望動機なんてもんはねぇんだよ。
学生が考えることなんてこれだけだ。
さっさと一流企業のお前ら、内定よこせ、オラ。そうすればオレ様の人生好転するんだよ、分かってるのか、オラ
志望動機だってこれだけだ
なんかモテそう、楽しそう、ステイタスが高そう、給料よさそう、ちょっと自慢できそう、親が安心しそう
それなのに、「お客さんの笑顔を見るのが好き」とか「サークルを一つにまとめあげた」みたいな話ばかりをする。んなワケねぇだろ。人間なんてもんはもっと自分本位であり、全員がマザー・テレサでもなければ、ガンジーみたいにならなくてもいい。ビル・ゲイツみたいな統率力もいらない。
あと、「人事は味方である」--この言葉をオレは送りたい。真意については『内定童貞』に徹底的に書いておいた。理由は、人事だっていい学生を取りたいからである。そんな彼らがお前らの敵なワケないだろうよ。いちいち学生をいじめるために採用広告出したり、面接の時間作らないよ。
将来一緒に働く「仲間」づくりのために採用してるんだぜ、会社は。
今回書いたのは、「お前、冷静に考えたらそうだろ…なんで就活になると途端に判断力が鈍るんだよ。いつも通りの判断力を出せばお前は通るよ、この野郎」ということだ。
多分、読んだら気が楽になると思います。オレ自身の情けない話やら、「こんな優秀なヤツがいたのか!」とギョーテンした話、「こんなバカでも通るのかよ!」と思った話など色々書いています。学生が陥りがちなワナについても、まぁ、大体は書いたかな。
オレ自身、もう就活の本を書くことはできないと思うので、すべて本音、容赦なくリアルな話を書いていますので、どうぞよろしくお願いいたします。