[写真]この写真は完全な冗談。日の丸の小旗を振って岩盤保守を装い、自民党ハコの集会に潜入しようかと思いましたが、高市さんの会場でも岩盤保守らしき人は見当たらず、地域の人と、東京都各種団体協議会支部の人ばかり。日の丸の小旗はしまいました。
こんどの2025年都議選では、危険を冒して自民党のハコの集会を告示前後、3陣営に4会合潜入して取材しました。そのうち1会場では入場して合計3人目くらいの人に「宮崎信行さんですよね、きょうはどういうご用件で」と聞かれる始末。そう話しかけられた以上は、相手から名刺をもらえるのは当然で、地元の代議士の私設秘書男性でした。先方から「撮影しても、録音してもいいですよ」と言われて、逆に撮影はしませんでした。私の入場を拒めば、その妨害を書かれると思ったのでしょう。
そういう状態で4会場行きましたが、うち一つが思わぬヒットで32年越しの伏線回収となりました。なんと、東京都各種団体協議会(事務所=自民党本部内)の区支部の会合でした。この会場には毎度おなじみ一般社団法人江戸消防記念会のはっぴをきたみなさん。会場の半分側の最前列から3列目の指定席にはっぴを着て座っていました。いつもながらの強面ぶりで、登壇は「頑張ろうコール」の後。三三七拍子の音頭をとる支部長が「私たちは、とび職の団体です」と語りました。とび職の一人親方らの地域職能団体でした。32年越しの「早く言ってよ」案件。東京都の正式団体で「江戸」はおそらく「江戸東京博物館」の名称に残るのみではないでしょうか。一部事務組合「東京消防庁」のOBや共済の団体かと思いつつも自民党の選挙の最前列をしめるから謎の団体だと思っていましたが「出初め式」にも参加する江戸火消しさながらにとび職の安全と地位を守る団体だったようです。
公明党首都圏市議が自民党の地方議員は営業部みたいで嫌いだと明言。私が口頭で、東京都各種団体協議会の創立者、故・三田政吉民間人は立派な方で、例えれば秋元康民間人のようなもので、本人は立派だが、その友達に怪しい者がいるが、それがバッヂつきだから都議会自民党はずっと嫌いだと語りました。そして江戸消防記念会について、首都圏公明市議は「威圧団体ですね」との感想。とび職の地域職能団体と知っていたら私の伝え方も違っていたでしょう。
そして4会合ともなかったのが「事務局からのお知らせ」。立憲民主党系ですと、後援会員か政策秘書が「告示前に選挙はがきを書いてください」「告示日にはがきを送付し、証紙貼りも終わりましたが、電話作戦が全然人手が足りません」などと語ります。ハコの集会はそもそも候補者の支持者しかいませんから、候補者の演説よりもむしろ事務局からのお知らせが大事です。今回潜入した自民党の4会場は、うち一つで「事務連絡」として区議の一人が「期日前投票に行ってください」と話しただけでした。
「小池百合子知事」の「コ」の字もありませんでした。2020年東京オリンピックの後では初めての都議選なので、自民党の候補にとっては演説しづらかったかもしれません。選挙は大学受験勉強に似ていると言われます。残り何日かを逆算して、今何をすべきかを決める。ところが、閣僚経験者たちも「残り何日」と明示しての「お願い」はありませんでした。今回の都議選で立憲と共産が調整しているのは明確ですが、「この選挙区は共産の現職に立憲が乗ってますよ」と言ったのは、片山さつきさんが言ったきり。
こんどの2025年都議選では、危険を冒して自民党のハコの集会を告示前後、3陣営に4会合潜入して取材しました。そのうち1会場では入場して合計3人目くらいの人に「宮崎信行さんですよね、きょうはどういうご用件で」と聞かれる始末。そう話しかけられた以上は、相手から名刺をもらえるのは当然で、地元の代議士の私設秘書男性でした。先方から「撮影しても、録音してもいいですよ」と言われて、逆に撮影はしませんでした。私の入場を拒めば、その妨害を書かれると思ったのでしょう。
そういう状態で4会場行きましたが、うち一つが思わぬヒットで32年越しの伏線回収となりました。なんと、東京都各種団体協議会(事務所=自民党本部内)の区支部の会合でした。この会場には毎度おなじみ一般社団法人江戸消防記念会のはっぴをきたみなさん。会場の半分側の最前列から3列目の指定席にはっぴを着て座っていました。いつもながらの強面ぶりで、登壇は「頑張ろうコール」の後。三三七拍子の音頭をとる支部長が「私たちは、とび職の団体です」と語りました。とび職の一人親方らの地域職能団体でした。32年越しの「早く言ってよ」案件。東京都の正式団体で「江戸」はおそらく「江戸東京博物館」の名称に残るのみではないでしょうか。一部事務組合「東京消防庁」のOBや共済の団体かと思いつつも自民党の選挙の最前列をしめるから謎の団体だと思っていましたが「出初め式」にも参加する江戸火消しさながらにとび職の安全と地位を守る団体だったようです。
公明党首都圏市議が自民党の地方議員は営業部みたいで嫌いだと明言。私が口頭で、東京都各種団体協議会の創立者、故・三田政吉民間人は立派な方で、例えれば秋元康民間人のようなもので、本人は立派だが、その友達に怪しい者がいるが、それがバッヂつきだから都議会自民党はずっと嫌いだと語りました。そして江戸消防記念会について、首都圏公明市議は「威圧団体ですね」との感想。とび職の地域職能団体と知っていたら私の伝え方も違っていたでしょう。
そして4会合ともなかったのが「事務局からのお知らせ」。立憲民主党系ですと、後援会員か政策秘書が「告示前に選挙はがきを書いてください」「告示日にはがきを送付し、証紙貼りも終わりましたが、電話作戦が全然人手が足りません」などと語ります。ハコの集会はそもそも候補者の支持者しかいませんから、候補者の演説よりもむしろ事務局からのお知らせが大事です。今回潜入した自民党の4会場は、うち一つで「事務連絡」として区議の一人が「期日前投票に行ってください」と話しただけでした。
「小池百合子知事」の「コ」の字もありませんでした。2020年東京オリンピックの後では初めての都議選なので、自民党の候補にとっては演説しづらかったかもしれません。選挙は大学受験勉強に似ていると言われます。残り何日かを逆算して、今何をすべきかを決める。ところが、閣僚経験者たちも「残り何日」と明示しての「お願い」はありませんでした。今回の都議選で立憲と共産が調整しているのは明確ですが、「この選挙区は共産の現職に立憲が乗ってますよ」と言ったのは、片山さつきさんが言ったきり。
常時SPがついている人だけでも、武見・自民参議院議員会長(参院選候補予定者)、木原選対委員長らを見ましたが、相変わらず「自民党しかないんです」と出席者の選択肢を奪って一つにするだけの演説ばかりでした。但し、第1次安倍総理なんかは「過去4年間、野党は何もしていない。政治は結果がすべてで、自民党だけなんです」というように演説していましたが、「結果がすべて」というきつい言葉を使う人は、山東元議長(比例予定候補)、井上都連会長、木原選対委員長も使いませんでした。
今回の自民党はハコの集会を重視しているようで、元職は7夜連続の個人演説会。これは、区議が7人いるようで、うち一つは頑張ろうコールも、区議の選対が担いました。見るからに「区議の飲み友達」で、それの何がいけないのと言われそうですが、紳士の私としては限度があると感じました。
中には会派が分かれているのに、自民党区議団は全員そろっている状態で、合計でも「公務のため」欠席した女性区議が1人いるだけのようで、出席率は95%超。この10人前後の区議団がいるから、電話作戦の人手に関する事務局からのお知らせは皆無だということでしょう。
しかし、都議候補立ちは勉強不足で、都議と区議を通算してあれだけ長いキャリアで、こんなに具体的な政策項目の中身のない演説を続けられるということは、驚きでした。1会場の60座席で、SP付き人2人、それ以外の閣僚経験者が2人、地元代議士と参院選新人予定候補が勢揃いしたのは壮観だし、演説の内容も良かったし、自民党の国会議員団と区議会議員団の危機感と都連の結束力はなかなかのものでした。ですから、政治団体「都議会自民党」の裏金発覚後初めての選挙でも、公認だけでも議席が4年前と比べて大きく減ることはまずないと思います。
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