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ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

【都議選】危険!自民党ハコの集会潜入記、「事務局からのお願い」なし、32年前に言ってよ、一般社団法人江戸消防記念会の正体、故三田政吉民間人の弟子たち東京都各種団体協議会支部会合まで潜入

2025年06月18日 21時45分51秒 | 自民党
[写真]この写真は完全な冗談。日の丸の小旗を振って岩盤保守を装い、自民党ハコの集会に潜入しようかと思いましたが、高市さんの会場でも岩盤保守らしき人は見当たらず、地域の人と、東京都各種団体協議会支部の人ばかり。日の丸の小旗はしまいました。

 こんどの2025年都議選では、危険を冒して自民党のハコの集会を告示前後、3陣営に4会合潜入して取材しました。そのうち1会場では入場して合計3人目くらいの人に「宮崎信行さんですよね、きょうはどういうご用件で」と聞かれる始末。そう話しかけられた以上は、相手から名刺をもらえるのは当然で、地元の代議士の私設秘書男性でした。先方から「撮影しても、録音してもいいですよ」と言われて、逆に撮影はしませんでした。私の入場を拒めば、その妨害を書かれると思ったのでしょう。

 そういう状態で4会場行きましたが、うち一つが思わぬヒットで32年越しの伏線回収となりました。なんと、東京都各種団体協議会(事務所=自民党本部内)の区支部の会合でした。この会場には毎度おなじみ一般社団法人江戸消防記念会のはっぴをきたみなさん。会場の半分側の最前列から3列目の指定席にはっぴを着て座っていました。いつもながらの強面ぶりで、登壇は「頑張ろうコール」の後。三三七拍子の音頭をとる支部長が「私たちは、とび職の団体です」と語りました。とび職の一人親方らの地域職能団体でした。32年越しの「早く言ってよ」案件。東京都の正式団体で「江戸」はおそらく「江戸東京博物館」の名称に残るのみではないでしょうか。一部事務組合「東京消防庁」のOBや共済の団体かと思いつつも自民党の選挙の最前列をしめるから謎の団体だと思っていましたが「出初め式」にも参加する江戸火消しさながらにとび職の安全と地位を守る団体だったようです。

 公明党首都圏市議が自民党の地方議員は営業部みたいで嫌いだと明言。私が口頭で、東京都各種団体協議会の創立者、故・三田政吉民間人は立派な方で、例えれば秋元康民間人のようなもので、本人は立派だが、その友達に怪しい者がいるが、それがバッヂつきだから都議会自民党はずっと嫌いだと語りました。そして江戸消防記念会について、首都圏公明市議は「威圧団体ですね」との感想。とび職の地域職能団体と知っていたら私の伝え方も違っていたでしょう。

 そして4会合ともなかったのが「事務局からのお知らせ」。立憲民主党系ですと、後援会員か政策秘書が「告示前に選挙はがきを書いてください」「告示日にはがきを送付し、証紙貼りも終わりましたが、電話作戦が全然人手が足りません」などと語ります。ハコの集会はそもそも候補者の支持者しかいませんから、候補者の演説よりもむしろ事務局からのお知らせが大事です。今回潜入した自民党の4会場は、うち一つで「事務連絡」として区議の一人が「期日前投票に行ってください」と話しただけでした。

 「小池百合子知事」の「コ」の字もありませんでした。2020年東京オリンピックの後では初めての都議選なので、自民党の候補にとっては演説しづらかったかもしれません。選挙は大学受験勉強に似ていると言われます。残り何日かを逆算して、今何をすべきかを決める。ところが、閣僚経験者たちも「残り何日」と明示しての「お願い」はありませんでした。今回の都議選で立憲と共産が調整しているのは明確ですが、「この選挙区は共産の現職に立憲が乗ってますよ」と言ったのは、片山さつきさんが言ったきり。

 常時SPがついている人だけでも、武見・自民参議院議員会長(参院選候補予定者)、木原選対委員長らを見ましたが、相変わらず「自民党しかないんです」と出席者の選択肢を奪って一つにするだけの演説ばかりでした。但し、第1次安倍総理なんかは「過去4年間、野党は何もしていない。政治は結果がすべてで、自民党だけなんです」というように演説していましたが、「結果がすべて」というきつい言葉を使う人は、山東元議長(比例予定候補)、井上都連会長、木原選対委員長も使いませんでした。

 今回の自民党はハコの集会を重視しているようで、元職は7夜連続の個人演説会。これは、区議が7人いるようで、うち一つは頑張ろうコールも、区議の選対が担いました。見るからに「区議の飲み友達」で、それの何がいけないのと言われそうですが、紳士の私としては限度があると感じました。

 中には会派が分かれているのに、自民党区議団は全員そろっている状態で、合計でも「公務のため」欠席した女性区議が1人いるだけのようで、出席率は95%超。この10人前後の区議団がいるから、電話作戦の人手に関する事務局からのお知らせは皆無だということでしょう。

 しかし、都議候補立ちは勉強不足で、都議と区議を通算してあれだけ長いキャリアで、こんなに具体的な政策項目の中身のない演説を続けられるということは、驚きでした。1会場の60座席で、SP付き人2人、それ以外の閣僚経験者が2人、地元代議士と参院選新人予定候補が勢揃いしたのは壮観だし、演説の内容も良かったし、自民党の国会議員団と区議会議員団の危機感と都連の結束力はなかなかのものでした。ですから、政治団体「都議会自民党」の裏金発覚後初めての選挙でも、公認だけでも議席が4年前と比べて大きく減ることはまずないと思います。

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財務金融委員長「野党237対与党221」で解任、野党は旧暫定税率審議を問題視、額賀議長「選挙をしなければなりませんが暫時休憩します」再開後に記名投票表決で阿久津幸彦委員長選出

2025年06月18日 18時23分40秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]新しく財務金融委員長に選出された阿久津幸彦さんと野田佳彦・立憲民主党代表、きょねん2025年10月26日(土)夜7時20分頃、板橋区「遊座大山商店街」で、宮崎信行撮影。

 君子豹変すで、異例の水曜本会議、禁足となり、財金委員長が解任され、立憲の委員長に交代しました。ガソリン税旧暫定税率をめぐる会期末攻防となりました。

【衆議院本会議 きょう令和7年2025年6月18日(水)】
 まさに君子豹変す。異例の水曜本会議となりました。

 自民理事からの緊急動議で、井林辰憲・財務金融委員長(自民)解任決議案が上程されました。趣旨弁明では立憲が先週提出した「ガソリン税旧暫定税率廃止法案」(217衆法53号)の速やかに審議しなかったと批判。各党の討論の後採決がなされ、投票総数458、賛成237、反対221の賛成多数で解任されました。戦後初。額賀福志郎・議長は「財務金融委員長の選挙を行わなければなりませんが、この際、暫時休憩します」と語り、午後2時20分過ぎから休憩になりました。国会法、院の規則、衆議院先例集などでは常任委員長は議長が発議して選挙を省略するとありますが、その空席の期間の定めはありません。起立採決になったこともあります。なにせ現行憲法下初なので当然にして先例もありません。

 そして、2時間半後に午後5時に再開。記名投票表決となりました。堂々巡りの結果、投票総数460、阿久津幸彦さん238、小林鷹之さん218、白票4で阿久津幸彦さんが新しい財務金融委員長に選出されました。

 この後、「手話に関する施策の推進に関する法律」(217参法9号)が大岡敏孝内閣委員長から報告され、可決し、成立しました。
 
【衆・厚生労働委員会】
 一般質疑。維新の猪口幸子さんは「医療費の削減は大事だ。社会保険料を下げるべきだ。自公維3党協議に携わる地位ではなかった議員として大臣に聞きたい」という趣旨の質問をしました。猪口さんは都内の医療法人理事長で、惜敗率で、音喜多さんらを上回り初当選しました。

【衆・文部科学委】
 一般質疑。

【衆・法務委】
 選択的夫婦別姓の「立憲案」(217衆法29号)「維新案」(30号)「国民案」(35号)を議題とし、採決はしない前提で設定されました。質問の順を飛ばしがちだった自民党ですが、きょうは旧統一教会の家族感を持っていると思われる石橋林太郎さん(広島市が事務所の2期)が驚愕の真打ちとして登場する予定でした。が、開会するにいたらずに、きょうは散会しました。

【参議院本会議】
 総務省行政評価局の活動について、村上大臣から報告がなされ、代表質問がありました。立憲で再選の情勢が強い自治労の岸まきこさんは、給付金で現金とマイナポイント選択制にしたときの自治体の負担が重いと指摘。山形で再選をめざし有力視しされる国民会派の芳賀道也さんは「これで6年間の最後の演説です」と混乱を招きかねない演説をしました。
 「ギャンブル等依存症対策基本法を改正する法律」(217衆法37号)が採決され、投票総数238、賛成233、反対5の賛成多数で可決し成立しました。オンラインカジノの賭場開帳を「禁止する」と明確に書き込みながら罰則は見送られました。おおよそ9月下旬に施行。
 「社会保険労務士法を改正する法律」(217衆法49号)は237、232,5の賛成多数で可決し、成立しました。厚生労働委員長として勇退する郵便局長会(旧全特)の柘植芳文さんが登壇。2期とも党内トップ当選で12年。岸田首相が内閣から「裏金一掃」をした際は、78歳ながら外務副大臣としてリリーフ。国内で見た限りは大変精力的に活動していました。降壇時の拍手から察すると、党内外で慕われた存在だったようです。

【参・憲法審査会】
 「憲法に対する考え方とくに国民投票法等について」を議論。今国会では自民党の佐藤正久さん(改選)が「参議院の緊急集会」という現行憲法の「護憲論」を展開しました。「隊友会」は3年前票が半減して佐藤さん一人となりましたが、今国会の自衛官の処遇の法案審議を聞いていると隊友会が1名となりその佐藤さんも党本部の幹事長代理にとられているため議論が薄かったという感想を持ちました。

●あす正午過ぎに、7与野党党首会談が開かれます。

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【速報】井林辰憲・財務金融委員長解任決議案は議決の見通し、法案・決議案で不提出のれいわ9議席が賛成へ

2025年06月18日 11時18分42秒 | 第217通常会 2025年1月召集
 この後、2025年6月18日(水)午後1時開議の衆議院本会議で、井林辰憲財務金融委員長解任決議が過半数で議決される見通しとなりました。

 決議案の提出に加わらなかった、れいわ新選組(9議席)が賛成することが分かりました。これで提出会派だけで229議席。自公は218議席。

 「ガソリン税旧暫定税率廃止法案」(217衆法53号)は、立維国共参保の227議席。決議案の提出には、共産が外れました。共産8議席、有志の会4議席が、加わっても、日本にいない石破茂、赤澤亮正両議員と、負傷して「全治3ヶ月だ」と事務所が発表した原口一博議員の欠席を勘案しても解任が確定的になりました。

 衆議院での委員長解任は戦後初。

 新委員長選出の与野党国対の協議で、財務金融委員会の再開に時間がかかるというパラドックスをかかえていますが、今国会内に、法案の趣旨説明、あるいは採決は間に合うため、第27回参議院議員通常選挙の争点になりそうです。

 きょうの衆参両院の審議については、このページではなく、夕方に公開するページで報じます。

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財務金融委員長解任決議案を提出「ガソリン税旧暫定税率廃止法案」で、会期内成立は濃霧の中

2025年06月17日 16時37分44秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]衆院第二議員会館と国会議事堂、5年前の6月中旬、宮崎信行撮影。

 「ガソリン税旧暫定税率廃止法案」(217衆法53号)のめぐり、井林辰徳財務金融委員長解任決議案が衆議院に提出されました。水曜日としては異例の衆議院本会議があす開かれることになりました。都連所属の各党代議士は日程変更を迫られました。

 なお、当ニュースサイトは、政党「社民党」が衆参とも共同会派「立憲・社民・無所属」を組んでおり、前の任期でも新垣衆院議員が法案提出者に常に名を連ねていることから、「立憲+社民」、それと「有志の会」を1党と見なして報道しています。

 217衆法53号は提出が、立憲・社民、維新、国民、共産、参政、保守なので6野党(228議席)が提出したと報じました。きょうの解任決議案は、そこから共産が外れた5野党が提出しました。ところが、指摘しているように、れいわ、有志の会2党派に遅れたことを謝罪した情報はありません。但し、仮にれいわ9人が「時間が短く賛否を決定できない」との理由で本会議を欠席した場合は、228議席がちょうど過半数の数字になります。なので、衆議院での採決は、森山裕幹事長も野田佳彦代表もどうなるかは本当に分からないと考えられます。

●火曜日ですが衆議院本会議は開催されませんでした。先々月3日に本会議で代表質問された「医療法改正案」(217閣法21号)は11万病床削減の自公維合意と骨太の方針、そしてやはり日本医師会に反発があるそうで、閉会中審査または審議未了廃案となる見通し。日医が反発しているとなると仕込んだ武見敬三前厚労相(改選・東京7枠・自民2人公認)はつかみどころがない政治家だと感じます。

【参議院第1種常任委員会 きょう令和7年2025年6月17日(火)】
 2つしか開かれない、閑散とした会期末、改選となりました。
 ●内閣委員会 「ギャンブル等依存症対策基本法改正案」(217衆法37号)を採決。れいわのみの反対で可決すべきだとしました。この法案は、オンラインカジノの賭場の提供を明確に禁止する規定を書き込みましたが、罰則はおかれていません。天皇の署名、首相や内閣府大臣らの副書で官報に掲載される公布の日から3ヶ月を経過した日に施行なので、9月下旬には施行します。
 そして、三原大臣が「独立行政法人男女共同参画機構法案」(217閣法52号及び53号)が趣旨説明されました。衆議院では、維新の男性議員がまるっきり立法趣旨を理解しない質問や討論を続け、後輩である幹事長・国対委員長・政調会長も指導できなかったようです。あさって質問され、同日中に採決されると考えられます。

●厚生労働委員会 「社会保険労務士法改正案」(217衆法49号)が趣旨説明され、採決。令共が反対しましたが、賛成多数で可決し、上程。名称排他条項に漢字3文字の「社労士」を加えたり、特定社労士が裁判だけでなく労働審判にもかかわれるようにする法改正。衆・委員会の採決を現地で傍聴取材しましたが、自民議員の1人が傍聴席まで来て団体幹部らに「お待たせしました」とあいさつに来ましたが、反応は薄かったです。ここで、衆議院衛視が「お待たせしました」と傍聴者が主に使う方の階段・エレベーターへ誘導していきました。腰周りになんかつけてる警察官たちと違い衛視さんチームのコミュニケーションスキルに感動しました。

 これに先立つ一般質疑で、山口和之さん(2009年民主党衆議院比例東北単独25位で初当選、衆参在職10年超)は「日本維新の会の山口和之です。戻って来られればいいんですけども、戻って来られない確率も非常に高いので今日も同じような話をさせていただきます。元々自分は理学療法士の免許を取ってから、リハビリテーションの専門病院に勤務しました」と語りました。

【衆議院国土交通委員会】
 まず9日の石川県への委員派遣を委員長が報告。まさに「能登半島地震国会
」となった今国会を振り返りました。1年5ヶ月遅いという批判は、国交省でなく岸田官邸に向けられる批判です。

【衆・法務委】
 選択的夫婦別姓法案の「立憲案」(217衆法29号)「維新案」(217衆法30号)「国民案」(217衆法35号)の2度目の参考人質疑が2時間半コースで行われました。あすは、議員間の質疑応答をすることにして散会しました。会期内の成立は絶望的。

【閣議】
 総理不在ですが、定例閣議が開かれました。石破茂首相と赤澤担当相とトランプ大統領らとカナダでの首脳会談は30分ほどで終わったようで、関税の著しい進捗はなかったとみられます。

【自民党役員連絡会】
 きのうは首相不在で役員会はなかったようですが、きょうは役員会・役員連絡会が開かれ、森山裕幹事長は衆参同日選の可能性は低いと事後の記者会見で語りました。

【2幹2国】
 解散はしない方向性となったようです。

【立憲民主党常任幹事会】
 第27回参議院議員通常選挙で男性のミドルからシニア3名を公認しました。山形県連、島根県連(鳥取・島根合区)、長崎県連所属の元秘書ら。これで、5月中旬の自民党事前情勢調査で示された、立憲の全国比例区の獲得予想の人数を満たしたことになります。来週火曜日(6月25日)午後3時は国会閉会中と考えられますが定例通り開く予定。 

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石破茂首相はあさって帰国まで不在のため「維、国に相談する」野田佳彦さんは不信任案検討を保留、旧暫定税率法案(提出会派議席数227)で立維国3党、野党「れいわ」「有志」2党に説明せず、自公2党に説明

2025年06月16日 18時16分00秒 | 第217通常会 2025年1月召集
[写真]ビラを配る野田佳彦・立憲民主党代表、きょねん9月25日、東京「ときわ台」で、宮崎信行撮影。

 少数与党で迎えた第217回通常国会は、残り7日間となりました。石破茂首相は、政府専用機で、太平洋を渡り、カナダのこちら側(太平洋側)の「カナナスキス」でサミットに出席します。「カナナスキス」は英仏語の感じがしないのですが、やはり先住民の言葉のようです。このため、首相はきょう、あすはまるまる日本不在で、帰国はあさって18日(水)となりそうです。

 野田佳彦・立憲代表は先週金曜日の記者会見で、内閣不信任決議案を提出するさいは、維、国両党の代表に「事前にお話をする」としています。首相がいない間にカメラがある場で不信任を話し合うのはあまり感じが良いものではなく、木曜日以降となります。そうすると、野党は、首相に帰朝と関税交渉の報告を本会議や予算委員会でするよう求めていますから、会期はほとんど残っていません。これを考えると、決議案は提出されない方向性と考えられます。それでもハプニングで衆参同日選になる可能性は2割程度はあるでしょう。

【衆議院 きょう令和7年2025年6月16日(月)】
【参議院 同日】


 ともに開催されませんでした。

【常任委員長室 同日】
 「ガソリン税旧暫定税率廃止法案」(217衆法53号)について、立維国3党が、自民税調の小委員長代理いわゆる「インナー」の「ライター」である石田真敏さんや、公明党の竹内税調副会長(元政調会長)に「説明」をしました。この法案の発議者は、立維国共参保の6党。この6党は227議席で過半数まであと6。れいわ新選組は9議席、有志の会は4議席ですが、高井崇志幹事長は前夜の9時に連絡が来て党議決定ができなかったとし、有志の会の担当の緒方林太郎議員もそれとしらず夕食にあわせて飲酒したので判断を先送りしたとしています。あらかじめ、しくまれている、しこまれているような感じがします。

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