廃棄物彩生処

主にジムニーの廃品利用による改造、メンテ、及び4×4トライアル競技などを掲載する場として・・・・!

SJ10・30ミッション5速化-その2

2010年07月25日 | 駆動系
 これから本番の分解に入るが、手順などは他のネット上に投稿されているので、ここでは主として、今回失敗したこと、失敗しそうなこと等を注意事項として記述する。


【分解時の注意点など】
①はじめに
・外したパーツは、30と11を別な容器に入れて、混ぜないようにすること。
・分解前に各部を写真記録をしておくと組立時に役立つ。
・以前に分解したと思われるものは、欠品パーツなどに注意。不審なときはパーツリスト等で確認する。(今回品は、スナップピンが1個入っていなかった。)

②ケース割する前には、ボルトが全数抜かれていることを確認すること。

 11用の中間ケースを外す際は、矢印部分のボルトに注意! この2本のボルトは、カウンターシャフトのギヤを外さなくても取り外せる。

③11のカウンターシャフトを引き抜く際にスライディングハンマーを使うのであれば、それを引っ掛けるために5速ギヤとその側近のベアリングを外さずに残しておく。
 そのままでも、中間ケース外しと上下ケース分割が可能である。

 ベアリングからシャフト端までの長さが長いためスライディングハンマーが掛けにくい。この場合は、11用メーンケースは不要となるので、クラッチハウス側オイルシールを除去して、そこからシャフトを叩く。オイルシール破損だ!

 矢印部のオイルシール除去して、ここから叩いてカウンターシャフトを外す。

④30のカウンターシャフトは、スライディングハンマーが掛けにくい。ギヤの根本にドライバー等を当てて、ハンマーを叩いても抜ける。
 クラッチハウス側から叩くとオイルシールが破損し交換を要するので、極力避けたい。
 ドライバー等を当ててたたき出す。気温が低いときはアルミケースを加熱すると抜けやすい。 

 自分は高級?ギヤプラー(狭い隙間にくさびのように締め上げるもの)があるので、これを使った!

 ギヤプラーをセットし、軸方向の2本のボルトを締め上げて抜き取った。

⑤カウンターシャフトを後方へずらし、後側のベアリングを抜いてから、カウンターシャフトを部屋側で取り出す。

⑥ベアリングやギヤのサイドには、目立たぬスナップピンがあるので確認すること。

⑦シフト用シャフトをスライドさせる時は、3本のロッドを必ずニュートラルにすること。でないとインターロック鋼球がつかえて動かない。簡単にスライドするので動かないときは要確認。

⑧シフトフォーク固定のピン(スプリングピン)を打ち抜くときは、ロッド下部のケースが窪んでいるヶ所へスライドさせて打ち抜く。

⑨シフト位置決め切り欠き部には鋼球とスプリングのほか、シャフト直角方向にΦ3mm、長さ7mmほどの小さいピン(インターロックローラ)が入っているので紛失せぬよう注意すること。30用でニュートラル検出SW付き機種は2本、このSW無し仕様機は1本。

つづく


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
内部のボルト2本 (SJ30F's Evolution.)
2010-07-27 00:47:08
組み忘れました^^;

30と71バラバラにした部品が1つのダンボールに収まっていたジャンク部品を貰って仕分け後に組み上げたのですが、自分でばらさなかった(言い訳ですが)ので忘れました。

ちなみに忘れると、漏れなくオイルが漏れてきました(涙

やっぱり! (ki9)
2010-07-28 08:57:16
SJ30F's Evolution.さん>組み忘れ、やっぱり!

自分でバラさなけりゃ尚更、ですね。
実は今回ばらす際に、この2本が差し込んであるだけで、全く締められていなかった。
それで印象強く、組立時には確実に締めましたよ(笑)

2機を同時にバラすんで、めったにやらない我々アマチュアは、完全に仕分けしないとね。

今回、完全に仕分けしたんだが、M8ボルトが1本余って随分と悩みました。
組立経過の写真記録で確認したが、取付忘れはないようなので、どうやら組立時に30側の部品に手を付けたようです。

何事そうですが、つい脇のもの手をつけたくなるもので、ご用心です(爆)

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