廃棄物彩生処

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バッテリー再生器

2011年06月06日 | 工具
鉛バッテリーは、充放電の繰り返しや経年により極板に発生する硫酸鉛が結晶化(サルフェーション)して、電池容量が減少するが、この劣化バッテリーを再生する機器が販売されているため、これを購入してみた。

 この再生原理は、鉛バッテリー電極に10~30kHzの高周波パルス電流を流して、サルフェーションを鉛イオンと硫酸イオンに分解して、蓄電能力を回復させるのだそうである。

 この原理は特許も認められて実用化されているもので、決してまがい製品ではない。 今年のビッグサイトで開催の”国際二次電池展”ではNTTグループ会社であるテルウェル西日本(株)という会社が、これを用いたバッテリー再生事業について広いブースで出展していたことからも、信頼できると思われる。

 自分は1年ほど前に購入品したもので、以下の軽量・小型でおもちゃみたいなものであるが当時¥30,000程の高価なものだった。(電流容量が比較的大きい製品を購入した)



この仕様は
・品名:ウルトラパルスPRC-16F
・12V(6セル)鉛バッテリー用で劣化バッテリー再生・劣化防止・充電装置
・電源電圧:AC-100V
・最大充電電圧:DC13.7V±5% 
・最大充電電流:1600mA
・対応バッテリー電流容量:5~300Ah

 肝心の効果だが、70~80%に劣化した状態で再生するのが効果的のようであり、再生時間は数十時間を要する。

 完全に劣化し数ヶ月経過したバッテリーを、1ヶ月ほど繋いで試験した結果では、全く再生しなかった。

 現在、キャンタートラックのバッテリー:15年間使用しバッテリー液をほとんど無くなるほど酷使して、比重計のレッドゾーンの中間まで性能低下したものを再生中だが、1ヶ月ほどで比重計イエローゾーンまで回復してきている。
 今後、どこまで回復するものかを、興味深く見守るつもりである。 

 試験中のキャンターバッテリー

 バッテリー液がなくなって大量の補充液を注入した記録写真。


ところでこのキャンターのバッテリーだが、15年経過して今も使っており不思議なバッテリーである。 流石にこの冬にはセルが回らなくなり、充電したが回復せず。 液を確認した結果、液不足。
 蒸留水を補充して充電しても、比重計レッドゾーン中間までしか充電できなかったが、4,600CCディゼルエンジンのセルモーターが回るのである。 24Vはそれ程強いのか?、それともバッテリー性能がいいのか?

 


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