廃棄物彩生処

主にジムニーの廃品利用による改造、メンテ、及び4×4トライアル競技などを掲載する場として・・・・!

ジムニー・ミッション5速化改造で気付いたこと!

2012年02月02日 | 駆動系
 この度、依頼によりジムニー2スト用トランスミッションの5速化改造を行ったが、そのなかで下記のような新たな発見があった。

①.SJ10ミッションで5速化ができないものがあること。
②.SJ10ミッションのケースの位置合わせ用ノックピン径が大きく、この径が細いJA11ケースの接続には用を足さないこと。
③.JA11ミッションの中間ケースは、前期型と後期型で若干形状が異なり、分解・組立の手順に優劣があること。


①について
 SJ10(年式不明)ミッションの5速化改造をしようとしたが、ケースが短くメーンシャフトが収まらなかった。このため、SJ30ミッションでの改造に変更した。
この車の年式は不明であるが、外観は下画像のとおり。
 5速化できないミッション外観

②について
 上記ミッションのケースの位置合わせ用ノックピン径が大きく、JA11中間ケースを接続するのに、正確な位置合わせができない。
 この対応として、園芸用カラーポールφ11を埋め込むと少しすき間があるが、無いよりは良い。


③について
 JA11用の分解や組立時に、中間ケース後方のシャフトセットパーツを外さずに、中間ケースを着脱できれば手間が省けることが多い。
 この中間ケースは、後期型は着脱できるが、前期型はカウンター側ギヤを外さないと着脱できない。このギヤを外すにはメーンシャフトのベアリングも外さないと抜き取れない。大掛かりとなる。
 中間ケースとシャフトパーツセット状態

 この方向で着脱するが、画像左下のアイドルギヤ・シャフト穴部分がカウンター5速ギヤに当たって外せない。
 左:後期型、右:前期型・・・アイドルギヤ・シャフト穴厚みが4mm厚いためつっかえるのだ!

 ただし、前期型でもギヤを外さずに他のパーツを外して知恵の輪的に着脱する方法はあるのだが、結構厄介なのでここでの説明は省略する。
 なお、次回分解する際の事を考慮して、この穴部分の厚みを後期型の形状の様に削っておくのも良いかも知れない。しかし、その必要性は極めて少ない・・・!


 以上3点について記載したが、日常作業にはこのような予想外のことにぶつかって多大な時間浪費と、精神的疲労が伴うものであるが、一方でそのアクシデントの解決策の検討とそれを解決することの楽しみ、それを達成した喜びがあるものである。
 ただ、残念なことに折角知り得たことも、残り少ない寿命のなかでは活用が少ないことと、それにも増して時間が経つとすぐに忘れてしまう自分である。これらの解決策は現在のところ見つかっていない。



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3 コメント

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細かな違い (ブラウン)
2012-02-05 23:59:24
いつもながら、見さしていただき有難うございます。

Ф(..) ミッションにも、前期、後期 細かな違いがあるのですね!

日々、メーカー側もよりいい物をって改良しているんでしょうね~

この、細かな違いは、ホントサービスマニュアルにものっておらず作業した者が知る経験になるんですね。

細かい分析ホント凄いの一言です。 (^▽゜)b。

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Unknown (ki9)
2012-02-07 01:06:11
ブラウンさん>毎度、どうもです!
同じようなことを数多くやると、色んな細かな違いがあって、苦労もするが、次回のために勉強にもなるんですよ。
 でも、違い発覚時は焦りますが・・・!

メーカー改良ですが、上記③は元々取り外しし易いように斜めにカットしてるんだが、不十分なので、厚みを薄く改善したようです! 
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2017-07-09 23:23:45
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