【組立準備】
〔シフト検出SWについて〕
今回の30用ミッションには、必ず付いているバックランプSW(ケース上部)のほかに、ケース右側面にもう一つのSWが付いていた。
これの動作確認をした結果、ニュートラルでオフ、それ以外でオンとなるSWである。
これについて、30に詳しいみやま園さんに尋ねたところ、
ニュートラルでないことandクラッチが切られていないこと、
の条件下で、アイドリング燃料をしぼり、エンジンブレーキ力を高める(燃費向上も)システムが組み込まれており、そのための検出SWだそうである。
SJ30には、このSWが付いている機種とそうでないものがある。
シフトロッドは11用に組み替えするが、この機能を生かすにはロッドに加工が必要である。
今回のこのミッションはSJ10にセットするため、この機能は不要なのだが自分は趣味的作業なので、この機能を生かすように加工を加えた。
これには、1・2速シフト用ロッドの右側に30用と同じように”切り欠きとΦ3mmの穴”を明けた。
このロッドは硬いかと思ったが、鉄鋼用ドリルで容易に明けられた。(トランスファのロッドは硬くてドリルが立たない)
1・2速シフト用ロッドに加工した切り欠きと小穴の状態
〔交換パーツの調達〕
・JA11ベースの場合は、必ず交換を要するインプットシャフトのベアリングとオイルシール
・不良交換パーツ
点検の結果今回交換したのは
・インプットシャフトとメインシャフトの連結部インナーベアリング(ころ)、メインシャフト後方ベアリング、同オイルシール、カウンターシャフト後方ベアリングの4点のみ。
全て純正パーツとしたため高額で、 計6点で約¥4,100でした。
調達した純正パーツ
〔ベアリングについて〕
11用(71用)ミッションには、玉ベアリングが6個組み込まれているが、5個がシールド形で、メインシャフト後方ベアリング1個だけが裸(開放型という)の普通のベアリングである。
今回のミッションはシールド形はガタが全く認められなかったが、裸の1個はガタガタであった。シールドの効果が高いと思われるが、スズキはなぜシールド形にしなかったのか?
後方かつ上部に位置するため、シンクロナイザリング摩耗粉の影響が少なく、コスト低減の観点から非シールドとしたのだろうか。
しかし、オイルに混入するシンクロナイザリング摩耗粉は真鍮であり、ドレン栓磁石では除去できないため、取付位置には関係なく影響すると思われるのだが・・・?
今回の事例だけからの判断だが、このベアリングもシールド形とすれば玉ベアリング耐久性のバランスが取れると思うのだが・・・?
なので、オーバーホール時にはシールド形に交換することが望ましいと思われる・・が。
今回、カウンターシャフト後方ベアリング(シールド形)を交換したのだが、これはガタは全く無く回転むらもなかったのだが、回転抵抗が大きかったので交換することにした。製品バラツキなのか、異常なのかが判断できなかった。
つづく
【追記】
裸ベアリングの理由について
引き続き考えたのだが、上記はどうも理屈に合わない。次に考えた理由は以下のようではないかなぁ・・・!
このベアリングには、屈折したプロペラシャフトの回転振動で、過酷な荷重が加わりガタ付き安い。
一方、この部分は後方ケースのみを外せば比較的簡単に交換できるので、どうせガタつくなら安価な仕様とし、こまめにメンテ交換するように。。。。と!
なお、2型以降はシールドタイプに改善されているようだ!
〔シフト検出SWについて〕
今回の30用ミッションには、必ず付いているバックランプSW(ケース上部)のほかに、ケース右側面にもう一つのSWが付いていた。
これの動作確認をした結果、ニュートラルでオフ、それ以外でオンとなるSWである。
これについて、30に詳しいみやま園さんに尋ねたところ、
ニュートラルでないことandクラッチが切られていないこと、
の条件下で、アイドリング燃料をしぼり、エンジンブレーキ力を高める(燃費向上も)システムが組み込まれており、そのための検出SWだそうである。
SJ30には、このSWが付いている機種とそうでないものがある。
シフトロッドは11用に組み替えするが、この機能を生かすにはロッドに加工が必要である。
今回のこのミッションはSJ10にセットするため、この機能は不要なのだが自分は趣味的作業なので、この機能を生かすように加工を加えた。
これには、1・2速シフト用ロッドの右側に30用と同じように”切り欠きとΦ3mmの穴”を明けた。
このロッドは硬いかと思ったが、鉄鋼用ドリルで容易に明けられた。(トランスファのロッドは硬くてドリルが立たない)
1・2速シフト用ロッドに加工した切り欠きと小穴の状態
〔交換パーツの調達〕
・JA11ベースの場合は、必ず交換を要するインプットシャフトのベアリングとオイルシール
・不良交換パーツ
点検の結果今回交換したのは
・インプットシャフトとメインシャフトの連結部インナーベアリング(ころ)、メインシャフト後方ベアリング、同オイルシール、カウンターシャフト後方ベアリングの4点のみ。
全て純正パーツとしたため高額で、 計6点で約¥4,100でした。
調達した純正パーツ
〔ベアリングについて〕
11用(71用)ミッションには、玉ベアリングが6個組み込まれているが、5個がシールド形で、メインシャフト後方ベアリング1個だけが裸(開放型という)の普通のベアリングである。
今回のミッションはシールド形はガタが全く認められなかったが、裸の1個はガタガタであった。シールドの効果が高いと思われるが、スズキはなぜシールド形にしなかったのか?
後方かつ上部に位置するため、シンクロナイザリング摩耗粉の影響が少なく、コスト低減の観点から非シールドとしたのだろうか。
しかし、オイルに混入するシンクロナイザリング摩耗粉は真鍮であり、ドレン栓磁石では除去できないため、取付位置には関係なく影響すると思われるのだが・・・?
今回の事例だけからの判断だが、このベアリングもシールド形とすれば玉ベアリング耐久性のバランスが取れると思うのだが・・・?
なので、オーバーホール時にはシールド形に交換することが望ましいと思われる・・が。
今回、カウンターシャフト後方ベアリング(シールド形)を交換したのだが、これはガタは全く無く回転むらもなかったのだが、回転抵抗が大きかったので交換することにした。製品バラツキなのか、異常なのかが判断できなかった。
つづく
【追記】
裸ベアリングの理由について
引き続き考えたのだが、上記はどうも理屈に合わない。次に考えた理由は以下のようではないかなぁ・・・!
このベアリングには、屈折したプロペラシャフトの回転振動で、過酷な荷重が加わりガタ付き安い。
一方、この部分は後方ケースのみを外せば比較的簡単に交換できるので、どうせガタつくなら安価な仕様とし、こまめにメンテ交換するように。。。。と!
なお、2型以降はシールドタイプに改善されているようだ!
ニュートラルスイッチ知りませんわぁ
ホント 色々と 勉強に、なりますわ!
この作業は勉強のために引き受けたのだが、多くの得るものがありました。
でもすぐに忘れるので、そのためにもこのブログに記録して置きます!
自分のブログが、後に結構役立つんですよ
エンジンブレーキ(燃料カット)で使っているセンサですが、危険なのでほとんどの人は使いませんよね。。。ですが純正の機能は残したい方なので加工しました。
意味ありませんが。。。趣味ですから♪
そうですよね、できれば純正以外の機能を付加しようとしているんだから、使わない機能でも出来ることは、やらずに置けないんだよね。
そんなことで楽しんで、自己満足してるだよね♪