廃棄物彩生処

主にジムニーの廃品利用による改造、メンテ、及び4×4トライアル競技などを掲載する場として・・・・!

ジムニーメンテ:デフバックラッシュ修正(2)

2008年05月15日 | JA11
 デフバックラッシュ修正の続きです!

 ジムニー整備マニュアルでは、ドライブベベルピニオンを固定しリングギヤの遊びをダイヤルゲージで計測する。遊び量は0.1~0.2mm(フロントデフ0.08~0.18mm)と記載されている。
 だが、自分はゲージは使わない。ドライブベベルピニオンを手で回転・戻しのゆすりをして、”カチカチ音がかすかにある”程度に調整している。調整はサイドベアリングアジャスタで行うが、これの左右締込みによる起動トルク(プレロード)もトルクレンチは使わず勘でやっている。

 今回は、リングギア側のアジャスタを締上げてバックラッシュ量を少なくすることだけにした。
 アジャスタ回しは、当初はマイナスドライバーとハンマーでコツコツ叩いたが、近年は下図のように本職らしくロータホルダーを使っている。

 ベアリングアジャスタの締め込み

 なお、後輪右側アクスルシャフトを抜いたら、何とオイルシールプロテクターがついていない。付け忘れたのだろうか?、と自分の頭脳を疑ってみたのだが、後にデフケース底を清掃していたら、そこに破損して貼り付いているのを発見。前回作業のシャフト挿入時に押し込んでしまったようである(激汗)

 オイルシールの奧にプロテクタがない状態

 破損したオイルシールプロテクタ

 このプロテクタとオイルシールのパーツは、予備品として保有しているのだが、今回は以下の理由から取付けせずにセットすることにした。
 ・このオイルシールを外さないと入らない。外すとオイルシールの再使用ができずもったいないこと。
 ・このプロテクタの役目は、重量シャフトの抜き差し時におけるオイルシールの損傷を防止するものであって、注意して作業すれば問題が少ないこと。特に右側シャフトは短いため作業がし易いので。

また、アクスルシャフトのベアリングが左右共に若干ガタがあったので、交換することも考えたのだが、ベアリング/ブレーキシュー付きの予備品シャフトがあったので、これを組み付けて出費の繰り延べをはかった。



 なお、外したプロペラシャフトをシャーシーペイントで塗装した。ただし、最上部の#1は新車時の塗装が健在であったため清掃のみとした。画像のとおり未だシールも残っている。これは上部に位置し、また滲みでるオイルが付着するため、塗装が長持ちするようである。

 

 最後にデフオイルであるが、いつもBP SuperGear(80W-90EP GL-5)を使っているのだが、今回はもっと安い物を、としてカー用品店4店舗を廻ったが、いずれにも国産低廉品がなっかた。やむなく従来どおりとした。
 以前にNISSAN純正LSD用140の4リットル缶などを置いてある店があったのだがぁ~!

つづく
 


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