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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

シャフトの整備

2022年12月14日 | open


ボロボロの中古品のシャフト2本
を整備した。
無数にあった打痕を完全に除去し
て、デロデロでドロドロだった
先角を研磨してツルツルにし、
タップ交換をした。
中国製いい加減なもんだね。
既存タップはまともに着いておら
ず、切り落とすまでもなく、刃物
を当てたらパカンと外れた。
精査すると、全く接着剤が全面に
塗布されていなかった。しどい
もんだ。

メンテにはかなり時間かかった。
連続作業で4時間程。
質性自体は悪くないシャフトだ。
ただ、この中国製のメープルシャ
フトはネルソナイトが使われてい
た。それは削っていたら判明する。
硬化剤を含浸させていても、中国
製は乾燥が甘いから、そのうち曲
がるだろう。

乾燥が出鱈目なのはフィリピン製
で、フィリピンのキューは世界一
ひどい。適当で出鱈目でいい加減。
最低だ。作り方も最低。キューな
どは高床式住居のつっかえ棒位に
しか思っていない。
意外なところでは台湾製と韓国製
がかなり良い。これは80年代から。
ブランズウィックなどは、台の製
造やキューの製造は80年代から
台湾にOEM委託していた。
だが、台湾もチャイナであるので、
OEM委託されながら、全く同じ物
をブランド刻印無しで横流しした。
それは80年代に大量に日本に入っ
て来た。特に台が多かった。
しかし、本家物と同じなので質は
高い。質が低いのはそのやり方だ
けだ。
現在、中国では世界中のナイフの
OEM委託生産をやっているが、
本家ブランドを明記せずにノー
ブランドのようにしてナイフを
大量製造して流している。
設計と性能は本家物と同じなので
頗る質は高い物だ。
ただ、やる事の質性がどうなの?
というのが問題。
国際的な不正競争防止の観点とか
コピー品(しかも本家物データ流用)
をしらばっくれて出す事の良心の
呵責などは一切無い。
それが残念ながら、大陸中国と島部
中国の実態だ。
ただし、作られた物には罪は無い。
それらの製品を嫌悪して折ったり
毀損して喜ぶとしたら、それこそ
人的質性が低くなる。
そんなやついるの?と思うだろう
が日本刀の周辺にはいるらしい。
それを自慢げに書いて喜んでるの
が。

このテーブルは台湾製のノーブラ
ンドだが、かなり良い。





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