渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

メーカー不明の革ジャン

2021年02月08日 | open
(高1 於荒川土手)
 
高校の時に着ていた叔父から
貰った1950
年代のこのダブル
ライダースはどこの製品
だっ
たのだろう。
うちは母方も父方も戦後から
1960年代
あたりまでオートバイ
乗りが
多かった。
祖父の弟や叔父たちは二輪
乗り
だった。
そのうちの一人から貰った
ダブル
ライダースで、黒と
赤のなかなか格好良い
デザ
インの革ジャン
だった。輸
入物との事だった。
このダブルは結構気に入ってい
た。
 
この50'sの輸入革ジャンは一体
どこのメー
カー製だったのだ
ろう。
かなりしっかりしていた。サイ
ドスリット
部が真っ赤でカッケ
かった。
革はもろにカウハイドだ。サド
ルレザーの
ようにゴツかった。
 
今一番よく着るのはAVIREXの
A-2タイプ
だが、同じAVIREX
製のダブルスはホース
ハイド
のため
しなやかで着やすい。
街着
やチョイ乗り以外の走りの
時にはアビの
ダブルライダース
かスコットのシングルにして
いる。
ただ、信頼性から行くとカドヤ
のカウハイ
ドの革ジャンがモロ
に鎧のようで安心感が
ある。
転ばぬ先の杖ならぬ転んだ先の
革、という
ような位置付けとし
ては。
他の人も多分そうだろうが、乗
り屋の場
合、おしゃれなファッ
ションアイテムと
して革など着
ない。革ジャンは完全に防護
服、道具として認識しているの
ではなかろ
うか。
いうならば、ジッポーのように。
乗り屋が革なら何でもいいと
ペラペラの
薄い革ジャンを着な
いのはその為だろうと
思う。
「道具を着こなす」
それが二輪乗りの革ジャンとの
付き合い方
のように思える。
 
カドヤのニューコンセプターの
1stバージョ
ンは前ジッパーに
フラップが無いため、
イクの
タンクがヤスリがけしたよう
疵ついてしまう。
だが、2ndバージョンからは
ジッパーが覆い隠されるよう
に改良され
た。さすがカドヤ
だ。
私のは1stバージョンなので、自
分で本革
の1ミリ厚のリボンを保
護フラップとして
縫い付けて改造
してある。


このカドヤの革ジャンは、設計
も革の質も
縫製も最高に良い
のだが、残念ながらこの
モデルのシリーズは廃番。
カドヤ・ニューコンセプター
のラインナッ
プへの復活
強く
願う。

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