令和3年の法改正で、二輪車の
ナンバープレートの角度等に
ついて保安基準が変更になった。
1970年代もかちあげナンバー
取り付けは違反だった。
嘘のような実話がある。
あれはおったまげた。
ある日、高校生の我々は仲間
たちとペンペケペンと街中を
3台で走っていた。
すると、国道で警察に止めら
れた。
なんでも秋の交通安全運動中
で、道行くバイクを全部止め
て、安全運転チラシを配って
いるとのことだ。
その時、かわいいおねえさん
の婦警さんがいた。当時なの
でスカート婦警さん。
すると、私の隣りのサンパチ
の奴のバイクをじろじろ見て
いる。奴のバイクはノーマル
なのに。一か所以外。
それはナンバーのみがかちあげ
取り付けになっていた。
すると、かわいいおねーさん
婦警は、サンパチの奴に言った。
「こら!君!こんなことしちゃ
だめでしょ!」と。
そして、ぬぁんとナンバーを
止めネジの裏ステーのところ
から真下に折り曲げてしまった。
そして、「だめよ。ちゃんと
しなきゃ」と言ってる。
噓でしょ?
と思ってサンパチと目を合わ
せたが、奴は「はぁ~?」み
たいな表情で口開けて無言で
苦笑いしてた。
あとで「この折り曲げナンバー
こそ違反じゃねえの?」とか
言い合ったが、多分、婦人警
官の行為は法律違反と同時に
器物損壊(笑)。多分だけど。
だって、こうだもの。
暫く走ってその場を離れて、3人
でしゃがんでケンタ食いながら
ナンバー折っていいわけないよ
な~、とか笑い合った。
でも、あのねーちゃんかわいか
ったな、とか言い合って。
ナンバープレートはそこで折り
戻して真っすぐにしたのだが、
薄くクラックが入りかけてしま
った。
昔のナンバープレートは今みた
いにアルミではなく鉄製だった
からよく割れたりした。
かちあげにしても、ネジ部分
だけ横ステーをかませての固定
だと、確実に振動で穴周囲から
クラックが入ってた。
なのでプレートカバーが発売
されて売れたのだけど、それ
も今は禁止になった。
可動式プレート台座も禁止。
保安基準の見直し改正は、大型
トラックで平成時代に何度も
変更されたが、二輪も令和3年
に大きく変更された。
まあ、ナンバー周りはノーマル
からいじらないのがいいでしょ
うね。いじるとしても、適法
基準内の角度や位置にするよう
にして。
嘘のような実話の続き。
サンパチ君は、やはり案の定
ナンバープレートにその後
亀裂が入ってしまった。片方
の穴から、おねーさんの折り
目に沿って。
嘘みたいなホントの話、奴は
どうしたかというと針金で
縫うようにとめてた。いけ
ないけど小さな穴あけて。
「お前、右まで割れたらどう
すんの?」と訊いたら「そう
なったら右も同じようにやる
けど、ぶら下げナンバーぶ~
らぶら。おもしれえじゃん」
と。
アホか。
ちなみに、自動二輪の場合、
ナンバープレートが破損した
ら、全く同じナンバーを申請
したら運輸行政側が製作して
くれます。全く同じ番号で。
少し期間空くので待ちますが。
なので、1980年代の京都の
「京 あ 1234」ナンバーだっ
たら、そのままで新品の同じ
「京 あ 1234」ナンバーで
作ってくれます。新規番号
ではなく復元してくれるの。
単独特別製作で。
なんかのそうした法令規則が
あるのでしょうね。
ナンバーの数字や文字がか
すれて白くなったりした
プレートも新品に交換可能。