オフロードでもオンロードで
も、2ストバイクでペィーン
ペンペンと行くのは、かなり
楽しい。
これなどは、ついほんの数年
前まで国内でも輸入新車状態
で買えた2ストだ。
スズキTS185ER。2014年型と
比較的近年の型式なのに空冷
2スト単気筒だ。183cc。
スズキの南米向け販売モデル
になる。
今も日本で新車が買えるのか
どうかはわからない。
走行距離が極端に少ない中古
車ならばまだ市場に存在する。
「一番新しく製造された2ス
ト」の部類に入る希少バイク
だろう。
というか、最近作られた空冷
2ストバイクなどは、この機
種以外には聞いたことがない
かも。
根性のスズキ、変態のスズキ、
やる事が一味違う。
南米の知り合い2名(両者別
国)から聞いた話だと、向こ
うでは一番人気はヤマハだが、
古い2スト小排気量バイクで
はカワサキが多かったらしい。
そういえば、紛争物などの映
画で南米ロケのアクションシ
ーンなどでは、街中でやたら
カワサキの小排気量2ストが
出て来る。
日本の4メーカーも、海外での
勢力図とかあるのだろうなぁ。
北米ではビッグバイクではカワ
サキは結構人気あるようだし、
ホンダは東南アジアで市場を
確保しているみたいだし。
最近米軍特殊部隊ではカワサキ
の110を上陸特殊作戦等で使用
しているみたい。
本格的な二輪偵察部隊とかでは
なく通常の作戦群ラインで。
第二次大戦中のこれや、
これと同じ使用方法かも(笑
航空機や車両に積載して行っ
て、現地で降ろしてチョイ
乗り移動の足にする、という
ような。
英軍のウェルバイクなんて、
折り畳んでカプセルに入れて
落下傘で輸送機から降下させ
て使っていた。
ホンダのモトコンポも使用方
法は同じ発想だろう。畳んで
運搬して現地で組み立てて乗
る、という。
ホンダのユニークバイクの
モトコンポ。
それはホンダのレジャーカー
であるシティに折り畳んで載
せて運搬し、キャンプ場や旅
先で車から降ろしてそこらで
乗る、というコンセプトで作
られた面白いバイクだった。
ホンダはそのような面白クル
マを時々作る。
スズキもやる。ギャグなんて
チョロQバイクが出た時には
バイク乗りたちには大笑いし
て大ウケしてた。機種名さえ
「ギャグ」だよ(笑
そのリアルギャグパロぶりに、
ギャグパロ番組の『仮面ノリ
ダー』では、改造人間仮面ノ
リダー変身後のバイクには
スズキのギャグがサイクロン
号として使われていた。
ヤマハは真面目君であまりそ
ういうのはやらない。近い
風味でバイクを作っても、ど
こかオサレ感を出そうとして
いた。ポップギャルとか。
カワサキは硬派っぽくしてて、
冗談バイクは作ったりしてこ
なかった。唯一、モンキーを
パロったKV-75というレジャー
ミニバイクを1971年から1980
年まで出したりしたが。
カワサキKV-75
ホンダとスズキは遊び心満載
のユニーク車を時々ポンポン
と出していた。
スズキのチョイノリという原
付は「ダジャレでバイク作っ
てるでしょ?」みたいな感じ
だったし、ホンダも面白原付
を多く出したりしていた。
最近はどのメーカーもそうい
う製作の心の遊びのようなの
はあまり見られないですね。
なんかギチギチアップアップ
している。
やはり日本メーカーは失速し
てるなぁとどことなく感じる。
スズキチョイノリ。
製品名からして遊んでいる。
スケボーがひっくり返った
ようなデザインも遊んでる。
ホンダシティとモトコンポ。
シティもこのデザインなんて
最高だよ。ドクタースランプ
に出てきそうな形してるし。
TVCMもポップでくだけた物
だった。