
ビリヤードもオートバイのスポー
ティーライドやレーシングライド
も、大切なのは下半身。
なお、オートバイはフロントフォ
ークに直に着いているセパレート
ハンドルのレーシーなマシンで
前傾姿勢であろうとも、一般公道
で700km以上走っても身体は何
ともない。
よく世間で耳にするのは、「腰が
痛くなる」「腕が痛くなる」「き
つい」というものだが、それは、
100%乗り方が根本的に間違って
いるからだ。正しく乗れば何とも
ない。
要するに下半身で乗らず、上体を
硬直させて背骨を真っ直ぐに腕も
突っ張っているから疲れる。
また、その硬直ではマシンの操作
など出来ないので非常に危険だ。
ビリヤードも同じで、腰が痛く
なるのは、身体用法を間違って
いるからだ。
これは確実。
下半身と腰回りの筋肉と骨の使い
方を誤っているから腰痛になる。
正しい身体用法であると、たとえ
20時間連続で玉撞きをしようと
腰は痛くはならない。
椎間板ヘルニア等に罹患してい
ない限り。
スポーツの基本は下半身だ。
特に腰回りと背骨の使い方。
アーチになっているから圧を分散
できる。


背骨と仙骨の関係も全く同じ。
前傾姿勢の時には背骨は真っ直ぐ
に背中に板を入れたようには伸ば
さない。背骨の全ての骨に荷重
を分散させて上体を脱力させる。
背骨は直線ではなく緩いアーチ
を描かせるのが前傾姿勢では正
しい。
背骨を直線にすると、物理的に
腰の一点に力がかかり、負担は
倍増する。
直線だと石橋は崩れるように、
人の背骨も同じ事になる。
崩れる前に腰が悲鳴を上げて
いる。
また、人間の背骨は、そうした
荷重を分散させる仕組みに出来
ている。
身体の仕組みを無視する事を
すると人体の想定外の負担を
生み、身体に支障が出る。
前傾姿勢での腰痛などはそれだ。
背筋真っ直ぐ伸ばしは❌。
直立不動の敬礼姿勢のまま上体
を前屈させるような身体の使い
方は、スポーツでは完全に誤り
だ。