とは言っても、5ラック先取り戦で
4セット対0セットでリードしてい
て私がちぎっていたのは、本当の
意味でのマイキューを途中から使
い始めたからだ。自作キューLuke.7。
て私がちぎっていたのは、本当の
意味でのマイキューを途中から使
い始めたからだ。自作キューLuke.7。
セットカウント4-0でぶっちぎって
いたところ、相手に火がついて
相手も必殺メインキューを出し
て来て、ガチモードに入った。
いたところ、相手に火がついて
相手も必殺メインキューを出し
て来て、ガチモードに入った。
そこから相手は5ラック先取りを3
セット連取。ギュイギュイ手玉
を動かして入れて出し始めた。
を動かして入れて出し始めた。
これでセットカウントは4-0だった
のが4-3まで迫られた。猛進だ。
最後の5ラック先取り戦が劇的だっ
た。
私も気合を入れなおして玉を正確
に入れ続けてネクストもビタリと
出しまくってラックカウント4-0
でぶっちぎりのリード。
に入れ続けてネクストもビタリと
出しまくってラックカウント4-0
でぶっちぎりのリード。
そしたら、5ラック目のマスワリの
9番をなんと穴の中カタカタで外し
た(笑
た(笑
その1球でズドンのとどめだった
のに。
それから、相手はその9を入れて
から、マスワリ、取り切り、
マスワリで、一気に4ラック
連取。
マスワリで、一気に4ラック
連取。
一挙に追いついた。あっという間。
最終ラックは4-4のヒルヒルとなっ
た。
しびれる。
このラストゲームを落としたら、
私がリードを奪い総合セットカウ
ント5-3で勝利してた予定が、4-4
の時間切れドローとなってしま
う。
ント5-3で勝利してた予定が、4-4
の時間切れドローとなってしま
う。
たった1球の入れ外しで大きく流れ
が変わった。
玉撞きは恐ろしいですねえ。
が変わった。
玉撞きは恐ろしいですねえ。
そして、最終セットの最終ラック、
スコア4ラック対4ラック。
相手がマスワリの途中であと5個
残しで外してラッキーな事に私に
回って来た。
残しで外してラッキーな事に私に
回って来た。
慎重に取り切って終了。
総合スコア5セット対3セットで
私の勝ち。
勝った負けたよりも、二人とも
非常に撞球の中身が良かった。
それが何よりも良い。実のある
研究会。
勝った負けたよりも、二人とも
非常に撞球の中身が良かった。
それが何よりも良い。実のある
研究会。
スコア的には終了時の総合セット
カウントが4-4と5-3では大違いだ。
カウントが4-4と5-3では大違いだ。
通常の対戦でも5ラック先取りの
短期戦では「重要なラック」が
ある。
ある。
それはラックカウント3-2の時の
次のラックだ。
結果が4-2と3-3ではまるで戦況
が異なる。
カウント3-2の時の次のその6ラッ
ク目というのは非常に重要なラッ
クとなる。運命のラックとい
ってもよい。
ってもよい。
そうした、重要ポイントや難局が
必ず対戦中にはあるので、その山
と谷は読み切らないと対戦を有利
に進められない。
対戦競技はそうした駆け引き、やり
とり、攻防が面白い。
対戦の行方この一球にあり、とい
うような玉もある。
それを状況の中で認識しないと、
ボコ負けしたりする事になる。
あっという間に形勢が逆転する。
スポーツにでも何でも、「運を引
き寄せる」というのは、そう
した状況と情況とを読み切る
事から発生するのではなかろ
うか。
した状況と情況とを読み切る
事から発生するのではなかろ
うか。
なので、ビリヤードなどは、一人
で玉入れだけをやっていても、
全く面白くも何ともないし、それ
は対戦競技たるビリヤードをやっ
ているとはいえない。
技術と読みを駆使して、人間と
人間が真っ向から正々堂々と対戦
するのだ。それ。それがスポーツ
でありビリヤード。
一人で玉入れしているのは、それ
はビリヤードとは呼べない。
それ、とどのつまりは練習ですね。
野球でいうなら、バントやノック
や盗塁やスライディングやフライや
ゴロを取る練習。
野球は対戦チームと試合というもの
で対戦をしない限り、やる事はすべ
て練習になる。
そして、練習は対戦の為の練習だ。
対戦競技であるビリヤードも、
対戦をしないのは、それは練習。
そこからは一歩も出ないし、撞球
という種目の立脚の根幹に関わる。
人と勝負すべし。撞球は。
A級がどんなにボウラードで
300点満点やそれに近い高得点を
出し続けようとも、人様とお手合
わせをしないのは、それは撞球の
本質からは離れている。
それよりも、C級だろうが、人と
懸命に必死に対戦して戦っている
ほうが種目の純粋さを全うしてい
る。
ボウラードでいくら玉入れが上手く
とも、それは練習でしかありま
せん。フィットネスジムで身体を
とも、それは練習でしかありま
せん。フィットネスジムで身体を
鍛えるようなもの。
対戦競技はどんな種目でもそうだ
が、その種目を通して、人と戦う
のです。懸命に。持てる力を全て
互いに発揮して。
つまり、その種目を通して人間
同士が技術と精神力とを競い
合う。
合う。
人間を相手にする。同じ土俵で
正々堂々と。
その技の競い合いがまさに文字通
り「競技」なのであるし、対戦競技
種目で人間と対戦しないのは、そ
れはその種目をやっているとは
いえないのです。
ビリヤードは対戦競技です。
人とぶつかりましょう。全力で。
一人玉入れはビリヤードに非ず。
ナンボ一人練習で玉を入れても、
そこからは人と人の知力と技術
力のしのぎ合いによる更なる
上の次元への上昇は存在しません。
力のしのぎ合いによる更なる
上の次元への上昇は存在しません。
人を大切にしましょう。
対戦競技のスポーツ、スポーツ
マンはそれ。人と清らかに正面
から向かい合う。
陰でコソコソなどはしない。