初心者に贈るポケットビリヤードの世界
(基本テクニック編 #1)
Billiards for Beginners
Mezz Cues
ポケットビリヤードのフォーム。
トッププロの綺麗なフォーム。
でも、これ、アメリカン・サイド・
オープン・スタイルです。
これは初心者の女性に説明した
フォームとはちがーう(笑
違いの判る人で動画観た人は、
アレ?と思うでしょう。ちゃう
やんけ、と。
栗プロの絵はスタンスは前足45度
位置取りではない典型的なアメリ
カン・サイド・オープン・スタン
ス。
そして、手玉とレストの距離は
20cmではなくキュー切れ師の
距離だし、エルボーアングルも
90度ではなく、キュー切れマン
独特のアングルだ。ウイリー・
モスコーニのように(笑
まあ、これは分かりやすくいうと
キレ者プロのフォームです。
「基本的なフォーム」というのは
「初心者向け」ではなく、この
切れ味のキュー冴えのプロ、栗
プロにとっての基本フォーム(笑
これ、よくある私がよく言う
「基本解説と実践との違い」と
いうやつです。
私も経験あります。
構えからアプローチに入る時に
初心者の人が教えてというので
説明している時とか。
「足は肩幅くらいに開いて、
前足は45度くらい前に出して」
と。
そして、こうやります、とやる
私のフォームを見た女性などは
真似してサイド・オープンで
両足が揃う程に横向きにする。
「そうではなく45度くらいに」
とか言うと「だって貴方こう
やってるよ~」とか逆に私の
フォームを指摘されたり(笑)。
同級生の女友だちたちや親族
一族旅行での旅行先ホテルで
母や叔母に教えた時も逆指摘
されたし。
自分のスタンス見て「あ、説明
と違ってました。さーせん」て
なもんで(笑)。
つい最近もかわいい若い女性グ
ループ5人からビリヤード一緒に
やって教えてくださいと逆ナン
みたいに頼まれて解説した時、
以前の逆指摘の自分の解説と
現実に整合性の欠落がない事を
念頭に入れて修正解説をした。
たぶん、こうした「古くから
云われて来た基本」というのと
実戦的実践実態はかなり乖離
している類例が結構多い。
「肘から下を振り子のように
振ってキューは水平に」という
物理的に不可能な説明も、そう
した現実と固定概念的な「基本」
を教えようとする整合性の不在
が招いているのだと思う。
イメージボールの説明も大切だが、
ラインで俯瞰して見る事の大切さ
も同時に教えたほうがいいと思う。
昔はほんと苦労したぜ。
だ~れもこのように教えてくれた
りしないから。「見てろ」だけで
さ(笑)。
なので座学の自習と、上級者の撞き
を一つも逃さず見抜く稽古よ(笑)。
まるで古武術だぜ、そいつぁ。
初心者に贈るポケットビリヤードの世界
(基本テクニック編 #2)
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