出発は夜明け前。
走り仲間たちと合流してか
らの出立は夜明けと共に。
まだ陽は昇らない。
道行きは、早い時間帯では
日が変わってすぐの頃に立
つ場合もあるし、前日の深
夜に出発する場合もある。
但し、長距離走行の前日は
しっかりと睡眠は取る。
ロングランでは睡眠不足は
危険を招くから。
この画像の日は日帰りで1日
750kmを走った。
高速道を使う弾丸ツーリング
の弾ツーだからできる。
下道一般道では制限速度の
関係から物理的に不可能だ
ろう。
つまり、高速道路走行可能
な125cc以上の自動二輪でな
いとできない日帰り走りと
なる。
下半身の決め所はキュッと
締めてマシンをホールドし、
上半身は超脱力させている
乗車走行フォームなので、
たとえ700km以上走ろうと
も身体はどこも痛くならな
い。これはセパハンマシン
でもだ。
腰が痛い、手が痺れる、肩
がこる、首が痛い等々はあ
り得ない。
二輪の運転は、弛緩脱力と
緊張瞬発の連動と連鎖であ
り、それの適切な使い分け
だ。
つまり、二輪はライディン
グそのものが「運動」なの
である。空間移動手段の乗
り物ではない。それをした
いならば四輪を選ぶべきだ。
二輪には「操縦」が絶対に
必要であり、操縦者は車両
に載せられて移動する積載
物ではない。
ロングライドでのハンドル
保持にも特別な操作をする。
これは昔の峠ライダーもよく
やっていたが、スロットルは
丸く握らず、あたかも挟むか
のように、例えるなら指の根
元で摘まむように保持する。
そして、アクセレーションは
筒を掴んで「回す」のではな
く、人差し指側と親指側で逆
方向にスライドさせるような
心持ちでスロットルを開閉さ
せる。
スロットル固定ヘラなどは右
手が本当にお馬鹿になるので、
たとえツーリングだろうと使
ってはならない。あれは馬鹿
右手製造器具だ。微細なアク
セル操作なくして二輪の操縦
はあり得ない。
なお、超高速度域と、低速で
あってもツイスティなロード
では右グリップは筒状包みで
保持する。
だが、全圧で握りしめる事は
絶対にしない。
全圧握り込みなどしたら、
速度域に関係なくスロットル
操作ができなくなるからだ。
手の内の操作大切。
しかも固着させない。
左右旋回時には可変の手の内
を使う。