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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ロシア。戦争やめろ

2022年02月28日 | open


ロシア国内では、今戦争が起きて
いる事が一切報道されていない。
全く、一切だ。

死体袋に入って帰って来る予定の
兵士はすでに4000体を超えている。
隠し通せる筈もない。
ヨーロッパ各地では、義援から
避難民引き受けの活動を開始し
ている。
また、ウクライナの人たちも、
国を守る為に侵略者に対して徹底
的に決死の覚悟で戦い抜く事を
決意している。

戦後、プーチンは失脚するのでは
なかろうか。
もしくは「不慮の死」。
大体からして元KGBで国権派だ。
まともな訳がない。ナチスと同じ。

ウクライナの都市を蹂躙するロシア
の戦車の前に立ちはだかって戦車
を止めようとしているウクライナ
の人が何人もいた。
まるで89年の天安門のようだ。
本当に死ぬ事をいとわず身体を
張って軍事侵攻をやめさせようと
している。

戦争反対とはいっても、やむなき
祖国防衛戦争は正義とはいえずと
もいたしかたない。それは正義で
はなく家族と国を守る為の大義だ。
だが、侵略戦争のみは絶対悪だ。
多くの大国が侵略戦争をやって
来たし、21世紀のたった今も
ロシアがやった。
武力で人の国を蹂躙する。
「悪」なのである。

在日ロシア人たちは戦争には反対
している。ウクライナを守りたい
と言っている。ロシア人本人たち
も怒ってる。

これはロシアにとっては「国を
あげての戦争」ではない。
隠している。
勝手に何か小規模戦争がウクライナ
内の独立国で起きている、として
隠している。
正義が不在である事をロシアの
親熊プーチンは自ら証明している。

以前、ウクライナの女の子と飲んで
話をしていた。ベルリンの壁崩壊と
ソ連崩壊時の時事問題について。
かなりシビアな話だ。
私は息抜きも含めて言った。
そうした背景抜きにして、俺、実は
曲調と歌詞はソ連国歌が世界の国歌
の中で一番好きなんだ、と。単純
に曲として、と。
すると、ソ連無き後は、曲は同じ
だけど歌詞が自由を謳う歌詞に変
わったのよと教えて貰った。
旧ソ連国歌を歌えるの?と尋ねた
ら、当たり前だ、と言う。目の前
で歌ってみせてくれた。
ウクライナは独立主権がソ連によ
りずっと封じられていたから、
ウクライナ人はソ連国歌を誰でも
歌う事ができたのだ。
第二次大戦の戦前に朝鮮台湾では
君が代が国歌だったのと同じだ。
ソ連が無くなって、ウクライナは
やっと国連に加盟でき、主権国家
となれた。

プーチンは言う。
ウクライナ国民は同じロシア国民
で同じ民族だから大切に思う、と。
侵略者の発想である。
朝鮮と台湾を併合して「日本」と
していた国の歴史を持つ日本に
生まれ育った日本人だから、人
ごとではなく、私にはそれがよく
判る。
プーチンのそれは侵略者の発想な
のだ。

ソ連崩壊後の新生ロシアは、よう
やく国際社会で協調ができる国に
なるかと見えたが、ここのところ
来て、なんだかおかしくなり過
ている。

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