
テレビで中華街特集をやっている。
「観光地」として中華街に行くと
いう感覚がよく分からない。
今は私は別場所に住んでいるが、
東京人が「上京」の感覚がピンと
来ないように、横浜の人間にとっ
ては中華街はそこにある日常なの
で、構えて「旅行先として行く」
という感覚は無いだろうからだ。

横浜は「行く所」ではなく、住む
場所。
そんな感覚が自分の中からは消え
ない。
東京23特別区もそんな感じが強く
ある。
中華街。
江戸時代は海の中。
私が子ども時分は南京町とまだ呼ん
でいた。中華街とつけたのは1955
年からだが、まだ60年代は南京町
と呼ばれた街区で、定食屋さんの
ようなお店が建ち並んでいた。
とても庶民的で、我が家も家族で
よく行った。
中華街が観光地になったのは1970
年代からだとテレビでは解説してい
た。
なるほど、60年代ハマ育ちだと、
観光地感覚は尚更ない筈だ。
納得。