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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

オートバイのバックのさせ方

2023年10月31日 | open



オートバイから下りて横に立ち
車両をバックさせるやり方。
積載車重が300kg超えの二輪
では難しいかも知れないが、
200kg前後のマシンでは簡単
な方法について。
逆に2ストクォーターなどの
私のKR-1のような乾燥重量
110kg台の二輪は自転車のよ
うに押し引きできるのであま
り意味ないが、楽ちんなので
軽量車でも多用する方法。

二輪の横に立ってハンドルを
保持してバックさせて方向転
換等する時に私がやっている
方法を説明する。
これは走行時の基本的操作で
はなく、駐車時のあくまでも
私のやり方なので、やるなら
自己責任で。
まず、フロントブレーキをかけ
て前輪に加重させてフロント
フォークを深く沈める。
そしてフォークが戻って伸びる
のを利用してその勢いで後ろに
車体を下げるきっかけを作る。
これ、かなり使う。
片手をシートに置いてという
二輪バックは私の場合はほぼ
使わない。ハンドルを両手で
保持している。

そして、これは真似しないほう
がいいとは思うが、私は二輪の
後退転回では、身体を軸として
車体に腰を密着させて車体を
かなり傾ける。離したらバタン
と車両が倒れる程に。
だが、その傾けるのは瞬間で
そこで長くは保持しない。
傾けて後ろに車両をバックさせ
ながら曲がる。
よく傾けた瞬間に見ている人は
「えー?!」とか言う。
車体を転倒させたように見える
からだろう。
あるいは立ちゴケ倒しで車体
を倒すまいと支えているような。
だが、事実は異なる。
傾けて倒した時の力を利用して
後退旋回をさせて、瞬間的に加
重させて車体を直立まで起こし
て後進させる。クルーンと。
倒したところだけ見たら、車両
が倒れたので起こそうと必死に
なっている図近くに見えるのか
も知れないが、実は理に叶った
力の使い方をしていて、二輪の
倒れ込みと自重を利用して後進
転回をしているのだ。
合気道の身体使いのようなもの。
力でねじ伏せているのではなく、
オートバイの重量と重力自体を
利用して重たい車両をクルンと
バックで回す。

これ不思議なもので、バックか
らの寝かせ引き起こしは簡単に
できるが、前進だとそうはいか
ない。
二輪という車体構造から来るジ
オメトリーの問題だろう。

軽い2ストクォーターでも、や
や重たい400でも、私はこの
方法でオートバイを後進旋回
させて向きを変えている。
先日、MT-07に乗る友人が自分
の二輪でこれをやっていたので
面白かった。
昔はRZ乗りだった乗り屋だ。
多分、80年代に二輪を乗り込ん
だ種族たちは、みなこの方法で
マシンのバック旋回をしている
のではなかろうか。

そして、多分だが、その古い
種族は、店などにオートバイ
を停める時は前から店側にドン
と斜めにつけるアメリカ乗り
だろう(笑
だからこそ後進転回がサラッと
スムーズにできた。大昔から。


私はこのバックターンは750以上
ではやった事がない。
300kg級のマシンでは無理かも。
それは未知なので何ともいえな
い。





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