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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

名品欠乏

2020年05月27日 | open


かつて手頃な価格ながら高品質の仕上がり
だったG.サカイのナイフは廃番が多い。
その市場在庫も、ほんの数年前にはまだ
多くあったのだが、現在ほぼどれもが完売
状態だ。





G.サカイは社名にガーバーのGを冠する
ように、古くからガーバー社のOEMを
手掛けたが、アウトドアナイフでもシティ
ナイフでも洗練されたデザインが特徴だっ
た。オリジナルモデルも美形スタイルが
多かった。


その頃のサカイの人気モデルは殆どが廃番
となり、もうほぼ手に入らなくなった。

私が大切にしていたこの同モデルをうち
のクラブの若人マイクに贈った。
本人のたっての入会希望で、評議審査の
上、昨年プロスペクトを経てクラブ正会員
なったのだが、その記念に私から個人的
に心の証として手渡した。単なる刃物以上
のものが一つのナイフに込められている。
えらく喜んでくれていた。
お母さまからの話では宝物のように大事
にしているとのことだ。
スポーツの選手権選手なのでなかなか忙し
いだろうが、ぜひともアウトドアで使い倒
して、明るい太陽の下で大自然を満喫して
欲しい。
風を感じ、大気を噛みしめ、生き物の息吹
を知り、人を想うためにナイフは活かせる。


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