【“命を守れる”隊員に…】
白バイ隊育成担う指導員の思い
埼玉県警交通機動隊
この白バイ訓練場は埼玉県の
旧大宮市の荒川の土手っぷち。
治水橋の手前だ。
中学生の頃、友人たちとよく
チャリで見学に行った。
ず~っと延々と観ていても飽
きなかった。
見学に一緒に行ってた連中は、
全員16歳になったら自動二輪
免許を取ってオートバイに乗
った。
私は両親が広島に転居したの
で一人首都圏に残り、自分で
バイトした金で免許を取り、
自分でオートバイを買った。
他の連中はほぼ皆が親に免許
の費用も出してもらい、二輪
も親に買ってもらっていた。
オートバイは基本自分で何と
かする存在だ。
危険回避も安全確保も自分で
行なう。
山形県警 女性白バイ隊員「火曜フォーカス」
身長152センチの女性白バイ隊員。
山形県警でただ一人の女性白バイ
隊員だ。
頑張ってる。
育児休暇制度充実により女性警察
官が増えているらしい。
かつては、結婚したら退職、妊娠
したら退職というような実態だっ
た。
「婦人警察官」と呼ばなくなった
頃からだんだん職場環境も是正
されて来たようだ。
そして、かつては身長が155cm
以上でないと「婦人警察官」に
はなれなかった。
警察官の採用条件を満たさない
とされた。
今はそれが全廃されたようだ。
小柄だから後ろの隊員よりも
人馬一体感が強く映る。
フォームもオーバーモーション
ではなくなるからだ。
同速度で旋回バンクさせてい
てこのフォームはとても優美
で美しく、そして実利的だ。
すぐ後ろの隊員だけでなく
後続隊員たちは長身ゆえ、オ
ーバーアクションでないと同
速度で旋回できない。(膝を
開かないハングフォーム)
オートバイという物、白バイで
は長身が有利とされるが、それ
は下りての取り回しの時の事。
走り出したら実はオートバイと
いう物は小柄な人のほうが有利
な点は多い。
実例としては、世界グランプリ
ロードレースでの世界チャンピ
オンやトップライダーたちは
ほぼ全員に近い選手が小柄だ。
たまに長身の選手もいるが、
あらゆる面で走行二輪にとって
は不利に働く。
この事実は意外と二輪乗りたち
の間でも知られていない。
走り出したら車重は関係ないの
が二輪の特性でもある。
それが証拠には慎重152cmの
山形県警のももこ隊員でも、
れっきとした白バイ隊員として
日々活躍している。
低身長のライダーの停止時の
ハングオフ足出しは昔から
定番でもあった。
私の妻も背は高くなく身長154
だが、信号停止時は片足ハング
オフ停止だった。
二輪に乗る人たちは、いろいろ
と自分なりに工夫しているよう
だ。工夫と努力が安全を引き寄
せる。「低速度=安全」という
誤認のままだと、そのうち事故
を起こしたり立ちゴケしたり
する。立ちゴケも事故だが。
二輪では妻は無転倒、無事故、
無検挙だった。
(速度違反は5km/hでも超過
すれば違反。なので「無違反」
なのではない。それは無検挙
だ。あるいは未検挙。よく世の
中「無事故無違反」と自称する
人が多いが、本当に無違反なの
か。私は「無事故無検挙」だ)