
何だかとても違和感ある事がある。
それは、サッカーワールドカップ
で、コスタリカ戦の前にサッカー
関係者たちの殆どが「日本は勝て
るだろう」的な発言や、ドイツに
勝ったからか楽勝ムードみたいな
言を多く耳にしたからだ。
日本には「勝って兜の緒を締めよ」
という格言がある。箴言だ。
だが、コスタリカ戦では、前半は
コスタリカのまったりペースに乗
せられてしまい、やたらとボール
の手持ち(足持ち?)が長い。
後半は果敢にスピードアタックで
クイックリーに攻める戦法を採っ
たがゴールが決まらない。コスタ
リカは必死に守っていた。
そして、「なぁんか日本の守りが
甘くなって来たなぁ、なんかやば
くね?」とか思っていたら、高く
上げる凡ミスガードでボール取ら
れて必殺の1点を食らった。
途中、コスタリカのシュートは3つ。
日本は10数度のシュートが一つも
決まらない。
そこにきて、守りがアマアマになっ
たところに決定打を決められた。
そして、次があるから前向きに
考えようとか、スペイン戦はこう
やれば勝てるとか、ドイツに負け
てコスタリカに勝ったと思えばいい
とか、日本に有利な条件はいくつ
もあるとか、能天気にいい子いい
子的に身内の頭を撫でるような
発言ばかりが関係者や報道陣から
続けられている。
非常に違和感がある。
なぜコスタリカに負けたかの図式
そのもののように思えるからだ。
それで世界の強者スペインに勝て
ると思ってか。
選手たちはそんな事はなかろうが、
勝利の為に、周囲は何か大切な事
を忘れているような気がする。
