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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ライディングコスチュームの色合い

2023年09月28日 | open
 


ネット記事で、オートバイに
乗るのに下に白い色合いのズ
ボンを履いているのはど素
丸出し、とかいうのを
見た。
曰く、乗車走行では
るか
ら黒が玄人だ、と。
思わず失笑した。
いや、そう思うほうがど素人
そのものでしょうよ、人の世
の歴史にも昏い、と。
 
オートバイの原形は自転車だ
が、さらに根源は馬である。
乗馬はライディング。オート
バイもライディング。
乗馬では白いジョッパーズは
スタンダードセオリーであり、
格調高い正式色だ。






分かってないなぁ、と思う。
乗馬でも外を走るのだから
汚れる。荒れた馬場なら泥
まみれだ。
 
そして、病院もいろいろ汚れ
る。
なのに、医師やナースはなぜ
白衣を着るのか。
昔、整備工の布ツナギは真っ
白だった。
これは元々ブルーだったのを
ブルーカラーと呼んで差別的
に世間が観るのを黙らせよう
と労働者側が純白のツナギを
1960年代に着用し始めた事
による。「もうナッパ服とは
言わせないよ」と。
1970年代初期に、その労働者
の専用服の真っ白な布ツナギ
まとって宇崎竜童はダウ
ウンブギウギバンドで
デビュー
した。
 
白は汚れが目立つ。
だからこそ、そこに意味があ
のだ。
汚れたら綺麗に洗濯すればい
い。
そして、常に白く汚れていな
服を着用しているのは清潔
を保
つ姿勢の表れともなる。
観てす
ぐその人の心構えと衛
生感覚の
質性が判る、という
ような。
オートバイでも、下にベージュ
や薄いサンド色のパンツを
くのはかつて一般的だった。
さらに、英国ロッカーズは革
ジャンの下には白い襟付きシ
ャツが定番だった。それに真
っ白のスカーフ。
アメリカでは革ジャンの下は
白いTシャツが定番だった。
だが、いつのまにかオートバイ
の界隈では黒が主流となった。
汚れが目立たないからか。
だが、それはほんのごく最近
の事なのだ。
 
私は思う。
目の前の事だけを視野狭窄的
に見て、それが全てと思い込
のはどれほど世界観を狭
事か、と。
そして、歴史を俯瞰して全体
像を観たり、人間の過去の歩
みを知ろうとしないのは、
間社会の未来さえも見
えない
事だ、と。
自分で自分にブリンカー着け
てりゃ世話ないよ。おまけに
目には鱗。
それだと、未来という前に
進めないよ。
 
オートバイで下が白系は大アリ
だ。
バイクのド玄人の飛葉がそうだ
からというのではなく。


 

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