渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

パラダイスロード

2023年09月03日 | open



昨日、地図も見ずに走った。
これはよくやるが、気の向く
ままに進む。
目的地を定めての車両移動で
はなく、風任せに走り、見知
らぬロードを行く。
目的地までの弾丸ツーリング
ではなく、そうした走りは常に
新たな出会いがあり、とても
面白い。

走っていたら素晴らしいロード
に出会った。
700メートルの直線坂と、600
メートルの直線下り。
登り坂はまるで宍道湖のベタ踏み
坂のようだ。


延々ときつい勾配を登る。








下りの先は素晴らしい景観が
広がる。


中国地方山陽エリアは、ごく普通
のロードでも楽しい道が沢山ある。
そして、土日に車の通りはほぼ
無い。
美しい景色の吉備路(岡山県
東部から広島県三原までが吉備
の国)は、ゆっくり走れば快適
ロードが縦横無尽に走っている。
ごく近場でも、そうした道を
楽しみながら走っていると、すぐ
に200~300kmを走ってしまう。
中国地方山陽瀬戸内エリアは
海のイメージが強いが、実は
なだらかな丘陵地帯と高原が
続く、モーターサイクルにとっ
てはパラダイスのようなロード
が充満しているエリアなのだ。
特にサマーシーズンが走って
いて楽しい。
おすすめです。中国地方山陽
エリアロード。

どうしてこんなに道が多くある
のかなぁと地図を見ながら考え
ていた。
ある事に気づいた。
古代から出雲と山陽エリアを
結ぶ旧道が幾筋も走っている
のだ。旧○〇往来とかいう名称
の。
律令時代の古代山陽道は広い
国道と重なる区間も多いが、
それと交差する幾筋もの裏街道
的な古代往来が無数に走って
いるのが瀬戸内山陽地区の高原
の特徴なのだ。
その一千年以上前の往来道路を
拡幅舗装したのが現在のこの
山陽吉備地区の道路なのだろう。
起伏に富み、緩いコーナーも
続き、そして美しい森と田園
地帯を通り抜ける。
オートバイで走るには最高よ。
いや、これほんとに。
ワインディングのツイスティ
ロードを楽しみたいなと思っ
たら、それもいくらでもある。
また、なだらかな高原道路も
無数にある。
ひなびた田園地帯を抜ける
のどかな道もいくらでもある。
そして、田舎町ではあるが、
海岸線に出ると、岡山市街地、
倉敷市街地、笠岡市街地、福山
市街地、尾道市街地、三原市街
地がある。泊まる場所、食事処
も事欠かない。
実は中国地方山陽エリアは隠れ
たモーターサイクルパラダイス
だ。
全国的には全くマイナーだが、
走るたびに「うっはぁ・・・」
と感動の風に包まれる。
いいぜ。山陽パラダイスロード。

 


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