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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ワイルド7

2023年09月26日 | open





「ワイルド7」の大ファンだと
いう人と話をした。
「まじで?」と訊くと「かなり
好きだし詳しいよ」との事。
嬉しくなって、「あの緑の墓
の時の石川がさぁ」とか「首
にロープの時のヘボピーは」
とかいろいろ話してもどうも
ピンと来ていない。
「何それ?」とか言う。
「はぁ?」となった。
すると、ドラマ「ワイルド7」
のテーマ曲を口ずさみだした。
(あー!こいつ、原作原本は
全く
読んでない奴!)と判った。
そういうの、ワイルド7ファンと
いえるのかなぁ・・・。
で、ちょいと突っ込んでみた。
「ドラマのほうは、ワイルド
だった飛葉の兄貴が殺されて、
弟の飛葉竜が勝手にワイルド
を名乗り出したよな。名前は
なぜか竜ではなく大陸という
原作通りにそのうちなったけ
ど、初めてのプラのモデルガン
SIGが発売された時のMGCの
ポスターでは『飛葉竜』という
名前になってた」
と。
すると反応は「・・・」だった。
あ~・・・こいつ、パチだ(笑)。







検事の草波ではなく、弁護士
の草波がドラマでは隊長。
あり得ないって。やめ検でも
なくやめ警官の弁護士なんて
のも、暗殺部隊のワイルドの
隊長が弁護士であるというの
も。
そして、社会問題を扱うので
はなく、特定の悪の組織を相
手にするお子様番組にされて
しまっていた。
さらに、当時芸能界に力を
持っていた川津祐介が横槍を
入れて台本を書き直させて、
自分もバイクに乗るシーンを
盛り沢山にした。
原作の雰囲気ぶち壊しなのが
ドラマ版だった。
それまでにない派手な銃撃
シーン(ステージガン提供は
MGCボンドショップ)なので
高視聴率を得たが、中身は
ワイルド7ではない。安直戦隊
ものみたいなオハナシだ。

そして、原作原本を読んだ事
ないのに、その亜流ドラマを
見ただけ(しかも詳しくない)
でワイルド7ファンを公言する
のって、なんなのだろ。
何か違うと思うけどなぁ。

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