goo blog サービス終了のお知らせ 

渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

乗り方

2025年05月18日 | open



先日、同行者のヤマハR1が
山岳ワインディングで全員
を抜かして爆速で私の後ろ
につけて来た。
多少、ごくほんのわずか曲
線と直線の連続ワインディ
ング区間で本気を出した。
公道では高速域といえる筑
波のダンロップ下のような
直角コーナー連続を含む区
間で。タコメーターのレッ
ドちょい下で針をダンシン
グさせて。
結果、ぶっちぎり。
停車して休息した時にR1の
人が私に言う。
「立ち上がりでグーンと離
される。あまり速いので、
このゼファーは750か1100
かと思っていた」
と。

乗り方だと思いますよ。
私のゼファーχは399ccです。
吸排気と電子系デバイスは
いじってますが。
物理現象として、旋回脱出
と直線が速いのは旋回速度
が高いから。
あと、決定的に乗り方。
敷衍して言うならば、レー
シングライダーと公道ライ
ダーの根本的な操作、操縦、
乗り方の違いだと思う。
剣でいうならば遣い手か否
かの違い。二輪騎乗も同じ。
それと、速いか遅いかは車
ではない。人間次第。特に
速度的には極めて低い領域
レベルの公道では。公道で
は出してもせいぜい一般道
の直線で180程、高速道で
巡行で200超程度。下道の
高速度ペタ寝かし旋回でも
コーナリングエイペックス
で120~130km/h旋回程度だ。
速度だけ一見すると鈴鹿の
登りS字(通称ゴキブリ)あた
りとさしてピンポイントで
は変わりはないが、総合的
限界値は公道はコースより
も異様に低いし、ミューも
幅員もまるで異なる。
クリップであるコーナー出
口から脱出・直線ですぐに
150あたりまで行くにしても、
レーシングコースとは総合
速度の領域レベルに物理的
に差があり過ぎる。鈴鹿な
どはデグナー手前で200は
軽くオーバーするのだから。
筑波のような峠と変わらぬ
狭いクネクネコースでも、
最終コーナー手前では200
は超えるのだから。鈴鹿の
裏の直線から130Rや富士
の30
0Rなどはどうやって
寝かせられるの?という
300km/h近い速度から倒し
て行くのだから、もう公道
の領域とは比べようもない。
そして、結論的定理として
は、たとえ公道だろうと、
速い人間は何乗っても速い。
つまり、「遅い道路」であ
っても速くも遅くも走らせ
られる。
理由は明白。速く走らせる
時には、ブレーキングがま
るで一般公道オンリーの人
たちとは違うからだ。
無論、エンブレなどは使わ
ない。制動は制動装置で制
動させる。
そして、適正に的確に適切
に減速させる。物理的な旋
回限界速度のちょい下の速
度まで。車をきちんと止め
るから車をきちんと加速、
高速度域までもって行ける。
公道では、高速道路の直線
など以外では、排気量で車
が速いのではない。
ここ、勘違いしている「一
般人」がかなり多くいる。
排気量に関係なく、公道で
速くて転ばない人間は全員
がブレーキングが「一般人」
とは異なる。
では、私のゼファーχに乗
ってごらん、私はそのR1に
乗るから、と言って仮にそ
れを実行しても、結果は同
じだと思う。

法規法令がどうのこうの
ピーチクパーチクという
くそうざコンプラ正義マン
とは関係ないとこでのオハ
ナシとして。
物理的な物事の話として。

二輪車は乗り方次第だ。
750、1200と同行走行して
も、公道下道一般道の速度
領域では400クラスのモデル
であっても乗り方によって
は大型クラスのオートバイ
と速度差は無い。
このように法定速度を守っ
た遵法走行であれば、なお
さら(笑


 

 
 
 


この記事についてブログを書く
« ヤマハXSR900 | トップ | 長距離走 ~3235キロの旅~ »