今回注目した矢羽モデルのTAD
のネットオークション落札価格
で、この1900円の日陰町虎徹が
632本買えてしまう(笑
だが、そうした市場での金員の
金額の多寡により道具の実力は
左右されないという絶対真実が
存在する。
この青い瞳の日陰町虎徹の性能。
手玉を生き物のように活き活き
と動かす。それはどのキューでも
できる事ではない。
TADと同程度の能力を発揮する。
たまたまだが、そうしたキュー
は存在するし、まだまだどこか
に眠って死蔵されている。
TADのTADたる所以は、高級品
の所有欲を満たす金満主義の精
神果実ではない。
プレーヤーズキューとしての傑出
性こそがTADキューの命だ。
使えないTAD、コレクションアイ
テムとされてしまうTAD、転売
目的の投資対象がTADではない。
TADは西部開拓時代の開拓者たち
のピースメーカーや、幕末日本の
武士の刀のような立ち位置にある
ビリヤードのプレーキューだ。
使わないキュー、使えないキュー、
お飾りのキューは、キューの命を
死滅させるのと同じなのである。
キューはプレーヤーの道具であり、
貴金属とは違うのだ。