渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

教習所の嘘教え

2024年04月11日 | open


正しい狭路超低速走行の目線。

この動画の教官の一本橋走行
は45秒89。

正しい乗り方で45秒台を叩き
出している。


かつて1975年~1995年までの
自動二輪限定解除試験は
一本
橋15秒以上が無減点だ
った。
免許区分ではかつての自動二
輪限定解除と同等の排気量免
許にあたる現在の大型二輪免
許の一本橋ク
リア秒数は10秒。
それは自動二輪限定付免許
(かつての通称中型)よりも
簡単だ。
現在の普通二輪免許(旧
中型
相当)に至っては一本橋8秒
以上で無減点だ。
1996年以降、二輪車の免許試
験は非常に簡単な内
容に変更
された。想像を絶する程に
難易度が下げられた。
(アメとムチで、初年度免許
取得者に対する罰則規定は
特例で非常に厳しく改変され
た。大型二輪で初年度内に
3点以上違反すると卒業教習所
において規定の実技講習を受け
るか試験場での試験受講義務
が設置された。試験場では
かつての自動二輪限定解除
以上の厳しさにしているので
警察での受験では全員不合格
にさせる。結果、免許取り消し。
新設大型二輪免許取得者は初年
において3点以上の違反で、試
験場講習を受けたらまず免許
取り消し処分となる。一発免許
取得者は試験場での受講の場合、
免許取り消し確定のレールが敷
かれているのである。これは大
型免許を超簡単にするかわりに、
かつての自動二輪限定解除免許
よりも裏で厳しい措置を設置し
たものといえる。まさにアメと
ムチ。警察が
国民統治でよく使
う手だ)

だが、免許取得自体を超簡単に
改変したのに、あえて実利ある
実走行が困難になるような大嘘
を教習所では現在教えて
いる。
それゆえ、現代免許取得シー
ンでは一本橋で
苦戦する人た
ちが激増してい
るようだ。
その大嘘教えは「一本橋では遠
くを見ろ」
だ。
狭路において進路を目視しない
で走れる道理が無いのに、進む
道を見ずに遠方を見ろと教える。
それを盲目的に盲信して言を守

って走行すると大抵は脱輪した
り、脱輪して転倒したりする。

正しく進路を目視していると
「目線が低い」と注意を受ける。
教習所では大嘘教えが非常に
多いが、この一本橋走行でも
危険な嘘が教えられている。
走る道を見ないで走れ、という
ような。
これ、超低速実走行としては
本当に大
間違いなのだ。
遠方を見つつ全体を把握する

目線は巡行走行や高速度走行
の時のやり方だ。
超低速では進路をきちんと現
認しながら走行させる。メー
ターの先の道路を目視する程
の近距離目線で。

つまり、この動画の教官の乗り
方が正し
いものだ。
一本橋の正しい乗り方は「真下

を見るな。進行走路を見ろ」だ。
しかもあまり首を傾けて見るの
ではなく、軽く顎を引いて目線
を下に落とす感じで。
この動画の教官がそれを実践し
ている。
そして、狭路超低速走行に限り、

背骨は丸めないほうがバランス
が取りやすい。(背骨を丸める
のは巡行走行や高速度走行時や
旋回時にマスの集中を人為的に
付与させる事と、路面からの反
応挙動に操縦者がリニアに対処
する事を可能ならしめるためと
いう物理的な意味がある。また、
腰と背骨に直にショックがこな
いので上半身の脱力も助長し、
二輪での長距離走行も可能にな
る。二輪に乗ってほんの数百km
さえも「しんどいから」として
走れない人は、超低速走行姿勢
のまま巡行や高速度走行もやろ
うとするからだ。四輪でも背筋
を伸ばして運転などしたら、
100kmも走らないうちに身体的
に運転不能となる事だろう)

適所で適法に実践を実行するの
が二輪の乗り方だ。固定観念は
すべてを駄目にする。

こうした「正しい乗り方」とい
うものは、すべて物理的な道理
から形成されている。
二輪車の運転はすべてそれだ。

物理的な理由があって実走行の
操作操縦の方法がはじき出され
る。
警察や警察外郭団体が正しいと
して推奨する「凛々しく見える
から腹を出し胸を張れ」などと
いう歪んだ精神論などは二輪の
安全運転に一切寄与しないばか
りか、逆に人々に危険を呼び込
とんでもない危険思想だ。
情念などで物理的な安全性の確
保などはできない。戦時中に竹
槍で
米軍に勝てると思い込ませ
るような
事を警察や外郭団体は
やってい
るのだが、それを真に
受けて信
じ込んでいる二輪乗り
の国民た
ちは非常に多く存在す
る。

すべては物事の物理的な道理が
あって、
そしてそこから真の安
全性を
導き出さないと、国民の
生命
財産などは守れない。無論、
自分自身と家族の命も。

乗車姿勢=ライディングフォーム
一つとってもしかり、波状路の
走破の仕方一つとってもしかり
なのだ。
教習所は「交通法規を守る運行
のやり方」を教える場所だが、
余計な大嘘教えも多く、それら
の「真の安全運転」の阻害要因
は実に深刻な問題を現代二輪交
通において惹起せしめている。
だが、関係者において一切反省
や客観的な視点からの是正は
無い。警察外郭団体の安全普及
協会においても大嘘危険乗りを
「正しい乗り方」として普及さ
せているのが日本の実態だ。

真の正しさを見抜く視点を持た
ないと、オートバイは自分だけ
でなく他人にも危害を加える凶
器となるので、二輪乗りたちは
厳重に自覚と適正適切な正しい
認識が絶対に必要だ。

嘘を嘘と見抜け。
この動画は、その真実が如実に
現れている。
この動画の乗り方、操作操縦が
正しい二輪の狭路超低速走行の
バランス取りと視線だ。
正しいものを正しいと見抜ける
人でないと、ただ45秒台のタイ
ムだけに気が取られて、5W1H
を理解できないだろう。


5W=だれが、いつ、どこで、
どうして、どうや
って
1H=どのように

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