
ASTONE GT-1000Fを被って
みてのインプレ。
まずネガ部分から。
ネイキッドモデルでは、走行
中、ある特定速度以上になる
と、このヘルメットは浮く。
浮力を持ったように。
これはショウエイ、アライ、
OGK等にはみられない現象だ。
浮きを押さえるリヤスポイラー
を別売りにしているが、多分、
後からの対策部品として存在
するのだろう。
やたら浮く。これは良くない。

しかし、顎下をメーター下に

しかし、顎下をメーター下に
寄せる程伏せると浮かない。
だが、そこでは別な問題が発
生する事を検知した。
それは、開口部上部の問題。

上部が広いように見えるが、
これはOGKカブトと同じ欠点
を持つ。タンクにベタ伏せで
前方を見ると上部の視野が遮
られるのだ。
これはショウエイ、アライでは
一切無い。全く無い。
このASTONEの設計だと、セ
パハンモデルでのアクティブ
な走りはできない。ネイキ
ッドでも高速弾丸はできな
い。60km/hまでのツーリ
ングヘルメットだ。
な走りはできない。ネイキ
ッドでも高速弾丸はできな
い。60km/hまでのツーリ
ングヘルメットだ。

そして、最大の設計ミスが風切
り音。
ピューッという笛のような音が
時速70km/h以上から発生する。
その原因はサンバイザーの開閉
ノブだ。

このノブの形状が原因。

強度を持たせるために鎬のよう

このノブの形状が原因。

強度を持たせるために鎬のよう
な骨を形成して中央部が尖って
いる。

前方から見た状態。

前方から見た状態。
薄く鋭利な刃物のような形状。

これの形状と取り付け角度が

これの形状と取り付け角度が
笛のような音を発生させてい
る。
試しに左手の指をここに上か
ら当てると風切り音はピタリ
と無くなる。
それは70km/hでも100km/h
でも。空気の流れが変わる
からだ。
からだ。
しかも、風切り音が全く無く
なり、まるでショウエイのよ
うに静かな状態になる。
これは、この開閉パーツの鋭
利なエッヂを丸く削る事で対
策できるかも知れない。
あるいは削っても解消できな
いかも知れない。風の抵抗に
なる斜め角度なので。
とにかく、笛のような風切り
音の原因はこの出っ張った部
品による事は確実だ。
まとめ。以下の3点がASTONE
GT-1000Fの決定的な欠点だ。
GT-1000Fの決定的な欠点だ。
・ヘルメットの浮き
・上方視界遮断
・風切り音
ポジティブな面。
とにかく軽い。これは楽。
それと、やはり色が素晴らしい。
色が変わるからか、すれ違うバ
イクのほぼ全員がじーっとメッ
トを見て注目していた。
また、行き先のモトカフェでも
お客さんからこのヘルメットに
ついて尋ねられた。
現段階では七変化のマジョーラ
塗装が珍しいからだろう。
今のところ、大人気で即完売
なので、もしかするとショウ
エイやアライからもマジョーラ
塗装モデルが出るかも知れない。
このヘルメットの売りは、軽さ
とこの特殊塗装だろう。
色の風合いはめちゃくちゃ良い。
本当に色が角度で変化する。
色彩的には素晴らしい。

