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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ドラマ『プロハンター』(1981)

2022年05月11日 | open
ドラマ『プロハンター』(1981)
 
8才年下の友人と映画やドラマの
話をしていて、彼から「壁チョロ」
の単語が出た。『プロハンター』
で知ったのだという。
壁チョロとはトカゲ/ヤモリの事
で北九州
弁だ。『プロハンター』
の中での
探偵草刈正雄(当時28才)が
九州
出身の役でよく口にした。
それは、横浜の怪盗である柴田恭兵
の役どころのあだ名でもあった。
 
『プロハンター』が面白い。
個人的には何が面白いかというと、
80年代初年度の1981年の横浜が
舞台だからだ。
まだ今のような無機質な都市では
ない、裏路地と近代化が同居して
いた時代のヨコハマ。
米軍基地があるヨコハマ。
雑多なカオスを飲み込む懐の深さ
を持つヨコハマ。
そんなヨコハマこそが子ども時代
から育ち、そこに住んでいた、私
が愛した横浜だった。
そうした空気が街の素顔で写し
出させるように描かれている作品
が『プロハンター』だ。
 
この作品以前も以降も横浜を舞台
にした映像作品は多い。
だが、一番ヨコハマらしさを描い
ていた作品は『プロハンター』で
はなかろうかと思う。
『あぶない刑事』も1980年代物
はヨコハマをよい具合に上手く
描写していた。
だが、その後、別に横浜が舞台で
なくともいいじゃん的な作風に
なった。カオル(浅野温子)が非現実
的な奇天烈キャラになるあたりから。
 
『プロハンター』オープニングで
の横浜。1981年の風景だ。
私が山下町のケンタに通い始めた
頃。ケンタッキーじゃないよ(笑



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