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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

キャンプ

2023年05月23日 | open



キャンプはこういうので行き
たい。私は。
よくある道具自慢のように道
具をこれでもかと買い揃えて
それを並べてサイトなるもの
を作って自己満悦に入るよう
なスタイルは大嫌いなのだ。
本当に嫌い。
道具を買い揃える事がキャンプ
かと思っているスタンスも嫌い
だ。


シンプルな、こういうのがいい。


道具は必要最低限の物だけで
いい。肴は炙った烏賊でいい(笑


移動もすぐにできるような。


そういうスタイルが理想だ。


自分の私有地以外、直火が今は
駄目ならこんな感じで。
あくまで「やむなく」。


そういうシンプルなスタイルが
いい。


これ、結構根幹に関わる事で、
日本人のキャンパーという人
たちの多くが、資本の販売戦略
に踊らされて、どんどん次から
次に新しい物を買い続ける。
そして古い道具は「使わなく
なった」としてポイかお蔵入り。
それ、キャンプの根底に関わる
事をやっているように思える。
10年程前から日本でも知られる
ようになった「ブッシュクラ
フト」が提起した野外活動の
中心のキモは、そうした消費型
キャンプとは別な根源的な原点
を見直そうという気風があった。
だが、今やブッシュクラフトさ
えも流行りの商売素材にされて
しまっている。

必要最低限の装備でキャンプする。
それは、かなりいろいろな事を
教えてくれる。大自然が。
野外活動に限らず、何でも人そ
れぞれ楽しめばいいのだが、

は道具揃えの道具自慢のよう

「キャンプ」はやりたくない。

そうした路線は、突き詰めると
グランピングというキャンプで
も何でもないものにどんどん近
づくからだ。歯止めが利かずに。

一人だろうが二人だろうが仲間
たちとだろうが、シンプルで
「同じ火を囲む」のがいい。
それは「同じレベルの装備」で
ある事が前提だ。
道具自慢とは全く別な世界。
個人装備を自慢げに並べ立て
ない世界。
今、日本国内での多く(殆ど)
の自称「キャンプ」は、どれ程
自分のアイテムギアを誇らしげ
に出し揃え並べるかがメインに
なっているような感がある。
右を見ても左を見てもそればか
り。
それって、根本的に根底から何
かが大きく違うと思える。
それらはキャンプとは別物なの
ではないだろうか。


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