
キャンプで使う小型フライパンは
鉄板製、鋳鉄製、アルミ製等々、
何種類か持っているが、結局は
この年季の入った鉄板製が一番
使いやすいし愛着がある。
コーティングされていた物を全て
銀の鉄地が見えるまで磨き剥がし
て焼きによる黒色変化加工を自分
でした鉄板フライパン。
とても値段が安い物。
しかし、鋳鉄製よりもアルミ製よ
りも、多くの利点がある。良い。
ただ、取手も鉄なのでオーステナ
イト系のステンレスパイプを加工
して延長ジグを作った。
これがその1作目。

一作目は一発でベストを出したが、
どこかに仕舞い込んで行方不明(笑
二作目を作った。
全長310。
飲み込みが浅すぎたのでボツ。

三作目。
全長225ミリ。
これは勘所頼りではなく、過去の
経験から寸法出しをした。

とても良い。


たったジグ一個でもいろいろやって


たったジグ一個でもいろいろやって
みるもんで、ノウハウからよりよい
物が出来る。
これがベスト。
無くさないようにアリスパックに
常に入れている。

ところで、目玉焼きというのは簡単

ところで、目玉焼きというのは簡単
そうで結構奥が深い。
作るのは簡単だが、狙った作りに
するのは容易な事ではない。


野外活動での火の扱いに慣れて来る
と、誰でも焚火による調理にも慣れ
て来る。
私などは古い人間で、1960年代
からキャンプをやっていて、往時
は焚火しか熱源は無かった。
それゆえ、私より上の世代でキャ
ンプをやる人たちは全員が焚火の
扱いには慣れている。知見と経験
の蓄積があるからだ。
というか、それしか無かったから、
それは誰でもできた。
その後、ホワイトガソリンのバー
ナーが登山用具からキャンプ界に
普及してきた。シュコシュコやる
やつ。
そして、ガスボンベのバーナーが
登場して世の中一変した。
ガスボンベバーナーは便利で、多く
の人が使ったが、私や私の周囲は
キャンプツーリングでもシュコシュ
コをずっと使っていたし、メイン
は焚火だった。
そして、アルコールストーブが出て
からはそれも多くの人が使ったが、
火が見えないので扱いにくい。
やはり、シュコシュコと焚火が私
と私の周囲では主流だった。
ガスボンベバーナーを使ってみると、
なんと便利なのだろうと思う。
登山とかでは絶対にそれだ、と思う。
キャンプでも便利だろう。
しかし、ゆとりのあるキャンプや
もっと本格的野営のブッシュクラ
フトなどでは、やはり焚火での火
使いが基本なのではと思う。
利便性追求により生まれた用具が
突如として何らかの理由で無くなっ
たとしたら。
例えばガスボンベバーナーは燃料
が無くなったらただの鉄屑になる。
最低の火熾しの石さえあれば火を
生み出せるように人類はなっておか
ないとならないのではなかろうか、
という気がする。
なので、「安全圏」にいるキャンプ
という段階のうちに、練習も兼ねて
焚火を作ることをやろうと私自身は
思っている。
かつてはそれが基本だったから、
何の問題意識もなくやっていたが、
ガスバーナー主流となった時代に
は焚火が出来る状況ならばあえて
焚火をしたい。
最近、キャンプブームで焚火が見
直されて来たのは、ある面では
喜ばしい。
ただ、ナイフでの薪割り=キャンプ
であるかのような誤認は、それは
誤認であるので、よくよく考えた
ほうがいいと思う。
緊急事態の時のある一つの方法と
してあくまでナイフバトニングで
の薪割りが存在するのであって、
キャンプで焚火ならナイフで薪割り、
という短絡は、それはかなり野外
活動では危険な発想を生む。
ともすれば、野外活動で一番気を
つけなければならない事から乖離
してしまう。
そうすると、自分と他人を危険に
さらすことになりかねない。
ただ、可能な環境では、極力焚火
をキャンプ参加者は経験しておい
たほうがいいかと思う。
焚火は単純に面白いというのも
あるし。
精神的な沈思黙考、心の平静を見
つめる、という効果もある。
人の心ギスギスしない為には焚火
を見ろ、てなくらいで。
あと、カルシウムね。
人間、カルシウムが足りないと
イラチになるみたいすよ。