アメリカではこのまま挙げたら
殴り合いどころか発砲されかね
ないこの右手の形。
しかし、オートバイではこの中指
は極めて使える。
この中指での操作こそが繊細な
ブレーキングの微調整を可能に
するといっても過言ではない。
補助として人差し指を添える事
もあるが、メインの仕事は中指
が請け負う。
また、日本刀の操刀法において、
小指の軽い締めはよく云われてい
るが、中指の重要さについて伝授
している指導系は多くはない。
実は、日本刀の操作では中指の
活用をとても多用する。
刀の操作では五指すべてを使うの
であるが、特に中指の役目はいろ
いろな細かい技法で極めて重要な
役目を担う。
力任せに柄を握りしめてただ刀を
振るだけ、などというのは論外。
それは刀法ではない。
鉄馬乗術も刀術も、中指の大事を
いろいろお試しあられたい。
実際に実践して検証してみると、
目から鱗の事があるかと思う。
そこで、また一つ前に進む。
私は右も左も全くこの使い方。
信号からの発進ではクラッチは
4本握りから発進させている。
ブレーキングしながらのブリッ
ピングなどでは左指は2本掛け。
また、スポーティーライドでは
公道でも本コースと同じように
シフトアップ時に私はクラッチは
切らない。
右手スロットルのχ/120回転戻し
だけでシフトを入れて行く。