渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

久しぶりの撞球

2024年12月28日 | open
 


かなり久しぶりに撞球師と
玉撞き。母国語スペイン語
の本職ミュージシャンの奴
と。祖母はバルセロナ生れ。
だが、撞き方は1980年代の
アメリカ人スタイルだ。私
ともプレースタイルが似て
いるので、相撞きしていて
も非常に面白い。
二人とも取り切り&マスワリ
ばかりで展開がかなり早い。
両者ともテンポとスタイル
も似てい
てファーストシュ
ーターな
ので、かなりの早
撞きだし。
というか、一度外すと回っ
来ない、という当たり
展開が当たり前過ぎ
る。
ただ、取り切りのあとに
マスワリをしても、続け
て次もマスワリするとい
う連続マスワリが何と昨
日は二人とも出なかった。
なんだそれ(笑
しょぼいミスでマスを落
としてから相手にターン
して、相手が取り切りか
ら次にマスワリ、そして
ミス→ターン→取り切り
→マスワリ→ミス→ターン
→取り切り→マスワリ、
という妙なターン展開が
続いた。
ナイスショットも互いに
出しながらもパーフェク
トではなかったという対
戦模様だった。

こんな感じで。
「デレッチョ」とはスペ
イン語で「真っすぐ一直
線」の事。
ビリヤードでは手玉と的
玉が一直線になると「振
り」による手玉の動きが
つけられないので真っ直
ぐ押すか引くだけになる。
だが、そこはポケットの
穴の幅を使い、シュート
後に手玉を横に出してか
ら引いたり、分離角度を
利用して狭くあるいは広
く手玉が分離するように
させて動かす事が可能だ。
それは確かな技術にって
実現される。
技術が無いとそうした手
玉の動きは出せない。

二人ともエフレン・レイ
エスのこのようなショッ
トもごく普通に使う。
両者共にキューを切らせ
て行くプレースタイルだ。

 
相手が撞く時にも集中して
見ているが、なかなかの細
かい手技を駆使していて、
見応えもあった。
勝ち負けは大切だが、そう
した高度な技の応酬で戦う
事自体がとてつもなく面白
い。
ブレイクで綺麗に割れたら
回って来ないのでそのラッ
はまず負け確定なのだ
が、
のように取り切り
のラン
ナウトをするのか、
撞き方
を注視して、自分と
の違い
等を見逃さないよう
にする。
相手も全くそのようにして、
こちらの撞きを注視してい
る。
 
ベラボーに面白い。
ド素人同士の対戦ではない
からだ。
テンボールではなく、超速
ゲームであるナインボール
をやった。マスワリは早く
て1分台から2分台。遅くと
も3分台で1ラックの玉は全
てワンキューで落とす。
ルールは現行のプロルール
ではなく、1980年代レギュ
レーションで。ブレイクナ
インあり、ブレイクでのブ
レイクエリア
2個玉返し無
しのナイ
ンボール黄金時代
のルール。
映画『ハスラー2』(1986)
のルールだ。
ただし、点玉落としのラッ
クを取った側が次
のラック
を自分で組む。
ラックシートを使っている
のでブレイクナイン狙いの
ラックは
組めない。
 
私は自作TADインスパイア
キューを使った。
本日も最高のパフォーマン
スを見せてくれた。
完璧!である。
唯一、私が作ったキューに
は欠点がある。
それは切れ味が鋭過ぎるの
だ。切れ過ぎる。
鈍重さはゼロ。
撞き味はビュンとしなって
手玉を持って行くテイスト。
それなのにブレやズレは少
ない。
見越しはそれなりに必要で
繊細なキューでもあるが、
芯が通
っている感じで一
切ベナンベナンの
玉負け
はしない。
客観的に見ても上出来に仕
上がったキュー
だと思う。
少なくとも、私の技術技法
には全てついて来てくれる。
30年かけてやっと満足のい
く物
ができましたよ、と。

 
 
 
 
 

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