瀬戸内海沿いの広島県三原
からヨーロッパのサーキット
のような国道を通って日本海
まで行く周回コース。
日本海側では「ベタ踏み坂」
も通る。
この瀬戸内-日本海ルートは
1周400kmを少し切る距離の
中距離程度のツーリングコー
スだ。半日で行って帰れる。
これは左回りで、行きの東進
は高速山陽道、福山からの北
進は一般道国道182号線がお
すすめ。帰りは松江からは
高速道路利用で弾丸で南下
するルート。
広島県神石高原のR182の山岳
高速ワインディングルートで
は、坂を下る車線側から遥か
彼方に海が見える場所が2ヶ所
ある。
これはあまり知られていない
ようだ。
これを狭めた感じの1日362km
ルートを昨年10月に走った。
その時には左回りの行き一般道、
帰り高速弾丸で。
ほんのそこまで行くつもりが
ふと日本海を見たくなったので
出雲大社と日御碕(ひのみさき)
まで足を延ばした。
出雲は神々しかった。
日本海は瀬戸内海にはない独特
の雰囲気がある。
外国に繋がる広い海だが、同じ
大洋としての湘南の太平洋とも
異なる独特の空気。
これはその空気に実際に触れて
みないと解らないだろう。
関東では「北へ行く」となると
東北北海道になるが、瀬戸内海
地方では北に向かうと日本海に
抜ける。
そして、日本海は独特の気配と
景色を漂わせている。荘厳。
中原中也が歌った北の海という
のは北欧の事ではなく、日本海
だったような気もする。