最近、非常に多いパターンの二輪の転倒

【閲覧注意】前走車の転倒にあせる
週末マスツーリング
～ DUCATI Multistrada V4S ～【モトブログ】



後輪ブレーキを旋回中に踏んで
トラクションを失って後輪が
滑り、そして右足を離したら
グリップを回復してドン付き
くらうように今度は一気に滑っ
て転倒している。
現出現象はそれ。
そこから何を得るか。

後輪ブレーキなど使わないに
限る。
フロントブレーキレバーを指で
さえ繊細なタッチでプログレッ
シブにブレーキング操作しない
といけないのに、足で繊細な
タッチの操作などできますか？
足でピアノ弾けますか？という
話。
また、二輪の後軸ブレーキは
制動のためには機能しない。
そして、足で操作するため、
微妙な細かい操作など不能だ。
結論。
オンロードの舗装路面では後輪
ブレーキは一切使うな、だ。
後輪ブレーキは信号待ちなどの
時に車体を止めて動かなくする
作用の時に踏んでおくだけ。
車のサイドブレーキのように。

走行中の後輪ブレーキは高度な
技術を持つ者は消極的だが使う
シーンもある。
それは直線全開からコーナーに
入る時に、フロントをボトムさ
せないほうがよいレアな状況の
時。
後輪ブレーキを前輪のコンマ数秒
早くかけるとスイングアームが
沈む。と同時に前輪をじわりと
フルにかけると前輪も沈むが
動きとしては前後がほぼ同時に
同じように沈む挙動になる。
前輪のみならばフォークがボトム
してキャスターが立つが、後輪
ブレーキを有効に使う事で前後
同時に沈めることができる。
ただ、これは高度な技術力を
持つ乗り手の場合だ。状況に
より使う。ほぼ使わないが。

一般公道では、走行中に後輪
ブレーキなどは一切使わない
ほうが安全だ。
現在、二輪の転倒事故のトップ
原因は後輪ロックや後輪暴れに
よるスリップ転倒ではなかろう
か。80年代は旋回速度が高すぎ
てのグリップ消失の転倒が一番
社会的に多かったが、それは
「操縦ミス」だ。
現在は、「操作ミス」による
転倒がダントツのトップだと
思われる。
後輪ブレーキを使うという教習所
の嘘教えを鵜呑みにしている人
たちが、足でピアノ弾けないの
に後輪ブレーキを多用して制御
不能となり転倒している。
だが、未だに教習所は「最近、
二輪の事故が増えている」と
言いながら、その真因について
自省する事はしない。
運転免許取得の教習所が危険運転
伝習所のようになっている。
これは、現実としてある。

速度を出し過ぎたから転倒、とか
ではない。
それはこの動画にもあるように。
40km/hで旋回だ。
他の人が転ばずに旋回している
のに、転倒者のみ転ぶのは、何か
外れたことをやったからだ。
それは何であるのか、を掴むのが
事故防止と回避には大切。

後輪ブレーキは使うな、だ。
そして、前輪ブレーキも勢いよく
一気にガツンとなど握らない。
じんわりとというのを超速度の
短時間でやる。序破急のように。
オートバイの運転が上手い人は
全員がブレーキングが上手い。
これは公道ライダーでもレーシン
グライダーでも。

後ろブレーキは使うな。
これ、公道走行安全確保への近道、
というか真の二輪の操作セオリー。
ただし、オンロード限定。
Uターンでさえ後輪ブレーキは
使うな、だ。
右足を出してバランス取りと
万一の保険にしたほうが賢明。
そして、右足出すと後輪ブレ
ーキは使えない。
前輪ブレーキのみで減速制御
する。
当然急激なフォークボトムな
どさせないような繊細なタッチ
で前輪ブレーキを使う。
で、これは指の四本掛けなど
では無理。ピアノを四本指で
常にバンバン叩くだけと同じ
だからだ。
前輪ブレーキは1乃至3本の指
で制御操作する。

教習所の嘘教えの最大なもの
は、前輪ブレーキの四本掛け
と後輪ブレーキの必要以上の
多用を「正しい」として教えて
いる事だ。
それは危険を誘発するので、
やってはならない。
道交法に決まりはない。
安全な前輪ブレーキ操作と
後輪ブレーキの不使用こそ
が自分と他人の身の安全を
確保する。
あと、自己制御可能な範囲
の速度で走る事。
法定速度の60km/hが自分に
無理と思ったら50km/hでも
45km/hでもよい。
これは法律に定められている。
運転者が制御可能な速度で運
行すべしとの旨が。
しかし、「低速度＝安全」では
ない事だけはしっかりと認識
しておく必要がある。
二輪も四輪も運転者が挙動を
知悉・感知して、車体を制御し
てコントロールしながら操縦
する乗り物だ。