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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

国葬を巡って

2022年09月28日 | open


私は国葬には反対だが、どんな
ものであれ、人の葬儀の場を荒
らすのは、死者への冒涜だぞ。
絶対によくない。
政治的に仕組まれた国葬であっ
ても、それを実力行動で粉砕し
うとする行動形式は間違って
いる。葬儀なんだから。
そんな心根で何を目指すのか。
空港管制塔占拠や自民党本部放
のような作戦とは違うんだぞ。
歴史遺産だった大山祇神社山門
を全焼させた中核派が既に人の
心を完全に無くしたような事は
するな。それは天皇制反対だか
らと古墳を全て爆砕するのと同じ
だ。
どんな人間であれ死ねば皆同じ
だ。死者の遺骨に唾吐いたり踏み
つけて乱舞したりするような事
はするな。この馬鹿たれ。

こういう人の心無き者たちが平気
で仮想敵国の国旗を焼いたり、
自己唯一絶対的に外国人や他者を
排撃排外するのだろうな。どこか
の国が「国策」で国民を煽動して
そうした事をやっているように。
葬儀粉砕行動などはエセ右翼レイ
シストと意識も行動形態も同軸で
ないか。

国葬には反対だが葬儀には人
義として参列する、とした元首
のドジョウの心の在りかは、
正しいと思う。

国葬反対を主張するのは自由だ。
大学構内にタテカン出すのもビラ
を巻くのも討論会を開くのもよ
いだろう。
だが、葬儀の場を狙った粉砕行
動や式場乗り込みなどは絶対に
やってはあかんやつ。人として
あかんやつ。安保闘争での防衛庁
突入とは絶対的に違うのだから。
主張は人の義を絶対に凌駕しな
い。仁義こそがイデオロギーや
主張を超克する。仁義なき主張
は、その主張の阻害物でしかな
い。
国葬反対のプラカード掲げたい
なら、離れ小島の無人島で勝手
やってくれ。
死者を冒涜するな。

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