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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

変な塔 ~日本珍百景 横浜編~

2023年11月18日 | open




私が長く住んだ横浜のある高台
の住宅街
には妙な塔がある。私
が住ん
でたとこのすぐ近所。
昭和12年建造の給水塔だ。

ネットでは「地元ではネギ坊主
呼ばれ親しまれて」などと書
かれ
ているが、地元の野郎ども
はそん
な呼び方してる奴は一人
もいない。
特に男のガキども。
別な呼び方の「(PPPPPPP)」
と呼んでいる。

これ本当の話。
いや~。オープンエリアのネット
などにはまず出て来ない地元
ローカル実話ですね~。
ガキどもというのはどうして

こうも下品なのか(笑
いや、この高台の住宅街はやや
ハイソ
でお上品なエリアなんで
すけどね。

それでも小学生たちはそう呼ん
だ(笑

焼き鳥屋でジモチーたちと飲ん
ると、大人でも言っていた(笑
黄金町あたりの連中と飲んでる
気がした(笑

ちなみに「じゃん」言葉は純粋

な横浜弁ではなく、静岡県清水
のほうから入って来た言葉だ。
明治初期の港湾労働者たちの言
葉。冲仲仕たちはジャンジャン
言ってた事だろう。

元々、横浜港が幕末に開港する
までは横浜なんて町は存在しな
かった。
なお、横浜港の湾の北面に面し
た横浜市鶴見区においては、
地元言葉では「じゃん」は一切
使わない。

ジャンジャンとじゃんすか使う
のは山下公園のある横浜港から
南部方面にかけてのエリアのみ
だ。
私は横浜でも港から南の地区と

湘南育ちだったので、物心つい
た時からジャンジャン言ってた。
それが埼玉県に父の転勤で引っ
越した時にかなりいじられた。
埼玉県大宮市(現さいたま市)
では「じゃん」が一切不存在だっ
た。テレビでもあまり広まって
いない時代だ。まだ方言のみの
頃。
小学校で転校初日にひな壇で
クラス自己紹介の時、質問を受
けた。当時横浜から関東北部
に引っ越し転校するパターン

は極めて少なかった時代。
そこで尋ねられた。

「横浜から来たそうですが、
このクラスでどの子が可愛い

と思いますか?」と。
私は「ご想像にお任せします」
と答えた。
すぐにクラスの全員と馴染んだ
が、「そうじゃ~ん、やってん
じゃん、じゃんじゃ~ん」とか
言って下校時に笑いながらから
かわれた。「てんめ~(笑)」と
笑いながら腹殴りっこしたが、
「すかしてんじゃねーよー(笑)」
とも。
「は?すかしてるってどういう
意味?なにそれ?」と尋ねた
だよな。
そいつぁおいらにゃサッパリ

わからんばいですやんですがな
だべさ、だったぜ。

本当に1970年代は、首都圏でさ
え、地元の方言しかエリアには
流通していない時代だった。
今では大阪人でさえ「だから
さぁ」とか「じゃん」を使う。
広島県でさえ。
1970年代どころかそれは2000年
頃まで考えられなかった。てか
不存在。
もうね、小倉あたりで地元に
東京の大学から夏に帰省した
奴とかが「だからさぁ」なんて
言ったら「なんかきさん!東京
もんか、きさん、くらすぞ、
ゴルァ」と昔の仲間に胸倉つか
まれたりする(友人の実話)。
「くらす」というのはぶん殴る
という意味。
以前職場で、ある九州出身の
女性が東京の男から「いっしょ
にくらそう」と言われて「え?
誰をくらしに行くの?」と訊き
直したという実話も身近にある。
さらに、東京横浜湘南以外の地方
のエリアで「じゃん」や「さぁ」
が使われ始めたのは、インター
ネットが普及して以降だ。
これホントの話。
そして広島県では今の若者(20代)
は自分の事を「わし」とは呼ば
ない。
40代以降の世代は全員が「わし」。
それらの人が幼稚園の時は、
幼稚園児が「わし」。「これは
わしんど~(これは俺のだよ)」
とか言っていた。
これは、東京から広島県に正月
などに遊びに行った時はかなり
のカルチャーショックだった。
「(子どもなのに時代劇の
じいちゃんみたいな話し方
してる~)」と。
このような言葉の違いは島田
伸介もいつだかTVで言っていた。
東京から京都に転校してきた
奴が昔いて、自分の事を「俺」
と言う。映画やテレビの中だけ
やなくてほんまに自分の事「俺」
言う奴この世におるんや、と
思っ
たと。

ただ、広島県(東部)の今の女子
高生の「じゃん」と「さぁ」の
使い方はなんだか変。
このような話し言葉で話している。
「じゃけえさぁ、うちは言ったん
よ。それおかしいじゃろうって。
そう言うけぇ、おかしいじゃん
なぁ。そう思わん?」
神奈川県人からすると、ヒジョ~
に妙な言葉に感じる。
おかしいのは君の言葉では、なん
て。
地言葉なら地言葉で一本化して

シャキッとせんかい!みたいな。

かといって、ゴリゴリの地方の

方言のみでというのも困る事も
ある。
以前、ある商談で顧客先に岡山
県の某ディーラーの支店長と同
行した。
お客様はゴリゴリの地元弁だ。
打ち合わせで、支店長はフン
フンと頷いている。
打ち合わせも終わり、支店長
を乗せて支店までお送りする
時に私は言った。
「さすが支店長は地元出身の
方です
ね。私などは何て仰っ
てるのか
さっぱりチンプンカン
プンで
したよ」と。
すると支店長は言った。
「いや、半分もわからん」
うっそ~?!
それでも、契約は成約した(笑



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