オートバイは「乗っていて
楽しい」という車が一番か
と思う。運転操縦そのもの
が面白いモーターサイクル。
このヤマハRZ350は本当に
面白い二輪だった。
私の経験では過去最高。
エンジンパワーとかシャシ
剛性とか、ブレーキの利き
だとか、そういうのだけで
はオートバイの面白さは測れ
ない。
RZ350は、とにかく乗って
いて楽しい車だった。
トータルバランスというか、
なんというか。
そして、ハンドリングは最良
だった。旋回中でも自由自在
にラインを変更できる。ホン
ダのようにアンダーステアだ
ったり逆に突然のインへの切
れ込みが発生したりも皆無だ。
ヤマハの完成されたグッドハ
ンドリングを完璧に体現して
いたモーターサイクルだった。
2010年代後半に欧州で発売さ
れてヨーロッパやイギリスで
爆発人気となったXSR700は、
デザインイメージはRZをかな
り参考にしたと開発総責任者
本人が私に語っていた。
本人は大学の時にRZファン
だったが、かつてのような
乗り捨て使い捨ての車では
ないテイストを主軸に対置
させるところから開発コンセ
プトが模索され、その中で日
本刀斬鉄剣製作に関わる私の
存在を知り着目したと言う。
私のネット日記は2003年から
の物を全て読んだそうだ。
RZ350。
至高のオートバイ。