




BSで10時間生放送というのも
影響しているのかも知れない。
鈴鹿8時間耐久レースの観客が
何年減少している。
現場での観戦は観客も耐久だ
からだ。
だが、真相は環境変化という
よりも、人間の層が変わった
というのが実態だろう。
プロ野球は今も50年前も大入り
満員の観客だ。
鈴鹿8耐は、私も妻も友人たち
も行った1980年代には観客動
員数は18万人だった。
何年か前、妻と8耐中継を観てい
て、アナウンサーが「のべ7万人
の大観衆が本日まで来ています。
空前絶後の観客。こういった
人数はこれまで聞いた事がない、
と言ってもいいのではないで
しょうか」と言っていた。
物を知らな過ぎる。
歴史も知らない。
それは真実を知らないという
事だ。
要するに、アナウンサーだけ
でなく、人間の質が総体とし
て変化している時代、という
事だろう。
レース観客の動員数激減は、
オートバイ乗り人口の減少と
連動していると同時に、別な
ものが大きく変化したのが原
因の真相だろう。
プロ野球は何故観客動員数が
減らないのか。
そこに観客動員数を増やす
ヒントがあると思える。
今、「日本は実は二輪の国で
はなかった」という事が露呈
しているのを関係者は見つめ
る時だろう。
「3ない運動」という憲法違反
を国や行政や教育機関が強要し
ていた時代のほうがレースの観
客動員数は今と比較にならない
程に多かった。
コンプラ市民警察跋扈の今よ
りも。
そこにも問題の本質を解明す
る鍵がある。