渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

コンパクトに曲がる ~二輪の旋回方法~

2024年07月02日 | open


































コンパクトに曲がるという事
何もいつもインベタで回る
いう事ではない。
コーナーレイアウトのRとコー
ナリングラインのRは異なる。
コーナーレイアウトのRから見
ると狭くなったり膨らんだり
するのが走行ラインのRだ。
一番走行ラインのRが狭くなる
のはターンインする時のコー
ナリングエイペックス(旋回
頂点)であり、クリッピング
ポイントは舐めるように加速
しながら通過する。
クリッピングポイント=コー
ナリングエイペックスではな
いので要注意。

なお、公道ではコーナ
ー出口
が見えない段階では絶対にス

ロットルを開けない。
特に左コーナーで右側から
ーナー奥まで突っ込むライン
を私が取るの
は、視界を確保
するライン
で走行して安全確
認を早期
に得るためだ。
サーキットの走り方と公道
異なる。
そこに存在するファクターが
異なるので、当然別な走法理
論となる。
マシンの操作操縦方法はコース
も公道も全く同じ。

ただし、走る組み立て方とロー
ドへのアプローチの手法が
両者
では全く異なる。


公道ではインベタのみの旋回
は遅く(速度的遅さの意味では
ない。ラインルートの危険領
域が長く続くという意味)、

つ危険。

その危険素因群については、
ここでは説明は
割愛する。
なお、道路左側寄りベッタリ
のロードのRレイアウトに沿う

トロッコ走行が何もかも置い
て一番危険。

さらに、走行ライン設定は
路面のカントやカマボコ状態
がどうあるか、それとライン
によるミュー変化はどうであ
るのか、それらによるマシン
の挙動はどう出るかを熟考し
ないと滑って
転ぶ。

後輪ブレーキは制動目的では
一切使用しない。
使用する際はスイングアーム
の動きを制御して車体姿勢を
コントロールする微細操作の
際にのみ後輪ブレーキを使用
する。

制動のためには後輪ブレーキ
は超低速時以外は全く機能し
ないので(これは物理的鉄板)、
ブレーキ
との名称だが、制動
目的では
私は一切使用しない。

なお、これらはロードにおけ

るメリハリあるキビキビとし
通常走行における操作操縦
につい
ての言及である。
教習所で教えている超低速
走行時の操作は別次元の事
柄であるので、通常20km/h
以上出す公道での操作操縦、
走行そのものには全く合致
しない。

教習所での乗り方は「免許を
取得するための乗り方」であ
り、一般道路を走行する技法
とは全く連動しない。
本当にそこに存在する虚実を
見抜いて見極めないと、公道
走行での安全確保はおぼつか
ない。
二輪車の安全確保は、二輪車
独自の挙動を知悉する事から
開始される。

そして、これは公道でも超高
速サーキットでも同じだが、
二輪の操作で一番重要なのは
ブレーキングだ。
ABSなどに頼らず、ロック寸前
のフルブレーキができないと
公道での走行は危険だ。
これは一般的な巡行走行自体
におい
ても。
練習をするなら公道ではなく、
閉鎖された広い駐車場や埠頭
などで、ロック寸前のフルブ
レーキを練習したほうが良い。
教習所での急制動課題は、制
動そのものの技術を高める事
ではなく、決められた停止線
で停止する事を目的としてい
る。
これは公道での実践走行には
全く役に立たない。
急制動の本来の本当の目的は
出来る限り短距離で制動停止
する事にこそある。
だが、教習所ではその本質
目的を一切排除している現
実がある。

これは駄目だ。致命的に駄目。
公道走行での
実践においては
この発想とやり方は危険すぎ
る。安全確保
などとは無縁の
事をやるの
だから。

急制動は出来うる限りの最短
距離で停止させる。

また、円滑な快速走行時の
ブレーキングにおいては、
車を任意の速度まで確実に
落とす=減速させる。
この減速制動の操作こそが
二輪の走行で一番大切な操縦
事案である事を知ろう。
「スピードは控えめに」とは
言われるが、それは制動をさ
せないという事ではない。
必要な加速をきちんと行ない、
必要な減速制動をきちんとや
るという事こそが安全走行の
本質だ。

ダラ~リと乗ってはいけない。
加速する時には充分に加速し、
減速する時にはきっかりと減
速させる。前ブレーキを使って。
それが二輪の安全な乗り方だ。
ブレーキングが一番大切。
 
 
 

 

 

 


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