どこの世界にもいる、という
か海外でもこういうおっさん
いるんだなぁ(笑
日本ではビリヤードの世界や
武術の世界、バイクの世界に
教えたがり魔がかなり多い。
異様に多い。
私などは請われない限り絶対
に何かアドバイスしたり教え
たりはしない。リアル世界で
は。このウェブ日記でいろい
ろ能書き垂れてるのは、それ
はここが手記であり「内的
独白」の場だからだ。リアル
世界での対応とは別次元。
リアル世界では、請われたな
らば、あくまで私自身ができ
る範囲、理解している限りに
おいて、分かり易く咀嚼して
「伝える」事はするが、相手
が希望もしない事をしはしな
い。求めない者に与えるもの
も供与するものもない。それ
ほど私は自信家ではない。
俺の後ろには立つな、じゃな
いけどさ。
上掲動画のようなこういう教
えたがり魔は時々この動画の
ような事をやらかす。
教えた相手のほうが遥かに実
力あったりするのを見抜けな
いへっぽこであるから尚更だ。
私も何度もそうした経験があ
るが、ああそうですかと流す
ようにしている。
大抵は見当違いの思い込みで
技術論を語って「指導」しよ
うとしたりする。
そういうのは、銀行屋に対し
て「私は貯金が100万円もあ
る」とか、弁護士に対して法
律論垂れるとか、しょぼくて
頓珍漢な事を言うのに等しい。
面白いのが、刀屋に来て刀屋
に対して「私の家には刀があ
った」とかを自慢げに話すよ
うな「客(ただの来店者)」が
実はかなり多いという社会現
象がある。
銀行屋に金の事を言うのと同
じ類だ。
教えたがり魔たちもその種族
に似ている。
「おめえ、誰に物言ってん
だよ(笑」てなとこなのだが、
オトナは笑ってそうですか
と流していたりする。
つい先日もそのような事が
あった。
私に直ではないのだが、私
の連れのある道のオーソリ
ティーに対して、それと知
らずに延々とわかったよう
な事を蘊蓄垂れているのが
いた。
私は思わず噴き出しそうだ
ったが、延々と続けてる。
そしてそのオーソリティー
のほうは「ああ、そうなん
ですかぁ」と聞き入ったふ
りをしている。
延々と講釈垂れてる人間を
恥ずかしいなぁとは思った
が、私は黙って聴いていた。
ああ、噴飯物というのはこ
れだよな、と飲み物噴き出
すのを堪えながら。
その手は、意外と結構世の
中にいる。本格的なバーに
行って、バーテンダーに酒
の蘊蓄垂れるトンチキとか。
その現象、その傾向性とい
うのは一体なんざましょ?
Youtubeなんかでも多いよ
ね。キャンプ初心者なのに
キャンプ用品をレビューし
ますとか、まだ使ってない
けど良い物です、とか言っ
ちゃうような人たち。
バイク動画でもその手がか
なり多い。
解ったように物を語ってい
るが、見てると知見のレベ
ルが実はかなり浅く低くて、
しかも正鵠を射るのとは程
遠い頓珍漢な事をさも解っ
たように語っている人たち
が。解るどころか、分かる
でも、判るという入口にさ
えも来てないのがよく見え
て、滑稽だったりする。
わかってねぇなぁ、という
か、その浅い所見披露の精
神的発動発起の根拠は何な
のか、心理学的に興味はあ
るが、まあ、岡山弁でいう
ところの「やっちもねえ」
という類の域は出ないだろ
う。