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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ゼファーχ(カイ)

2023年11月15日 | open

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動画はとても分かりやすい解説
がされている。

χとはギリシャ語でカイと読む
第一文字目の文字で、救世主

も意味する。
zephyr(ゼファー)とは、ギリシア
神話の西風の神の英語名。
それゆえ英語では西風の意味も
持つ。

そよ風の事であり、wind では
なく breeze にあたる。
カワサキのゼファーの名称は

「心地よい西からのそよ風」
という意味がある。
そしてχは救世主だ。
ただし、ギリシャ語のχには
「危
険と死」という意味も含
まれて
いる。
まさに、モーターサイクルの
ためにあるかのような文字が
ギリシア
語のχ(カイ)であると
いえる。

筆頭文字で、救世主で、死と
危険。
そうした要素を西風に乗せて
運ぶ事を希望して発売された
のが、カワサキZEPHYR χなの
である。
なお、ゼファーという車両名称
は米国車に現存したため、命名
の際にはカワサキ重工は米国の
当該車両メーカーにロイヤリ
ティを支払ってまでもこの名称
にこだわって開発完成発売した
という経緯がある。
カワサキの意気込み。
発生していた重工から二輪部門
の廃止の流れを社内的に断ち切
って二輪メーカーとしてのカワ
サキが存続できたのは、1989年
発売のゼファー400の爆発的ヒッ
トによる。
ゼファーによりカワサキは消滅
の危機を脱する事ができた。
ゼファーこそは、カワサキを救
った救世主だった。
そして、1996年にそれまでの
2バルブから4バルブにしたχが
登場した。さらに1997年には
2008年の最終型にまで続く
ベースが確立されたタイプG2
が登場し、ゼファーχは不動の
機能と位置を確立した。
ゼファーシリーズが存在した
1989年~2008年の19年間は、
日本のオートバイメーカーが真
に良い物を作っていた時代だっ
た。

なお、ゼファーは海外でも圧倒的
な人気が出たが、大排気量モデル
のゼファーも作って欲しいとの
声が根強かった。
カワサキとしてはゼファーは400
で完結としていたので、大排気量
のゼファーを作るつもりはなかっ
たのだが、海外ディーラーや海外
カワ
サキファンからの希望に押し
負け
して550と750と1100を開発
誕生させた。

だが、本来はカワサキのZEPHYRは
400(399cc)が本質的に本筋だ。
ゼファー=400という定理がある。
これはカワサキファンならばおそ
らく誰でも知っている。
カワサキのゼファーに限っては、
何が何でも大排気量モデルが機種
のフラッグシップモデルではない
事を。



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