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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

昭和残像

2022年06月17日 | open

1966年の東京。
私が四大に入学した1970年代は
まだこの1960年代の風景と東京
の景色はさして変わらなかった。
大学の風景も変わらない。大学
には新左翼のタテカンが立ち並
び、ラジカルな学生はヘルメット
を被っていた。東大早慶はじめ、
都内の大学はどこもそうだった。

東京の街の景観が激変したのは
1980年代の後半、バブルによっ
てだ。
私が大学3年の時から80年代が
始まった。
1970年頃も「昭和元禄」などと
呼ばれていたが、実は本物の昭和
元禄の浮世時代は昭和最末期の
1986〜1989年だった。
空前絶後の好景気で、それは後に
バブル経済と呼ばれた。
600万円で売りに出された原宿の
ワンルームマンションが数ヶ月後
には6000万円で転売され、即日
売れていた。
そういう時代。

こちらは上の動画の1966年の2年
後の1968年の東京を描いた映画。
『初恋』。
三億円事件を描いた作品だ。
名作。
実行犯たちは何者かによってどん
どん消されて行った。










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