[映画]キリン バイク走行場面
高速道路での撮影シーンは
速度をかなり落としている。
だが、箱根スカイラインでは
乗り手はかなりのハイペース
で走っている。主役真木蔵人
の実走行吹き替えは宮崎敬一
郎氏だ。
私が80年代に早朝の水曜日の
箱根乙女道路にてFZ400Rの新
車テスト中の宮崎氏に遭遇し
た時も、この動画と全く同じ
走りだった。
人けの無い朝の峠で、退避エ
リアにマシンを2台停めて休憩
している革ツナギを着た私と
相方の某弁護士の二人にPRする
ように、急こう配の下りで氏は
ウイリーをして去って行った。
ほんの挨拶だろう。
なぜ宮崎氏と判ったかって?
乗り方だよ。
それとツナギとメット。
全日本で彼がコース走る時と
同じメットとツナギだった。
宮崎敬一郎氏は私の2学年上。
このバンディットのテストの走り
も宮崎氏だ。
これはこの動画を観て、宮崎氏が
顔出しする前にすぐ乗り方を観て
氏と判った。二輪乗りはそんなもん。
フォームとマシン操作の仕方で、即
誰か分かる。二輪乗りはそういうも
のだ。
この動画も、もし検挙されたら即
12点加点の90日免停の事案だが、
往時はこうした事がごく普通に
雑誌社の実走レポートで実行され
ていた。厳密に法的にはよくない
事ではあるが、これに目くじら立
てて怪しからんと騒ぎ立てる今の
時代に雨後の筍のように右ならえ
で大量に湧いている「大衆」のほ
うこそ、スタンプされた自分の首
の後ろの見えない国家バーコード
をよく確認したほうがいい。
静かに押し進められている国民統
合管理の洗脳社会に生きている事
が鋭敏に感知できるならば。
奴隷となった連中にはできないだ
ろうけど。
映画『キリン』(2012)の監督は
この人。このドライバー役を
演じている人。父君の演劇表現
者は私が超馴染だった新宿の
会員制バー「小茶」(実は飯が
とてもうまい「おばちゃん」の
店)の常連だった。
これは実は「キリン」よりも
ずっと出来が良い映画。
『首都高速トライアル』(1988)