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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

林道を行く

2023年09月12日 | open



1986年の角川映画の「カレカノ」
観た事がある人は、この場所
見てすぐに「あのシーン」と
お判りな
るかと思う。
ここは全国的に有数である関東
の有名なロングダートの林道。
接続林道と併せると、総延長が
34kmにもなるロングコースだ。
ダート好きな人たちは二輪も
四輪もこの群馬県の万沢林道
に走りに行く。
特に全長1km以上の万沢ストレー
トは壮観で、よく映画撮影など
のロケ地にもなっている。
乗馬トレッキングを楽しむ人た
ちも多いので、爆走厳禁道路だ。
ラリー競技のように走らず、

林道はぜひともペケペケとゆっ
くり走ってほしい。


林道とは広義における山間部
のいわゆる林道と法規上の林
道がある。
私がよく走る市内の路面舗装の
良いよく
整備された舗装道路の
ワインディ
ング観光道路も法規
上の「林道」
指定の道だ。
また、田園の中を行く舗装道路
でも林道指定の道もある。
ただ、一般的には森林の中を
切り拓いた林業用未舗装路を
林道と呼びならわしている。


山岳林道はダートファンの四輪
運転者や二輪運転者が好んで
よく走る。
だが、厳しい林道の単独行は
できれば極力避けたほうが良い。
それは、四輪も二輪も非常に
転落事故、脱輪スタック事故
が多いからだ。
特にオートバイ。
谷への転落事故がとんでもなく
多い。実に多い。
ガレ場山岳林道でのバイク倒し
の転倒などは常につきまとうが、
路肩が崩れて車ごと谷落ち、
滑って車ごと崖落ち、路面で
転倒で人だけ谷落ち等のアクシ
デントが二輪の場合非常に多い。
とてつもなく多い。

そうした時、仮に命が助かって
も、単独行で山間部の深山で
あったならば、谷落ちで存命
しても下界と連絡が取れず、
そのままオサラバになりかね
ない。携帯電波さえ届かない
場所も多いし。
転倒や谷落ちで脚などを骨折
したら、もうそれだけでサヨ
ウナラだろう。


林道走行は確かに楽しい。
ただ、林道のレベルにもよる。
オフロードオートバイの超上級
者たちは、林道だけでなく獣道
のような所や道なき場所さえも
登り下りして走破する。
林道走行の魅力は、大自然と
人間接点の形である山間部の
森の中の道を通る事による、
人の
力の及ばぬ場所との対峙、
一体
感が得られる事だろう。
それは、ある意味、登山の魅力
に似ている。アドベンチャー感
が非常に強い。
だが、険しい本格林道の単独行
は出来る限り避けたほうが賢明
だ。


ネットでリサーチしても、山岳
林道のオートバイの谷落ちは
とんでもなく多いですよ。
ご注意を。

こういうのどかな道もいわゆる
林道。林道にもいろいろある。

林道走行はとても楽しい。


渓流釣りでは、山岳渓流の川
の遡行だけで
なく、必ず林道
を徒歩で行く。

林道馴染みが渓流アングラーで
もあるのだが、二輪や四輪の
未舗装路走行ファンたちも林道
には親しんでいる。
林道にはそれだけの魅力がある。

それでも、険しい林道の単独
車両行には本当にご注意くだ
さい。

物理的にもう帰ってこれなく
なる事も十分あるから。
でも、危険に対する心構えと

きちんとした準備と装備があれ
ば、十二分に大自然
を満喫でき
ます。装備無しで雪の富士山の
山頂に登頂するような馬鹿な事
しなければ。
ザ・アウトドア。それが林道。


森の中で静寂に包まれると、
生きている自分と生きている
大自然がシンクロする。




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